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心に残った言葉1|仮面ライダーW、ソール・ライター、大豆田とわ子と三人の元夫

    わたしは、これまでに出合った数々の言葉のうち、印象に残ったものをノートに書きためています。

    わたしにとって印象に残ったというのは、心をわしづかみにされたというよりは「ほら!こんな考え方があるんだから!起き上がって行くよ!」みたいに、無理やり起こされて見たこともない景色を見せてくれるみたいな、そんな肝っ玉の友だちみたいな感覚です。

    とは言っても、忙しいときは書けない日も多いので、まだあまり数は多くないのですが、これからも書きためて、それらの言葉を胸に、人生を少しでも楽に生きられたらと思っています。

    せっかくなので、ここでこれからも紹介させていただきます。これを読んでいただいた方の心が、少しでも軽くなりますように。

    今回は3つご紹介します。


    1. 仮面ライダーW

    Nobody's Perfect. (完璧な人間などいない)

    鳴海荘吉(仮面ライダーWより)

    1発目はまさかの仮面ライダー。

    仮面ライダーWは、大人になっても楽しめる作品で、わたしはドハマリしてしまいました。見ているうちにどんどん登場人物に思い入れが強くなっていくし、ラストは涙腺崩壊なんですよね…(語りだすときりがないので、作品についてはまたいつか詳しくご紹介します笑)

    冒頭の言葉は、「2人で1人の仮面ライダー」という斬新なコンセプトの中で、この作品のテーマをとてもよく表している言葉。

    人は人にどうしても期待をするし、自分だって期待する。それ自体は何も間違っていなくて、自分を引き上げてくれることでもある。

    でも、完璧な人なんていない。この当たり前だけれど、ちょっと忘れてしまいがちな考えは、わたしもふとした瞬間に忘れてしまうことがあるのです。

    みんながこの考えを持てれば、もうちょっと他の人に優しくできるのかもしれない。わたしも常に心に置いておきたい言葉です。

    ちなみに、鳴海荘吉演じる吉川晃司さんが、劇中歌としても使われている同名タイトルの曲も作られています。いい場面で流れるのでぜひ作品も見てみてください。


    2. ソール・ライター

    写真はしばしば重要な瞬間を切り取るものとして扱われたりするが、本当は終わることのない世界の小さな断片と思い出なのだ。

    ソール・ライター(出典:ソール・ライター著、安田英樹発行『ソール・ライターのすべて』96ページ(株式会社青幻舎・2017年発行))

    私が大好きな写真家の1人、アメリカ出身の写真家・ソール・ライター(1923-2013)。

    購入した書籍『ソール・ライターのすべて』に書かれていた言葉です。

    ソール・ライターは、「私が写真を撮るのは自宅の周辺だ。神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ」(同著・35ページ)と語っています。

    写真は、結婚式とかポスターとか、特別なシーンを切り取るものでもあれば、本当に小さな小さな、1秒後には忘れてしまうような日常の1秒も切り取れる。そんな撮り方、めちゃくちゃ理想だなと思っています。そして文章もまた然り。

    本作に掲載されている写真を見ると、本当に何気なさすぎる街の人々の生活の一部が撮影されています。全身をはっきり写すというよりは、背中だったり、ガラス窓に写った姿など、なんというか、ただ人々がそこで生きている、という光景を写しています。本当にそれらがすごく美しくて…!

    わたしの大好きな北斎や広重のような浮世絵みたいだなーと思っていたら、本当に浮世絵愛好家でもあるようです。

    書籍は表紙からもう素敵です。ソール・ライターの作品もたくさん掲載されているので、ソール・ライターを全然知らないという方にもおすすめです。


    3. 大豆田とわ子と三人の元夫

    百円拾って使うのは犯罪だけど、百回離婚したって犯罪じゃないからね。

    かごめ(大豆田とわ子と三人の元夫より)

    2021年にカンテレで放送された、脚本坂元裕二さんのドラマより。

    3回離婚した主人公のとわ子と、その3人の元夫たちが繰り広げるコメディーです。3人の元夫同士の交流も出てきます。

    「え、元夫同士も会うなんて絶対気まずいじゃん…」とすぐに思いますが、そこは坂元さんの、そして俳優さんたちの素晴らしい演技によって、見事にコメディーになっていきます。「実際はこんな風に絶対ならないだろ!」とツッコミを入れたくなりますが、それがコメディーなんですよね。こんな世界であったらなんて思ってしまいます。

    冒頭の台詞は、とわ子の友人のかごめが、とわ子に対して言った言葉です。

    自分で選んだこと、何も法を犯したわけでもないこと。

    それなのに、なぜか、実態のない世間の目というものが、夏の湿気のようにまとわりついてきて、心の隙間に勝手に入り込んでくる。わたしたちは、そういう世界に生きてしまっている。

    そんな世界に生きているわたしにも、かごめが言ってくれるこの台詞が、心もぱかっと開いてくれた感じがします。

    かごめは、「離婚っていうのは、自分に嘘をつかなかった証拠」とも言っています。こんな友達がいたら、なんかもう全部話して、全部これは大したことないんだな!って思わせてくれそうです。


    これからも、打ちのめされる言葉に出合うのが楽しみです。

     
     
    手触りのあるアナログなものが好き。札幌で生活を大切にするライターです。身の回りのものへの愛! フィルムカメラ|手書きノート|銭湯|ZINE2冊発行|シェア型書店「ぷらっとBOOK」77れもん堂書店|元公務員 🍋ホームページ▷https://lemon71.com

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