メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo by3sp5p

【Netflix】「グッド・ナース」 グッド・サスペンス!

    <あらすじ>

     エイミーは、貧しい家計で2人の娘を育てるシングルマザーの看護師。病院の集中治療室に勤めている。自身は心臓病を抱えているが、勤務期間が短く、医療保険がきかないので、それを隠して、激務に耐えている。

     ある日、男の看護師、チャーリーが新たに同僚として加わる。チャーリーは、エイミーの心臓病に気づき、保険が効くようになるまで、かばってあげると言う。エイミーは、優しく頼りになる彼に、すぐに依存するようになる。

     同じ頃、警察は、その病院で不審な病人の死が発生していることを知る。それには、病院を転々としている、ある男の看護師が関係しているらしい・・・


    <評価>

     見応えのある、いい映画。おススメです。

     アメリカの実在の連続殺人犯で、2003年に逮捕されたチャールズ・カレンの事件を題材にしている。ドイツでも同様の連続殺人、「死の天使」事件が起きたのを知っている人は多いだろう。それは何度もドラマになっているし、この映画のストーリーもなんとなく読める。

     しかし、話に引き込まれるのは、なんといっても主人公エイミーを演じるジェシカ・チャステインの演技が素晴らしいからだ。心臓病(心筋症)に苦しみながら、生活のために苦闘する彼女に、すぐに感情移入してしまう。事件に巻き込まれていく彼女の「心臓」は大丈夫か、それ自体がサスペンスになっている。

    (あとで考えると、心臓病を隠して病院に勤務することは、患者も危険にさらす行為なのだが、そういうことは考えさせないくらいチャステインの演技が素晴らしいw)

     殺人犯の不気味さもよく描かれているが、この事件で本当に恐ろしいのは、責任回避のために事件を隠蔽する病院の体質だ。「内部調査」というのがいかにいい加減か、私は日本の会社でそれをよく知っているが、アメリカも同様だとわかる。実際の事件に取材しているので、それがリアルに描かれている(そして、その問題性を告発している)のが、この映画の長所の1つと言える。

     事件を追及する警官を演じるンナムディ・アサマア(Nnamdi Asomugha 難しい発音! ナイジェリアの少数民族出身)は、元フットボールプレーヤーだが、とても印象的だ。主人公のエイミーと、彼の正義感が一貫しているので、この映画は最終的に、心地いい後味を残す。

     
     
    会社を定年退職し、神奈川県は柿生の里に隠棲する。新聞社、出版社に勤め、記者や編集者をやっていた。独身、孤独を愛する。老人であることを自覚し、記憶力もあやしくなりつつあるので、ここに書き残したいことを書き残しておく。世間から引退したので、社交は望みません。

    あなたへのおすすめ