シャッター街ですれ違ったのは
自転車に乗ったあの頃の私
きっと学校からの帰り道
あのお店でお菓子を買って
食べながら自転車を飛ばす
吹き抜ける潮風の匂い
家ではみんなそれぞれに
温かな夕飯を楽しみに
自由気儘に過ごしている
決して裕福ではなかったけれど
決して不幸ではなかった日々
決して大きくはなかったけれど
決して小さくはなかった希望
あれから街は大きく変わり
いつの間にかみんな
いなくなってしまったけれど
今でも沢山の面影が
豊かな思い出が
この街には薫っている
もうあの日々には帰れないけれど
私の心は今でも
この街で息をしている