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地方公務員の仕事は高卒でもできる。

    公務員のことをエリートだと思っている人がたまにいる。
    勘違いだ。
    まず、公務員といっても様々だ。
    財務省のキャリア官僚はエリートだが、市役所の職員はエリートとはほど遠いし、社会全体で見ると下の中ぐらいのレベルだ。

    公務員試験の専門試験などはやたらとマニアックで、対策のための勉強が必要だが、あれでビビっている人が多い。
    あれが良くないね。
    あれのせいで「公務員ってこういうことを理解できる頭良い人しかなれないのかぁ。」とか思ってしまうお馬鹿さんがいる。

    試験を受ける人たちのレベルが低いので、点数が低くても受かる。
    公務員試験の本体は面接だ。
    筆記試験は飾りだ。

    自治体職員(市役所や町役場の職員)の仕事の内容なんてまったく難しくない。
    時間をかければ高校生でもできる。

    細かいことを覚えないといけなかったり、手間がかかったりするだけだ。
    コンビニの店員のようなマルチタスク処理用の頭脳が求められるが、三角関数の知識なんてゼロで良い。

    たしかに頭が良い人は仕事が速い。
    でも、他の人が10時間かける作業を3時間で終わらせることができる、という程度だ。
    「おいおい、それは大きな差だろ!」と思ったそこのあなた!
    違うんですよ。

    頭が良い人はこだわってしまう。
    いい加減なことができない。
    「10,256人」と入力していた項目の数値が、別の資料を見ると「10,265人」と入力されていることに気づいてしまったとき、中途半端に頭が良い人は起案や決裁や内部調整から全部やり直して、なんかやかんやでそこに膨大な時間を使ってしまう。
    結果的に仕事が遅くなる。
    ちなみにクソどうでもいい部分で。

    【頭が良い=仕事が速い・効率が良い】
    こんな単純な話ではない。

    いま私は「中途半端に頭が良い人」と書いたが、飛び抜けて頭が良い人は、自治体職員なんかにはならない。
    だからこういう「ちょっと勉強ができるバカ」みたいな人がたくさんいる。

    自治体職員は、アダム・スミスや55年体制のことを知らなくても全く問題ない。
    知る必要があるなら事前に調べておけばいいだけだ。
    (アダム・スミスに関する理解が必要になる場面ってなんだよ。)

    最近は筆記試験廃止だとか、試験の易化だとかで、とんでもないバカな新人が大量に入ってくる。
    「プラザ合意って知ってる?」
    「知りません。」
    このレベルである。

    話題と言えば、野球やサッカーやYOASOBIや車だ。
    「フリードマンとケインズの考え方の違いは、ざっくりとは知ってる?」
    「フリードマンって誰ですか?あの、『セブン』って映画に出てた人ですか?ボク知ってますよー😁」

    それはモーガン・フリーマンだ、バカタレが。

    そういう意味で、自治体職員の仕事の内容は「難しく」ない。

    高卒で仕事ができる人はたくさんいる。
    そして、むしろ仕事ができない高学歴の人のほうが目立つ。
    頭が良い人はどうしても論理的に考えてしまう。
    だが、自治体職員の仕事の真髄は頭脳労働ではなく感情労働だ。

    たしかに知能は必要だ。でもそんなに高い知能は必要ない。「割合」とかを理解できれば十分だ。

    それより、相手に合わせて感情を変える力とか、媚びる力とか、自分の気持ちを押し殺しても平気な鈍感さとか、そういうもののほうがよほど役に立つ。

    自治体職員の仕事においては、受験勉強的な頭の良さは役に立たないどころか邪魔になる。
    馬鹿にならないとメンタルがもたない仕事だから。

     
     
    町役場の職員。退職予定。ひどい組織だった。無法地帯。サービス残業当たり前の世界。37歳で手取り27万円。男。神奈川県在住。英語勉強中。このアカウントは人生の実況中継。

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