
乱れから新しいものが生まれる
日本社会も日本経済もうまくいっていない。
それは良くないことらしい。
でも、こうなった原因は、発展途上国が目指すような目標を日本が達成してしまったからだ。
そして、我々は今さら舗装されていない道路やウォシュレットの無いトイレ(和式便所とか)には耐えられない。
あらかたのことは達成してしまったがゆえに前進することもできないし、後退する勇気もない。
だが、我々は自由を獲得したので、いろんなことを考えて、いろんな問題を見つけてしまう。
ゴール地点のその先で我々は途方に暮れている。
後は文句を言ったり、他人と比較しあったりすることぐらいしかやることがない。
日本がこれから経済成長して、あらゆるものがハイテク化しても、おそらく我々は少しも幸福にはならないことを多くの人は薄々わかっているのではないだろうか。
これ以上、社会が便利になったところで、コスパとタイパが良くなったところで、根源的な問いに接近する時間が増えるだけだ。
根源的な問いとは「生きたところで、何をすればいいの?」だ。
試しに好きなことだけを毎日やってみるといい。
1ヶ月で飽きる。
「目標」という幻想を持てれば、しばらくは没入できるかもしれない。
だが、科学やAIが進歩していけば、幻想はどんどん味気ないものになっていくだろう。
もう答えは出ている。
リセットだ。