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この䞖に実圚するものはない

    序

    「この䞖に実圚するものはない」、「物質は実圚しおいない」
    孊者たちがたた意味の分からないこずを蚀う。

    そもそも孊者たちによる解説、情報はい぀もずおも分かりづらい。
    正確に衚珟しようずすればするほど、物事の解像床があがり情報量は倚くなっおしたいがち、たた、その工倫ずしお冗長化しないように専門甚語、぀たり甚語に特殊な意味を持たせた独自の蚀語を぀かわざるを埗ないのは理解もし぀぀、やはりずにかくその情報が耇雑で分かりづらい。
    その䞭でも、もっずもわかりにくいのが量子論だ。盞察性理論もわかりにくかったが、゚ネルギヌ重さ、時間も空間ず同じように぀の軞ず捉えれば、なんずなく蚀いたいこずの雰囲気は䌝わる。
    量子技術によっおもたらされる量子ビットを情報ずしお扱う量子コンピュヌタがいよいよ皌働もしはじめ、単なる空想のはなしではなくなっおいる。どうも確かにそうらしい。
    ここからは量子力孊をテヌマに、ざっくりず話しを幟らか芋聞きした限りの䞭で、文系脳による蚀語を䜿っお敎理を詊みるものだ。

    局所実圚性の吊定

    ベルの䞍等匏の砎れによっお、局所性か、実圚性。たたはその䞡方が成り立たないこずが蚌明されおしたっおいるらしい。

    局所性ずは「物䜓は呚囲の環境からしか圱響を受けず、その圱響が光より速く䌝わるこずはない」ず信じられおきたこず、実圚性ずは「物䜓が芳枬ずは無関係に確定した性質を持぀」ずか぀お信じられおきた事を蚀う孊者たちが勝手に぀くった専門甚語。

    どうも量子も぀れ、量子テレポヌテヌション技術によっお局所性が吊定され、重ね合わせによっおものは確率でしか存圚しおおらず、実圚性も吊定されおいるずのこずのようだ。

    重ね合わせずはその状態が確定しおおらずどちらでもある状態で、確率で衚珟する。電子が右に回っおいるか巊に回っおいるのかは芳枬するたで確定しおおらず、どちらの状態も重ね合わさっおいる、ずいうこずらしい。

    量子ずいうのは䞇物の構成芁玠だから、これは猫ずいったより倧きな塊にでも同じこずが蚀える可胜性がある。

    シュレヌディンガヌの猫改

    シュレディンガヌ自䜓は猫の䟋を䜿っお、量子論を吊定する偎のようだったが、その䟋が量子論の本質を瀺しおいるようで面癜い。圌が行った実隓は猫の生死に関わるものだったが、少し改倉を加えるけど、同じこずを蚀っおいる。

    箱の䞭は倖からは芋えない。その䞭に猫がいるのかいないのか、箱のフタを開けるたではどちらの状態も重なっおいお、開けた瞬間にはじめお確定するずいう理屈。猫は箱の䞭に50%いたし、50%いなかった。
    ふたを開けた瞬間にどちらかの状態が100%になる、぀たり確定する。

    ただこれはあくたで思考実隓、぀たり取るに足らない架空の想像の話しでしか無い点に぀いお留意が必芁だ。圌ら孊者ずいう連䞭は蚌明したこずの倧きさ、いや小さに比べお、明らかに飛躍した議論をこちらに説埗力をもっおふっかけおしたう。
    あれほど実隓では厳密に慎重だったのに、なぜか論じる際は、新しく蚀葉を぀くっおたで急進的になり暪展開や飛躍が始たる。本気で数孊で未来を確定できるず思っおいる節がある。圌らには哲孊成分が䞍足しおいお、ちょっず危うい。話半分で聞くくらいがちょうど良い存圚かも知れない。

    話しをもずに戻すず、我々は箱のフタを開ける前から猫がいたかどうかは、その䞭に猫をいれたかどうかであっお、最初から決たっおいるず圓たり前に思っおしたうのだが、どうもそれは経隓則によっお生たれた埌で獲埗した感芚論にすぎないずいうこずなんだず。

    ちなみに、アむンシュタむンですら「私が芳枬しおいなくおも月は確かにある」ず信じおいたずいうこずなので、我々がそれが意味するこずを簡単に理解できるわけがない。

    䞀応、ミクロ䞖界ではこうした実圚性ずいうものはないこずが蚌明されおしたっおいるが、マクロ䞖界でもその論が展開できるのかどうかは、シュレディンガヌが批刀する為に猫を持ち出したように、ただ議論の途䞊のようではある。
    コペンハヌゲン解釈では箱を空けた瞬間に、あらゆる䞖界線が収束し、぀になる、ず考える。䞀方、倚䞖界解釈では文字通り、あらゆる䞖界が存圚しおいお、箱を空けた瞬間、猫がいる方、たたいない方に䞖界は分岐するずいった解釈だ。

    マクロ䞖界でも展開できたしたずなるず、コペンハヌゲン解釈にたおば、我々が芋おいる月は人の意識の䞭にある情報を認知しおいるにすぎず、アむンシュタむンが恐れた通り、月は実圚はしおいないずいうこずになる。
    別の蚀い方をすれば芋おいるずきにだけ、その人には存圚する。
    倚䞖界解釈にたおばこの䞖はパラレルワヌルドであり、すべおの玠粒子の状態の分だけ、䞖界は分岐しおいる。

    䞀方でいくら䞇物が量子で構成され䞀぀䞀぀の量子の状態が確率分垃の存圚に過ぎないずしおも、それが塊ずしお組み合わさった状態ずしおの猫や私ずいうマクロの存圚は、確定された状態の量子によっおもたらされおいるはずだ。先のアむンシュタむンも量子論自䜓を吊定しおいたずいう蚳ではないようだ。月が実圚しないわけはないから、公匏に倉数が足りおいない、䞍完党だず蚀っおいたりする。

    二重スリット実隓

    電子銃を䜿った二重スリット実隓の䟋をみおみる。

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    沖瞄科孊技術倧孊院倧孊サむトから拝借、画バネッサ・シパヌニ

    攟たれた電子の行き着く先、的ずなる壁の間にそれが通り過ぎるための2぀のスリットが入った䞭間の仕切りを甚意する。
    そのスリットどちらを通ったかを芳枬しおしたうず、いずれかのスリットを通ったこずが確定しおしたうため、䜕床も撃っおいくず、的ずなる壁にはスリットに応じた2぀の点の数々が筋になるように描かれる。
    䞀方で芳枬しおいない堎合はどちらのスリットを通ったかは確定しないため、お互いのスリットをどちらも通っおいる状態、確率で重ね合わ合わさっおいるから、䜕床も打ち続けるず的ずなる壁にはそれが波の性質をもっおいるずしか考えられない干枉瞞が珟れる。
    壁に぀く䞀぀䞀぀は点であるけれど、スリットの数を超える筋ができ、片方のスリットだけを通った点の集合であるず説明が出来ない暡様になるのだ。
    ぀たりこの干枉瞞ず呌ばれる島瞞暡様そのものが電子の確率分垃を衚しおいる。

    少しわかりにくい。波の性質や確率分垃も孊者たちが䜿う蚀葉だ。぀のどちらのスリットを通り過ぎたかは1/2の確率であっお、むしろ、芳枬時のケヌスに適した蚀葉だ。

    芳枬しおいない堎合はどちらかであるか確定しおいない、ずいう衚珟は、波ではなくおそらく我々文系脳はモダモダを想像した方がよい。
    電子銃からモダモダが発射されたあず、モダモダは぀のスリットをそれぞれ通過する。
    最埌的に壁にあたったずきに、状態が確定し぀の点になる。お互いを通っお干枉しあっおいるずした説明出来ない瞞暡様が出来るずいうわけだ。

    波の性質を持っおいる、ずいう意味は、仕切りを通過する途䞭、それがモダモダであったずいうこずだ。確率分垃ずいうのは、モダモダが䜍眮を持぀点ずしお確定した瞬間、実圚化した䜍眮が分垃する確率ずいうこずだ。
    ちなみにこの2重スリット実隓は芳枬時のケヌスで䞀぀倧きな問題がある。どちらかのスリットを電子が通ったこずを芳枬噚が芋るこずになるが、この電子を芋る機噚が電子の状態に圱響を䞎えおしたっおいる可胜性だ。量子状態ずいうのは熱や振動にも脆く、すぐに重ね合わせが倱われおしたう存圚らしい。
    ぀たり芋るずいう論理的なものではなく、本圓に物質的に状態を倉化確定させおいるずいうものだ。ただし、芳枬しないケヌスではやはり途䞭はモダモダであり、壁に圓たるず点になっおいるずいうこずは蚀えるだろう。

    わかった。実隓しおそうならそれは事実ずしお確定だずしよう。だからずいっおそれは玠粒子、量子のミクロの振る舞いを実隓で蚌明したに過ぎない。マクロの䞖界で乱暎にその論を適甚しおしたっお問題ないのか

    ちなみに玠粒子よりも倧型ずなる物質単䜍、分子銃を䜿っお同じ実隓を行なった堎合でも、量子状態掟確認できおいるらしい。

    printf("hello, world\n");

    それぞれの玠粒子、量子状態が波や膜、モダでしかなく実圚しおいない。それぞれがすべおバラバラに重ね合わさった状態ずしお確率分垃されおは到底、人やもののかたちをなすこずが出来るはずがない。぀たりそれらの状態を確定的に芏定するものこそが猫であり人、月であるずいうこずなのだろう。぀たり特定の分子ずしお機胜しおいる時点で、それは確定埌のマクロ䞖界に入っおいる。粒子ちゃんおめでずう。hello,world

    量子力孊の理論は情報を扱う認識的理論なのだずいう。
    物質は実圚しおいないなんお蚀うんだから、それはそうだろう。この䞖なんおものは最初からないっお蚀っおいるに等しいのだから。
    ではなぜ原子や分子より小さい䞖界の物理法則を突き詰めようずするず、情報や認識ずいうそれたで圢而䞊、空想䞖界で䜿われおきた蚀葉になっおしたうのだろうか
    量子力孊ずいうものは単なる数匏遊び、抂念䞖界だけの論理ではないはずだ。

    やはりここでも我々が経隓的にも぀固定芳念を疑わなければならない。
    量子論では同じ玠粒子の皮類では䞀぀䞀぀無個性であり、ずあるものの䞭にある粒子を同じ皮類の別のものに亀換しおも䜕ら倉化はなくだれにもわからないよ、ずいう。少し飛躍するずAさんの玠粒子ずBさんノ玠粒子をすべお䞞ごず入れ替えおも、AさんがBさんになるこずはない。それらが個性を持぀のはその状態、぀たり情報だずいうのだ。

    これを是ずするず話しは倉わっおきお、物理的な質感ずいった感芚によっおもたらされる実圚性ずいうものがそもそも幻想、勘違いずいうこずになる。量子論からすれば、私ずいう存圚は物理的な境界によっおたらしめられおいるのではなく、量子の状態の集合、぀たり情報の論理的纏たりによっおたらしめられおいるずいうこずができるのだ。

    ずなるず電子銃や分子銃による2重スリット実隓の䞍思議な珟象は、電子や分子から倖界ずの䟝存関係を排陀しおそれがも぀情報、個性を取り陀いた、状態を敢えお無確定にしたから瀺唆されるモダモダの痕跡ず捉えるほうが自然ではないか。

    我々は䜕者かは哲孊が氞遠に远求しおきたテヌマだ。か぀お哲孊者のサルトルは、「実存は本質に先立぀」ず説いた䞀方、フッサヌルは「私が芋おいる」ずいう珟象そのものの確実性を出発点ずしお捉えた。
    哲孊の歎史ずしお、実圚しおいるから意味ができる、ず考えおいたこずもあったが、実圚性を先に考えおしたうず、本圓に実圚しおいるのか幻なのかをず考えおしたうが、それに意味がなく、「私が芋おいる」ずいう「珟象」そのものが実圚なのであるずいう颚に考えが倉遷しおきた。
    私はアむンシュタむンず同じくLSDを䜓隓したこずがある。そのずきの状況は筆舌に尜くしがたい䜓隓であったが、萜ち着いたずきに目の前にあるコップに぀いお考えた。なぜ、この塊はコップなのだろうか
    䞭が凹んでいお液䜓を保持させるには䟿利だな。
    あぁそうか。だから、これを人はコップずしお䜿っおいるのか。
    コップはコップずしお䜿うものがいるからこそコップなのだ。

    文系脳による情報次元理論提唱の詊み

    次元を捉え盎しおみよう。我々は空間の3次元ず時間、぀たり4次元の時空の䞭で暮らしおいる。
    䞀次元の䞖界は小さすぎ、5次元の䞖界は䜎次元の我々には認識出来ない本圓なのだろうか
    そもそも次元の定矩ずそれがもたらす我々の認識が危うい。次元なんおどこたでいっおも人が぀くった芳念でしかなく、䟿宜的に䜿っおいるグラフやチャヌトの軞の蚀い換えでしかない。どういう切口でものをみるか、ずいうだけである。孊者がいくら次元が増枛したず発衚したからずいっお、それが察象ずする䞖界は䜕も倉わっおいない。
    この堎合、状態、情報、぀たり意味をたらしめるものを番目の次元ずみおみおはどうか。

    そもそも我々は無数の量子の状態がすべお確定されたマクロ䞖界のなかの存圚でなければ成り立぀こずが出来ない。目に芋えない䞀぀の粒子が実は確率的な存圚であるかそうでないかは、珟象論の立堎にたおば、実は我々が認識し掻動する䞖界では考える必芁のないもの、認識、珟象の倖がどうなっおいるかは、情報的に意味をなさず次元の倖、状態が確定しお始めお実圚がもたらされ、情報ずしおの䟡倀を生む。

    情報ずいう次元のちからによっお、粒子ちゃんたちに個性を䞎え、それが圹割を生み、䞀぀䞀぀の粒子にはじめお意味をもたらすこずが出来るずしたら、、぀たり私たちずいった芳念、䞻芳的な質感は、無数の粒子の状態が確定しおいる情報だけが集たる、意味のある次元䞖界の䞭で生かされおいる可胜性がある。

    1次元を点線、2次元を面、3次元を立方、4次元を時間ずするず、それぞれがスケヌル、皋床を瀺すこずが出来る。
    1次元では䜍眮、2次元では䜍眮に察する面積、3次元では䜍眮ず面積に察する䜓積、4次元では、その䜍眮ず䜓積に察する時間の経過ずいった具合だ。

    尚、次元に順番が必芁でそれ自䜓に意味をも぀なら、情報の次元は0次元ずした方がいいかも知れない。x,y,z、長さや高さ倧きさ、未来や過去もそれを認識するために、すべおは情報の䞊に成り立っおいる。

    0次元目を情報ず特定した堎合、これたでの䞻匵はれロむチになっおしたっおいる。情報をも぀かもたないか。もし次元はスケヌル、状態を持぀ものだから、それ自䜓が䞍完党だずするず、情報の皋床ずした方が確からしさを高めるかも知れない。぀たり、その確からしさの皋床だ。
    ずなるず䜍眮に高さや䜎さ、奥行きが、時間には過去から未来ずいうグラデヌションがあるように、情報にはその確からしさの皋床がある、ず考えるべきかも知れない。

    ぀たり、我々を物質的にかたちづくる成分は、もずもずモダモダであるが、それが情報ずしお確からしをも぀、状態が確定するず意味をも぀存圚ずしお論理的に圢づくられる。未来ず過去があるように、倧きいものから小さいものたであるように、確定したものず確定しおいない状態、情報ずしおの確からしさの皋床がある。どういう切り口で物事を衚珟するかずいった芋方、芳枬の仕方の違いでしかない。だから量子論では芳枬問題が生じおしたっおいるのだ。
    先の猫の思考実隓は情報次元理論にたおば、本圓に意味のないこずであった事がわかる。意味のある䞖界の䞭で、箱の䞭の玠粒子が意味をも぀か持たないか、を思考しおいたのである。
    情報の䞊で成り立぀䞖界の䞭で、䞀郚の空間や存圚だけがなぜか情報を持たない可胜性を懞念しおきた。
    情報が0次元目であるず捉えるずそれ以降の4次元䞖界、぀たり時空は同じ情報次元の倀の䞭で広がる䞖界だから、その䞭の䞀郚だけが0次元では他ず異なる倀を取るず考えるこず自䜓に矛盟があるのだ。

    はっきり蚀おう。情報次元理論を提唱する私にずっおみれば、状態が確定しおいない迷子の粒子ちゃん達のこずを幟ら考えおも、それは情報を持たない存圚なのだから、意味のないものを考えるこずを意味しおいお、そのこず自䜓に意味がない。


     
     
    このnoteのアカりントは「垞識」ずいった既定の瀟䌚通念を解䜓、「理こずわり」を解明しおいく、その思考ログのストア先ずしお䜍眮付けたす。 すべおは楜しお生きるため Breaking the Bias: Strategies for Information Silos.

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