
10pipsを確実に取るために
トレードをしていると、いつも心のどこかに「もっと取れたのに」という声が響く。
たとえば20pips伸びた相場を、10pipsで手仕舞ったとき。
チャートの先を眺めながら、胸の奥で小さな悔しさが芽生える。
でも、そこで立ち止まって考える。
あの10pipsは、たしかに自分の手で掴んだものだった。
感情ではなく、決めていたルールに従って、淡々と取れた利益。
その一瞬に、再現性という静かな強さが宿っている。
欲望に突き動かされて握り続けるのは、たしかにスリルがある。
けれど、そのスリルが裏目に出れば、たった一度で大きなマイナスになる。
「もっと」の裏側には、必ず「失うかもしれない」が潜んでいるのだ。
だから私は、10pipsを確実に取ることに価値を置く。
勝ちを守り、積み重ねることを大事にしたい。
それは派手さのない道だけれど、続けていける自分でいたいから。
私にとっては、その確実さのほうがずっと大きな意味を持つ。
欲を追うより、守れる勝ちを積む。
そうして積み上がった10pipsの記録が、
きっと未来のどこかで、揺るがない自信に変わっていくのだと思う。