
50代になって、自分のためだけの場所を作りました。
実は、ひそかに進めていたことがあります。
それは——
自分の作業場づくり。
以前、電動ろくろを譲っていただきました。
「家でも陶芸ができる!」
そう思ったものの、よく考えたら、ろくろがあるだけでは何もできない。
土を置く場所もいる。
道具を置く場所もいる。
作ったものを並べる場所もいる。
そして何より、
作業する台がいる。
ということで、作ることにしました。
自分の作業台を。

さぁ~枠が出来たゾーー!
木材が届いたときは、
「これ、本当にできるのか?🤔」
と思うくらい、ただの木の板と棒の集まりでした。
説明書を見ながら、
こっちかな。
いや、反対か?
このネジで合ってる?
そんなことを繰り返しながら、少しずつ組み立てていく。

私はDIYが得意なわけでもありません。
それでも、ひとつずつ形になっていくのは、なかなか楽しかった。
そして——
できた!
作業台、完成〜!👏✨

天板をのせて、棚もできた。
その横には、譲っていただいた電動ろくろ。

まだ道具も少ないし、おしゃれな工房とはほど遠い。
でも、完成した作業台を眺めていたら、
ふと思ったんです。
ここ、私の場所だ。

「誰かのため」じゃない場所
考えてみれば、これまでの私は、
誰かのための場所で過ごす時間が長かったように思います。
家では母親として。
保育園では保育士として。
いつも誰かのことを考えて、誰かのために動いている。
それが嫌だったわけではありません。
むしろ、それが私の日常でした。
でも、この小さな作業場は違います。
誰かのために作った場所じゃない。
役に立つためでもない。
褒めてもらうためでもない。
ただ、
私が好きなことをするための場所。
50代になって、そんな場所を自分で作るとは思っていませんでした。
若い頃だったら、こんな場所を作ろうなんて考えなかったかもしれません。
でも今は、
こういう時間が、なんだかとても大事に思えるのです。
ところが……
ここまでなら、
「無事に作業台が完成しました!」
で終わるところなのですが。
ひとつ問題があります。
ちょっとグラグラする😆
押すと、
グラッ。
「……あれ?」
もう一回。
グラッ。
🤣🤣🤣
たぶん補強した方がいい。
いや、絶対した方がいい(笑)
陶芸で土を扱うなら、なおさら改善は必要です。
でも、完成した作業台を見ながら思いました。
まぁ、いいかっ!(笑)
まずは、ここまで作ったことを喜ぼう。
グラグラするなら、あとで補強すればいい。
使ってみて不便だったら、また考えればいい。
完璧じゃなくても、始めていい
若い頃の私は、
何かを始めるなら、ちゃんと準備してから。
失敗しないように。
困らないように。
きちんとできるように。
そんなふうに考えていた気がします。
でも、50代の私は少し違います。
とりあえずやってみる。
うまくいかなかったら、そのとき考える。
グラグラしたら、補強する🤣
それくらいでいい。
むしろ、そのくらいの方が私には合っているのかもしれません。
最近、私は思います。
50代って、
何かを諦めていく年代だと思っていたけれど、
案外、
「自分の好き」を取り戻していく年代なのかもしれない。
陶芸もそう。
この作業場もそう。
未来のために陶芸をしているわけじゃない。
何かになりたいから続けているわけでもない。
ただ、好きだからやっている。
でも、その「好き」をひとつずつ続けていたら、
気づけば電動ろくろがやってきて、
作業台を作って、
自分の場所までできていました。
これが、この先どこにつながっていくのかは分かりません。
それでいい。
私の場所が、ひとつ増えた‼️
立派な工房じゃない。
道具だって、まだ少ない。
作業台なんて、ちょっとグラグラしている🤣
それでも、
私の人生に「私が好きなことをする場所」が、ひとつ増えました。
それが今は、なんだか嬉しい。
さて。
この場所で、何を作ろう。
器かな。
アクセサリーかな。
それとも、まだ想像もしていない何かかな。
私の小さな作業場づくりは、始まったばかりです。
作業台もちょっとグラグラ。
私のこれからだって、きっとまだまだグラグラ。
でも、まぁいいかっ!(笑)
完璧じゃなくても、始めていい。
51歳。
ここからまた、
好きなものをひとつずつ増やしていこうと思います。
これから、これから。
