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毎日残高を見ているのに、資金が詰まるのはなぜですか

    私がこれまでの経営経験をもとにまとめた書籍です。
    「最強の社風と成長の原理 小さな会社だからこそ理念は力になる Real Style ISM」

    経営の現場で扱っている問いと近いテーマを、自社の状況に重ねて整理したい方向けに、初回30分の枠を用意しています。

    note記事の執筆や発信の流れを整えたい方は、こちらもご参考に。

    毎朝、ネットバンキングを開いて残高を確かめています。

    資金繰りが苦しくなってきた社長ほど、この確認を欠かしません。

    それでも、月末が近づいたある日に「今月の支払いが足りない」と気づきます。毎日見ていたのに、足りなくなる日が近づいていることには気づけていませんでした。

    コンサルの現場で、資金が詰まりかけた会社を支援するときに、よく出会う場面です。

    残高は「今日」の数字です

    結論から書きます。

    資金が詰まりそうなときに毎日確認するのは、次の4つです。

    ・今日の残高です
    ・入金予定です(いつ、いくら入るか)
    ・支払予定です(いつ、いくら出るか)
    ・借入の返済です(いつ、いくら口座から落ちるか)

    この4つを毎日1行ずつ書き足して、「残高が最初に足りなくなる日」を出します。毎日見るのは、この日付です。

    残高は、今日の時点でいくらあるかしか教えてくれません。来週の入金も、月末の支払いも、口座にはまだ反映されていないからです。

    つまり、残高だけを見ていると、足りなくなる日が近づいていても数字は動きません。数字が動くのは、実際に足りなくなった当日です。

    1行ずつ書くと、足りなくなる日が前もって分かります

    書き方はシンプルです。

    日付ごとに1行ずつ書きます。左から「残高」「入金予定」「支払予定」「返済」の順に並べます。紙でもExcelでも構いません。

    今日の残高に、その日の入金を足し、支払と返済を引きます。これを1日ずつ下の行へ続けていくと、どこかの行で残高がマイナスになります。その行の日付が、今のままだと資金が詰まる日です。

    この日付が3週間先に出ていれば、打てる手はまだあります。請求書を早めに出す、支払日の相談を先に入れる、取引のある金融機関へ早めに相談する、などです。

    一方で、当日に気づいた場合は、打てる手がほとんど残っていません。毎日確認するのは、この3週間を前もって手元に置くためです。

    役に立つのは、入金と支払の日がずれている会社です

    この確認が特に役に立つのは、次のような会社です。

    ・売上が掛け(後払い)で、入金が1〜2か月後になる会社です
    ・仕入れや外注費の支払いが、月末など特定の日に集中する会社です
    ・お金の出入りを、社長が1人で見ている会社です

    どれも「売れているのに、お金が足りない」が起きやすい形です。入金と支払の時期がずれているぶん、今日の残高と3週間後の残高が大きく違ってきます。

    すでに今週足りない場合は、順番が変わります

    ただし、今週の支払いがすでに足りないと分かっている場合は、表を整えるより先に今日動くことがあります。

    支払先への連絡、取引のある金融機関への相談、顧問税理士への相談です。どこから何を相談するかは会社の状況で変わるので、専門家と一緒に決めます。

    また、売上の大半がその日の現金で入り、支払いも少額で分散している会社は、週1回の確認で足りることもあります。毎日の確認は、お金の出入りの日がずれている会社ほど意味があります。

    確認する項目を増やしたら、続きませんでした

    以前、資金繰りが厳しくなった会社を支援したときの話です。

    最初は、毎日確認することをこちらがたくさん並べました。売掛金の一覧、在庫の状況、取引先ごとの支払条件などです。どれも必要な情報でした。

    ただ、その会社は社長がほぼ1人で回していました。毎日の確認が負担になり、数日で続かなくなりました。

    そこで、毎日見るのは4項目だけに絞り、それ以外は週1回にまとめ直しました。

    毎日続ける確認は、項目を増やすほど止まりやすくなります。こちらが良かれと思って足した項目が、確認そのものを止めていました。今は、毎日の確認は4項目までと決めています。

    入金予定は、実際に口座に入る日で書きます

    見落としやすい点が3つあります。

    1つ目は、入金予定の日付です。入金予定は、実際に口座に入る日で書きます。期日を過ぎてから入ることが多い取引先は、過去に入った日を見て、遅めの日付にしておきます。入金を早めに見積もると、足りなくなる日が実際より後ろに出てしまうからです。

    2つ目は、支払予定の抜けです。仕入れや外注費は覚えていても、税金、社会保険料、カードの引き落とし、年に1回の支払いは抜けやすいです。年払いの保険料や更新料は、忘れた頃にまとめて出ていきます。

    3つ目は、返済です。口座から自動で落ちるので、普段はあまり意識しません。支払予定とは別の列にして、今後の返済日と金額を先に全部書いておきます。

    毎朝の1行は、面倒です

    毎朝、通帳と請求書を見比べて1行書くのは、面倒な作業です。3日もすると「今日はいいか」となります。

    ただ、残高だけを見る確認は、気持ちを落ち着かせてはくれても、足りなくなる日は教えてくれません。1行を書き足す数分で、3週間先の資金の動きが見えるようになります。

    まずは明日の朝、4つの列を作って1行目を書くところから始めてみてください。入金予定と支払予定は、今分かっている分だけで構いません。

    11月1日から「社長の道具箱 100日」を始めます

    お知らせです。

    11月1日から「社長の道具箱 100日」を始めます。社長の困りごとを1つずつ解く無料の道具を、noteの記事と一緒に毎日1本、100日間出していきます。

    道具はブラウザで開くだけで使えます。入れた数字は、使う人のブラウザの中にだけ残ります。

    今日の4項目も、日付ごとに1行ずつ入れると、残高が足りなくなる日が出る道具にして出します。登録の方法は、11月に入ってからこのnoteで案内します。

    まとめ

    ・残高は今日の数字なので、足りなくなる日が近づいていても動きません
    ・毎日確認するのは、残高・入金予定・支払予定・返済の4つです
    ・4つを日付ごとに1行で書き、残高が最初に足りなくなる日を出します
    ・その日付が3週間先に見えていれば、打てる手が残っています
    ・入金と支払の日がずれている会社ほど、この確認が役に立ちます
    ・今週すでに足りない場合は、表を整えるより先に関係先へ相談します
    ・入金予定は実際に入る日で書き、税金・社会保険料・年払い・返済の抜けを防ぎます
    ・毎日の確認は4項目までにします。増やすと続かなくなります


    このあたりのテーマは、コンサルの現場で扱っている内容そのものです。

    経営者の時間設計や思考習慣を見直したい方向けに、初回30分の枠を用意しています。


    ▼自作アプリ
    ・ヌッとアラーム:画面の下から「ヌッ」と出てくる、見逃さないWindows用アラーム(無料)です。毎朝の1行を書く時刻に合わせておくと、確認を忘れにくくなります。


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    ビーレジェンドプロテイン創業者/起業20年現役社長/累計売上524億円/社長不在でも売上利益が爆上がりの経営自動化コンサルタント/AIとシステム、仕組みで事業効率/ウガンダに友人達と学校建設/著書はハリーポッターを抜きAmazon総合ランキング1位/コンサル3カ月50万〜DMにて

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