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9月24日@グレート・ギャツビー

     仕事柄、資料本をメインとして結構な冊数を毎月購入しているのだけれど。今月は誕生月なので、仕事本の他に自分へのプレゼントとしてハードカバー小説を2冊買った(ハードカバーの小説は、持って開くときの少々の重み、閉じるときのパタッという音が、なんとも心地いい。それまでもが値段に入っている気がする)。

     2冊のうちの1冊は「グレート・ギャツビー」の愛蔵版。外箱仕様。外箱に本体がおさめられている本というのは(わたしにとっては物凄く)宝物感があるのです。

     作家のスコット・フィッツジェラルドは9月24日生まれ。そう、今日が彼の130回目の誕生日。わたしが生まれた日でもある。同じ誕生日だと知ったときの喜びは忘れられない。

     誕生日が同じであることが無性に嬉しいだけでなく、わたしが敬愛する村上春樹氏が、フィッツジェラルドのグレート・ギャツビーのことを、読書家としての人生、作家としての人生の中で最も影響を受けた作品であると称して、氏が訳も手掛けているところ。グレート・ギャツビーの訳者あとがきにはこうある。

     もし「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本を三冊あげろ」と言われたら、考えるまでもなく答えは決まっている。この『グレート・ギャツビー』と、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』と、レイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』である。どれも僕の人生(読書家としての人生、作家としての人生)にとっては不可欠な小説だが、どうしても一冊だけにしろと言われたら、僕はやはり迷うことなく『グレート・ギャツビー』を選ぶ。もし、『グレート・ギャツビー』という作品に巡り会わなかったら、僕はたぶん今とは違う小説を書いていたのではあるまいかという気がするほどである(あるいは何も書いていなかったかもしれない。そのへんは純粋な仮説の領域の話だから、もちろん正確なところはわからないわけだが)。 

    愛蔵版 グレート・ギャツビー 村上春樹訳
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    グレート・ギャツビー 愛蔵版

     好きな作家の作品を好きな作家が訳していて、フィッツジェラルドファンが手に取っている他の人と同じ愛蔵版でも、わたしにとっては、価値と意味ある愛蔵版なのです。

     村上春樹を好きでいること、フィッツジェラルドと同じ日に生まれたこと。グレート・ギャツビーがこの世にあること。わたしは幸せです。

    山下純子

     
     
    著書「バグる潜在意識」 潜在意識理論をもとにした生き方と仕事術のアドバイスページ。 作家 潜在意識行動学マスター セミナー講師 コンサルタント 西洋美術解説 慶應義塾大学文学部哲学科 1986年以来TomCruiseをひたすら愛す! 村上主義者  鹿児島市在住