
わっきゃい氏の「Wemof」をMT5で再現してみた
はじめに
お笑い芸人でFXトレーダーのわっきゃい氏が考案した逆張り手法「Wemof(ウェモフ)」を、MT5用のインジケーターとして再現してみました。あわせて、ドル円の過去データで実力も検証しています。
本人が動画や記事で話している内容をもとに、個人で作った非公式のものです。わっきゃい氏とは関係がなく、公式のWemofとも計算式は異なります。
Wemofとは
Wemof(Wakkyai's Entry Model of FX)は、ドル円の5分足を中心にした逆張りのエントリー手法です。公開されている情報をまとめると、ポイントは次の3つです。
±3σは入り口にすぎない:ボリンジャーバンド±3σへのタッチで「準備」に入る。ただし「±3σで逆張りするだけの手法ではない」と本人が強調している
気持ち悪い偏りを狙う:買い手と売り手が戦わず、一方的に速く動いたときだけを対象にする。その度合いを「純度」と呼んでいる(計算式は非公開)
説明のつく動きは見送る:節目の突破、高値・安値の更新、指標や要人発言、スプレッド拡大など、理由がある動きには入らない
作ったインジケーター
上の3つの考え方を、次の順に判定しています。
±3σ基準の%Bが0.97以上(または0.03以下)に届いたら準備
%Bの変化が速いか(偏りの速度)
動き出しからの値動きを1分足で分析し、一方的か(純度)
説明のつく動きかどうかを確認して、サインを出す
チャート上の印は次のとおりです。
青の↑/赤の↓:買い/売りのサイン
琥珀色の矢印:純度が高すぎるサイン。ロットは控えめに
矢印+黄色の×:注意。節目や高安値の更新など、説明のつく動きの可能性
水色の×だけ:見送り。急変直後やスプレッド拡大などで、サインを出していない
紫の●:機械的にトレール決済した場合の参考決済位置
画面のパネルには、%B・偏りの速度・純度をレベルメーターで表示します。
オプション:連続陽線・陰線の表示
陽線・陰線が続いた本数を知らせる機能も付けています。パラメーターで表示・非表示を切り替えられます。
設定した本数(初期値8本)に達すると、本数の吹き出しを表示(陽線は緑、陰線は赤)
連続した区間を半透明の枠で囲む
パネルにも、今の連続本数を表示
なお、検証では連続本数をサインの判定に加えても成績は改善しなかったため、この機能は相場の偏りを目で確かめるための表示として使っています。

検証結果
ドル円の1分足データ(2019〜2026年)で、サインごとに上の参考決済をシミュレーションしました。2019〜23年で調整し、2024年以降で確認しています。
2024〜26年(標準設定)の結果は次のとおりです。
サインの数:1日あたり約3.5回
勝率:約66%
1回あたりの損益(スプレッド前):+0.2pips前後
1回あたりの損益(スプレッド後):−0.5pips前後
勝率は高いものの、1回の利益が小さく、スプレッドを払うとマイナスになりました。また、一方的で速い動きほど成績が悪いという、手法の考え方とは逆の傾向も出ています。
まとめ
サインを機械的に売買するだけでは、利益は出ませんでした。
わっきゃい氏の成績は、ニュースの監視や入るタイミング、スプレッドの狭い業者など、ロジックにできない裁量部分に支えられていると考えられます。
このインジケーターは、「今は気持ち悪い偏りか」「説明のつく動きではないか」を確認するための裁量の補助として使うのが合っています。
注意:本記事は投資助言ではありません。検証結果は過去データによるもので、将来の成績を保証しません。純度の本来の計算式は非公開のため、結果はあくまで本記事の再現版についてのものです。