
【詩】待つ時間
待つ時間には、
思っているよりたくさんの感情が詰まっている。
旅行に出かける前、
まだ出発もしていないのに、なんだかワクワクする時間。
子どもの頃、
迎えに来てくれる両親を待ちながら、
何度もドアのほうを見ていた時間。
ラーメンを作りながら、
今かな、もう少し待とうかなと悩む、
とても大事な時間。
そして……
好きな人がいつ来るのか、
きょろきょろと辺りを見ながら待つ時間。
でも、その少し離れたところでは……
その姿を見ながら笑って、
「いつ出ていったら、一番びっくりするかな」
なんて、
登場する最高のタイミングを待っている人もいる。
待つ時間は、
長く感じることもあるけれど、
何かを待てるということ自体、
案外、楽しいことなのかもしれない。