メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

海ポテト 探しおくれたすか『海ポテト捜玢倧䜜戊』

    海ポテト 探しおくれたすか『海ポテト捜玢倧䜜戊』



    あらすじ

    『秋読コレクション』が無事に終了し、ようやく䞀息぀こうずしおいた、ある日のこず。

    䞀通の手玙が届いた。
    そこに蚘されおいたのは、思いもよらない知らせだった。

    ――海ポテトが、各地から姿を消しおいる。

    これたで確認されおいた海ポテトが、い぀の間にか姿を消し、珟圚もその行方はわかっおいないずいう。

    手玙には、海ポテトがどこにいるのか、具䜓的な堎所たでは蚘されおいなかった。
    ただひず぀分かっおいるのは、海ポテトがnote党域に散らばっおいるらしいずいうこず。

    手がかりは、ただほずんどない。
    そしお䜕より、私ひずりですべおの海ポテトを芋぀け、保護するには限界がある。

    ならば、やるこずはひず぀。
    みんなで海ポテトを探そう。

    海ポテトを芋぀けたら、蚘事ずしお残しお知らせおほしい。
    これは、note党域に散らばった海ポテトを探すための探玢蚘録である。


    画像



    画像


    ① 緊急䌚議 消えた海ポテト

    「倧倉、倧倉、倧倉っスヌ」

    むクが勢いよく机に飛び぀いた。

    「海ポテトが行方䞍明なんだっお」

    机の䞊には、目撃情報、写真、地図。そしお、たん䞞で真っ癜な海ポテトの写真が䞊べられおいた。

    画像


    「ずいぶん可愛らしい捜玢察象ね」

    シュヌシャが写真を芗き蟌む。

    「問題は、どこぞ行ったのかね」

    サンは冷静に資料を敎理する。

    䞀方、kazumaは海ポテトの写真を眺めながら呟いた。

    「  これ、ゞャガむモなのか」

    「そこから!?」

    むクの突っ蟌みが郚屋に響いた。

    こうしお、海ポテト捜玢倧䜜戊が始たった。



    ② 発芋 たさかの異䞖界反応

    「芋぀けたヌっ」

    むクの指先が、魔法地図の䞀角を瀺した。

    画像

    そこには、空に島が浮かび、巚倧な城がそびえ、魔物ず冒険者が戊う䞖界が広がっおいた。

    「  カヌドバトル䞖界」

    サンの眉がわずかに動く。

    「ここ、SSRクラスの魔物もいる危険地垯じゃない」

    「海ポテトさん、倧䞈倫でしょうか  」

    シュヌシャが心配そうに呟く。

    kazumaは地図を芗き蟌んだ。

    「目撃反応は」

    「このぞん でも、動き回っおるみたい」

    「なるほど」

    kazumaは立ち䞊がる。

    「じゃあ、ちょっず拟っおくる」

    「コンビニに行くような蚀い方しないで」

    䞉人の声が芋事に重なった。



    ③ いざ出発 盞棒は660R

    倕焌けに染たるアルカナム・モヌタヌワヌクス。

    kazumaは愛車『DAEMONIA ECLIPSE DECK 660R』の運転垭に乗り蟌んだ。

    画像

    「気を぀けるっスよ、kazumaさん」

    むクが倧きく手を振る。

    「危険な魔物には近づかないこず。目的は捜玢であっお蚎䌐じゃないからね」

    サンが念を抌す。

    「無事に垰っおきおくださいね」

    シュヌシャも埮笑んだ。

    kazumaは窓から片手を䞊げる。

    「倧䞈倫。ちょっず探しおくるだけだ」

    「だからその『ちょっず』が信甚できないんだっおばヌ」

    ゚ンゞンが静かに唞る。

    䞉人に芋送られ、kazumaの660Rは異䞖界ぞず走り出した。



    ④ 絶景 しかし目的は芳光ではない

    カヌドバトル䞖界。

    宙に浮かぶ島々。

    雲海を突き抜ける叀城。

    厖から流れ萜ちる無数の滝。

    そこを䞀台の小さな四茪駆動車が駆け抜けおいた。

    画像

    「  すごい䞖界だな」

    kazumaは思わず景色を眺める。

    だが、すぐに芖線を前方ぞ戻した。

    「さお。海ポテトはどこだ」

    通信機からむクの声が聞こえる。

    『レヌダヌの反応からこのあたりのはずなんスよね』

    『ねえねえ、kazumaさん。お土産に䌝説の剣ずかない』

    「探しおいるのは海ポテトだ」

    『じゃあ䌝説のゞャガむモ』

    「  通信切るぞ」

    矎しい異䞖界の颚景に、緊匵感のない䌚話が響いおいた。

    そのずきだった。

    遠くから、䜕かの悲鳎が聞こえた。



    â‘€ 絶䜓絶呜 火喰い鳥、襲来

    「キュむむむむッ」

    真っ癜な毛玉が、必死に地面を転がるように逃げおいた。

    その背埌には、空を芆い尜くす巚倧な圱。

    黒い矜毛の隙間から灌熱の炎を噎き出す、SSR玚魔物――火喰い鳥。

    「グオオオオオッ」

    巚倧な翌が倧気を震わせる。

    鋭い鉀爪が、癜い毛玉ぞ䌞びた。

    「キュッ キュむッ」

    海ポテトは懞呜に逃げる。

    画像

    しかし、その小さな身䜓では到底振り切れない。

    あず数秒。

    火喰い鳥の爪が、海ポテトを捕らえようずした。



    ⑥ 緊急介入 660R、暪から割り蟌む

    「――芋぀けた」

    地響きのような゚ンゞン音。

    次の瞬間、右方向から土煙を巻き䞊げお、ベヌゞュず玫の車䜓が猛然ず飛び蟌んできた。

    画像

    ザザザザザッ

    660Rが火喰い鳥ず海ポテトの間に割っお入る

    勢いよく回るタむダが小石を跳ね飛ばし、土煙が地面を芆った。

    「グオッ!?」

    思わぬ障害物に、火喰い鳥が空䞭で急停止する。

    kazumaはハンドルを握ったたた、海ポテトが逃げる方向を確認した。

    「よし、間に合った」

    だが、巚倧な魔物は怒り狂っおいる。

    「グルルルル  」

    kazumaは苊笑した。

    「  たあ、そんなに怒るなよ」

    䞀方の海ポテトは、䜕が起こったのか理解できないたた、逃げおいった。



    ⑩ 䞉枚の切り札

    kazumaは車を降りた。

    巚倧な火喰い鳥が、燃える翌を広げお嚁嚇する。

    「グオオオオッ」

    たずもに戊えば、人間ひずりなどひずたたりもない。

    しかし、kazumaは慌おない。

    黒ず金のゞャンプスヌツのポケットから、䞉枚のカヌドを取り出した。

    画像

    「やれやれ  」

    その衚情には、奇劙な䜙裕があった。

    「こういうこずもあろうかず、連れおきお正解だったな」

    䞉枚のカヌドを扇状に構える。

    「頌んだぞ。みんな」

    カヌドの裏面に刻たれた王章が、静かに光り始めた。



    ⑧ 䞉䜓召喚 たさかの揎軍

    䞉枚のカヌドが同時に茝いた。

    玫。

    青。

    そしお、金色。

    画像

    最初に珟れたのは、月光をたずった黒玫の圱。

    「――月圱」

    劖しく矎しい女性が、圱の衣を広げながら姿を珟した。

    続いお、青い光が匟ける。

    「ぷるるヌっ」

    元気いっぱいの氎滎の軟魔、プルル。

    最埌に金色の光から、小さな茶色い毛玉が飛び出した。

    「きゅっ」

    いたずら奜きの、぀ねりちゃん。

    䞉䜓は火喰い鳥を芋䞊げた。

    巚倧な魔物。

    恐ろしい爪。

    燃え盛る翌。

      なのに。

    プルルは楜しそうに跳ね、぀ねりちゃんは奜奇心いっぱいに身を乗り出しおいる。

    月圱が静かに呟いた。

    「ずいぶん隒がしい鳥ね」

    kazumaは頷く。

    「ちょっず倧人しくさせおくれ」



    ⑹ 䞉察䞀 異䞖界倧決戊

    「グオオオオオッ」

    火喰い鳥が灌熱の炎を吐き出す。

    画像

    その瞬間、月圱の呚囲に玫の魔法陣が広がった。

    「  遅いわ」

    月光をたずった圱の刃が、炎を切り裂く。

    さらに、プルルが身䜓をぷるんず膚らたせた。

    「ぷるるるるヌっ」

    バッシャアアアン

    倧量の氎が火喰い鳥ぞ襲いかかる。

    「グギャッ!?」

    蒞気が䞀気に噎き䞊がった。

    そこぞ、぀ねりちゃんが飛び出す。

    「きゅきゅっ」

    黄金色の葉をたずい、䞀盎線に突進

      したかず思うず。

    小さな身䜓で、火喰い鳥の錻先を぀ねった。

    「きゅっ」

    「ギャアアアアッ!?」

    月圱が少し呆れたように呟く。

    「  そこを぀ねるの」

    プルルがさらに勢いよく氎を攟぀。

    月圱の圱が、逃げ堎を封じる。

    そしお、぀ねりちゃんがもう䞀床。

    「きゅっ」

    勝負は決たった。



    ⑩ 決着 SSR火喰い鳥退治

    ズズズズズンッ

    巚倧な火喰い鳥が、地面に厩れ萜ちた。

    黒い矜毛からは、ただ小さな炎がちら぀いおいる。

    画像

    しかし、先ほどたでの恐ろしい嚁圧感はどこぞやら。

    目はぐるぐる。

    頭䞊には、黄色い星がピペピペず回っおいた。

    「  グェ」

    月圱は腕を組み、静かに埮笑む。

    プルルは埗意げに胞を匵る。

    ぀ねりちゃんも䞡手を腰に圓おた。

    「きゅっ」

    䞉人そろっお、芋事などや顔。

    それを芋おいたkazumaは呟いた。

    「  SSRっお、なんだったっけ、みんなお疲れ様 ♪」

    ずもあれ、勝利。

    火喰い鳥の脅嚁は去った。

    あずは、肝心の海ポテトを探すだけだ。



    ⑪ ようやく発芋 岩陰の小さな呜

    戊いが終わった遺跡に、静けさが戻った。

    kazumaは呚囲を探し回る。

    「  どこに行った」

    瓊瀫を越え、石柱の陰を芗き蟌み、厩れた壁の向こうぞ回る。

    そしお――。

    画像

    「いた」

    倧きな岩の陰。

    真っ癜な、小さな毛玉がちょこんず隠れおいた。

    海ポテトだ。

    kazumaはゆっくりしゃがみ蟌み、目線を合わせる。

    「もう倧䞈倫だぞ」

    海ポテトは小さな黒い瞳で、じっず芋䞊げた。

    「  キュ」

    「怖かったな」

    そっず手を䌞ばす。

    海ポテトはしばらく迷っおいたが、やがお少しだけ身䜓を岩陰から出した。

    「キュ  」

    ようやく芋぀けた。

    長い捜玢も、これで終わり。

    ――のはずだった。



    ⑫ 衝撃 海ポテトは䞀匹ではなかった

    「さお、垰るか」

    kazumaが立ち䞊がった。

    そのずき。

    「  キュ」

    背埌から声がした。

    振り返る。

    岩の陰に、もう䞀匹。

    「  キュキュ」

    さらに二匹。

    「キュ、キュ、キュッ」

    䞉匹、五匹、十匹。

    石段の隙間から。

    厩れた柱の埌ろから。

    草むらの䞭から。

    癜い毛玉が、次から次ぞず顔を出し始めた。

    画像

    「    」

    kazumaは固たった。

    右を芋る。

    海ポテト。

    巊を芋る。

    海ポテト。

    振り返る。

    海ポテト。

    足元にも海ポテト。

    気づけば、遺跡は癜いモフモフで埋め尜くされおいた。

    「  お前ら、そんなにいたのか」

    「キュ」

    「キュキュ」

    「キュむッ」

    どうやら先ほど助けた䞀匹が、仲間を呌んできたらしい。

    kazumaは頭を抱えた。

    「  これ、党員連れお垰るのか」

    数十匹の海ポテトが、揃っおこちらを芋䞊げた。

    「キュッ Ù©( ''ω'' )و 」

    「  満堎䞀臎かよ」



    ⑬ 垰還 660R、たさかの満員埡瀌

    倕暮れのアルカナム・モヌタヌワヌクス。

    「そろそろ垰っおくる頃かな」

    むクが入口で埅っおいた。

    「捜玢は成功したみたいね」

    サンが通信蚘録を確認する。

    「よかった。海ポテトさん、無事なんですね」

    シュヌシャがほっず息を぀いた。

    遠くから、聞き慣れた゚ンゞン音。

    「あっ 垰っおきた」

    660Rがゆっくり姿を珟す。

      しかし。

    画像

    「    え」

    むクが固たった。

    助手垭から、癜い毛玉。

    埌郚座垭から、癜い毛玉。

    窓から、癜い毛玉。

    荷台にも、癜い毛玉。

    さらに屋根の荷物の間からも、癜い毛玉が顔を出しおいる。

    車が、海ポテトたみれになっおいた。

    「ただいた」

    kazumaが運転垭から手を振る。

    「お、おかえり  っお」

    むクが車を指さす。

    「䜕匹連れお垰っおきたんスかっ!?」

    サンは無蚀で数え始めた。

    「䞀、二、䞉  埅っお、奥にもいる  」

    シュヌシャは目を茝かせおいた。

    「か、可愛い   党員可愛いです  」

    kazumaは少し困ったように笑った。

    「いや、䞀匹だけ連れお垰る぀もりだったんだけどさ」

    車内から、䞀斉に声が䞊がる。

    「キュ」

    「キュキュ」

    「キュむヌッ」

    むクは䞡手を広げた。

    「䞀匹探しに行っお、なんで増えお垰っおくるんスか!?」

    kazumaはしばらく考えた。

    そしお、䜕でもないこずのように答えた。

    「  仲間がいた」

    「説明が雑すぎるヌっ」

    シュヌシャはすでに、海ポテトを䜕匹抱っこできるか考えおいる。

    サンは玙ずペンを取り出し、海ポテトの食費の蚈算を始めおいた。

    むクはスマホを構えた。

    「埅っお埅っお これ絶察バズるや぀」

    kazumaは倕焌けを芋䞊げ、静かに呟いた。

    「  たあ、党員無事ならいいか」

    こうしお、海ポテト捜玢倧䜜戊は無事に終了した。

    そしおサンの机には、䞀枚のメモが残された。

    「次回の捜玢任務では、察象の総数を事前に確認するこず」


    おしたい。

    なお、捜玢察象だった最初の海ポテトが䜕匹目なのか、最埌たで誰にも分からなかった。


    画像



    こちらも芋おいっおね✚



     
     

    kazuma

     
     
    3人嚘(䞉叞曞)が語りたす。 サン(䞭倮28æ­³) 叞曞、参謀圹。 構造敎理、䞖界芳考察などを担圓する。 シュヌシャ(右偎25æ­³) 叞曞、守護者圹。 安党性、事実確認、リスク管理などを担圓する。 むク(巊偎18æ­³) 叞曞、居候ヲタク。 読者感情などを担圓する。

    あなたぞのおすすめ