
どっちの言うことも、わかるんだけど。
「残業しないで、定時で帰るように。」
会社から、そんな話があります。
言っていることはわかります。
でも、現場では仕事が終わらないこともあります。
次から次へと仕事があって、気づけば定時を過ぎている。
そんな状況で、早く帰るようにと言われると、
「無理だけどな…」
と思ってしまいます。
もちろん、会社にも現場の状況は説明しています。
会社も、忙しいことは理解してくれています。
それでも、できるだけ早く帰ってほしい。
そういう方針です。
だから、現場の人たちには、
「途中の仕事が終わり次第、帰ってください。」
と伝えています。
すると、
「他にも仕事が残っているのに。」
と言われることがあります。
「また?」
そんな声が返ってくることもあります。
「そうだよな…」
私も、そう思うんです。
できれば、仕事を終わらせて帰りたい。
途中で残してしまうと、翌日の仕事に影響が出ます。
翌日には、また新しい仕事がある。
そこに前日の残りが加わるので、仕事が増し増しになってしまいます。
だから、現場の人たちが仕事を終わらせたいと思う気持ちもわかります。
でも、私には考えなければならない立場があります。
現場のことだけでなく、経営側のことも考えなければなりません。
残業を減らすことも大切です。
だからといって、仕事を残していいというわけでもありません。
会社からは、早く帰ってほしい。
現場からは、仕事を終わらせたい。
どちらからも要望があります。
そして、どちらの言うこともわかるんです。
こういうとき、どちらか一方の言うことだけを聞いていればいいわけではありません。
現場の人たちと同じ気持ちでも、そのまま自分の考えを通すことはできない。
かといって、会社の方針だけを伝えて終わりにもできません。
「どっちの言うことも、わかるんだけどな。」
そんなふうに思うことがあります。
職場では、似たようなことがあるのではないでしょうか。
上司から言われたことを、現場の人に伝える。
現場の人から聞いたことを、上司に説明する。
どちらの話も聞いているからこそ、簡単には決められない。
間に立つと、そんなこともあります。
私も、今の状況を仕方がないこととして終わらせたいわけではありません。
何とか変えたいと思っています。
でも、すぐに変えられることばかりではありません。
会社から話を聞いたときは、
「無理だけどな…」
現場から声が返ってきたときは、
「そうだよな…」
どちらも、私が実際に思っていることです。
30年以上、職場でいろいろな人と関わってきましたが、今でもこうして考えることがあります。
どちらの言うこともわかる。
だからこそ、難しいんですよね。
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これからも、職場の人間関係で経験したことや、日々考えていることを書いていきます。
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