
Marrow Deep——「骨の髄」まで侵食する「キズのうめき」
昨年の3月に発表されたバンドの創設メンバーでありギタリストのブレント・ハインズの脱退、その衝撃から約5ヶ月後にバイク事故によって51歳の若さで急逝するという、しかも現メンバーとの不仲説が囁かれていた最中の悲劇。ここで改めて、レジェンドConvergeに影響を与え返した歴史的名盤の『Crack the Skye』は、亡きブレント・ハインズありきの作品その最たるもので、今ではブレントなしの『Crack the Skye』は想像もできない。それほどまでに彼の存在というのは、バンドにとってあまりに大き過ぎるイコン——支柱的な存在であり、Mastodonの楽曲においても素っ頓狂で奇々怪々——アヴァンギャルドな中毒性をもたらしていた。しかしながら、Power Tripのライリー・ゲイルやX JAPANのhideを筆頭に、何故にHM/HR界隈ではアイコニックなロックスターほど早く逝ってしまうのか....。そして何よりも、あの4人だった頃のライブを一度も生で拝めなかったことは唯一の心残りだ。