
【変わる常識】リアルライフのアップデート地獄:第1回「世界の国数はいくつ?」
世の中の基本的な仕組みや知識は、おおよそ小学生の時に習ったことで完結していると思いがちです。特に私のように中学受験を経験した方は、当時に「社会」の知識をガッツリ暗記した記憶があるのではないでしょうか。
しかし、そこからおおよそ50年。日本は平和な時代が続いた一方で、世界は目まぐるしく変化してきました。
「昔覚えた常識、今どうなっているんだろう?」
ふと思い立った疑問を流行りのAI(Muse)に投げかけてみたところ、予想以上に精密なリサーチ結果が返ってきました。かなり読み応えのある情報が集まったので、何回かに分けてnoteでまとめてみたいと思います。
記念すべき第1回は、「世界の国の数」についてです。
「世界の国の数」― 実は正解が1つではない?
「世界の国数は何カ国?」と聞かれたとき、パッと答えられるでしょうか。 実は、クイズ番組、外務省、教科書で答えが微妙に異なります。これはどれかが間違っているのではなく、「どう定義するか」で数が変わるからです。

国が増えた出来事、減った出来事
世界の国数は単調に増え続けてきたわけではありません。「統一」によって減った国もあれば、「解体」によって一気に増えた国もあります。
50年の間で起きた主な変化を振り返ってみましょう。
1990年5月:南北イエメン統一(2 → 1)
増える話ばかりではなく、合体して減った例。
1990年10月:東西ドイツ統一(2 → 1)
東ドイツが西ドイツに編入。新国家の誕生ではなく「西ドイツの継続」扱いとなりました。
1991年12月:ソ連崩壊
15の共和国が独立国へ。
💡雑学: 「15に割れたから国が14増えた」と思われがちですが、実はウクライナとベラルーシはソ連時代から既に国連加盟国でした。そのため、国連加盟国の純増は12にとどまります。
1991〜2006年:ユーゴスラビア解体
最終的にスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、セルビア、モンテネグロの6か国へ(コソボは国連未加盟)。
1993年1月:チェコスロバキア分離(1 → 2)
旧国の議席が消滅し、両国とも「新規加盟」したパターン(ドイツの統合・継続型とは対比的な歴史の例)。
2002年:東ティモール独立
インドネシアからの分離独立で+1。
2011年7月:南スーダン独立
同年7月14日に193番目の国連加盟国に。これが現在までで最も新しい新規加盟です。
15年間止まっている「新規加盟」と、さらに昔の常識
2011年の南スーダン独立以降、15年間にわたって新規の国連加盟は行われていません。これは国連史上でも最長級の「停止期間」です。次の候補とされるパレスチナの正式加盟やコソボの扱いは、安全保障理事会の複雑な政治的背景によって足止めが続いています。
昔の古い参考書(アフリカの国々が植民地から相次いで独立した「アフリカの年(1960年)」以前)を開いてみると、世界の国数はたったの82か国と記載されていました。 (1945年の国連発足時には、わずか51か国でした)
当時は国の数が少なかった代わりに、「植民地」「自治領」「保護領」「国連委任統治国」といった、今では見かけなくなった複雑な統治の仕組みがたくさん存在していたのです。
子ども時代に覚えた知識のまま止まっていると、現代のニュースを読み解くときに「あれ?」と感じる場面が出てきます。まさに「常識のアップデート」が必要だと痛感させられます。
さて、次はどの話題をアップデートしてみようかな。
🔗 参考リンク

NotebookLMによるスライド資料
NotebookLMによるまとめ記事
ショート動画
NotebookLMによる解説動画
NotebookLMによる音声解説
ヘッダ画像は、Gemini に描いてもらいました。
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