
相馬野馬追弁当
昨日、私の母が何を思ったか、郡山駅で「駅弁」を買ってきました。
意外と地元で駅弁を食べる機会ってないんですよね。昨今、駅弁が値上がりしているので尚更なのかもしれません。
郡山駅で駅弁を手掛けているのは、「福豆屋」さん。恐らくここで一番有名なのが「海苔のりべん」ではないかと拝察いたします。

ただ、今回私が手にしたのは「相馬野馬追辨当」。

なぜ郡山で「相馬」のお弁当なんだ?という疑問は当然ありますが、まあ細かいことを言うのは野暮というものです。
とりあえず、蓋を開けてみることにします。

海沿いの街のお弁当らしく、海産物中心のお弁当ですね。折角ですので、掛け紙にあったメニューを書き出してみましょうか。
伊達鶏つくね~玉こんにゃく煮
かまぼこ
メヒカリの唐揚
相馬胡瓜漬
玉子焼
三献の儀~焼きイカ、栗、結び昆布~
カニカマ天
えびの磯辺揚げ
白飯 のり 焼鮭
歴史ファンならば、「お?」と惹かれるであろうというのは、やはり「三献の儀」でしょうか。
これは
打ち鮑→アワビの肉を細長く切り、叩いて引き延ばしてから干したもの。「敵に打ち勝つ」
勝栗→戦いに「勝ち」をあげる
昆布→よろこぶ
というもの。戦国時代、武将たちがこの3つを酒の肴にして戦勝祈願をしてから、出陣したことに由来しています。
ちなみに余談ですが、私も拙作「鬼と天狗」で、鳴海の常州への天狗党討伐の場面で、この3つを登場させました。
鳴海の出立の日は、八日と決められていた。既に前日、先陣らが本宮に向かって出発している。
彦十郎家では、古式に則り三献の儀の品々が用意された。打鮑、勝栗、昆布の三品を肴に、当主である鳴海が酒を三度ずつ飲み干す。
⋯⋯が、個人的に一番嬉しかったのは「メヒカリ」の唐揚げでしょうか(笑)。
これ、随分前に記事にした気もしますが(見つからず^^;)、唐揚げにするととろっとして美味しいんですよね、メヒカリ。
後は年齢を重ねて味覚も変わったのか、焼鮭なども美味しく頂きました。昔は塩鮭が苦手だったのですが。
→塩分が強いおかずが苦手でした。
玉子焼も程よい甘さですし、カニカマ天や海老の磯辺揚げといったメニューも、海の街「相馬」を彷彿とさせます。
余談ですが、相馬野馬追は私も過去に1度だけ、小学生の頃に亡父に連れられていったことがあります。
ですが、凄まじい渋滞に巻き込まれて観覧を断念。今となっては、「幻のお祭り」かもしれません。
そんなわけで、なぜか郡山駅で販売されている「福豆屋」さんの「相馬野馬追弁当」、おすすめです!