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車中泊の醍醐味

    長かった一日の移動が終わり、ようやく道の駅へ滑り込む。
    ギアをパーキングに入れ、サイドブレーキを引き上げた瞬間、張り詰めていた空気がふっとほどける。

    小道具を入れたポーチを肩から掛け、トイレを我慢していたリクやルナを外に連れ出せば、安堵と充実感、そして解放感に包まれて、とても幸せな気分になる。

    今日の晩御飯は、コンビニのおにぎりと唐揚げ、そしてカップ麺で十分。
    狭いながらも機能美で確保された空間に、家族みんなでご飯を囲めればそれだけで最高の食卓となる。

    今日の絶景、アクシデントや笑い話しを振り返り、明日の行程を思い浮かべれば、とてもささやかなんだけど、こんな素敵な時間を過ごせることに感謝の気持ちが込み上げてくる。

    流石にみんな、心地よい疲労感を覚えている。
    トイレを済ませ、歯磨きと洗顔を終えてさっぱりすれば、急に眠気が襲ってくる。

    ママはルナと、パパはリクとペアで横になる。
    窓の外には、満天の星空と静かで大きな空間が広がっている。
    家の寝床では味わえないサバイバル感と少しの緊張感の中に、家族ならではのまどろみの時間が溶け始める。

    周囲も寝静まった深夜。
    こそっと寝床を抜け出し運転席に座る。
    そして、窓を空けて煙草を一服吹かす。
    時折出入りする大型トラックや人の動きをぼっ~と眺める。

    リクは眠たそうに顔だけを上げてこちらをチラ見し、ふっ~と深い息を吐いて元の姿勢に戻る。

    そう、この空間と時間。
    このひと時のために車中泊旅があるんだなと、妙に納得をする。


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    家族みんなで日本一周車中泊旅をするのが夢。40年間無事故でハンドルを握ってきた怖がりドライバーです。愛犬たちに力をもらいながら交通安全や日々の気づきを綴っています。

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