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早期退職を考え始めた会社員へ|「やめても大丈夫だ」と思えた、自分の家計の表の話

「辞めたら収入は?」

早期退職を考え始めて、この問いのところで止まっていませんか。

「60歳過ぎても働かなきゃならない」

そんな言葉を目にするたびに、自分は辞めて本当に生活していけるのかと、不安になっていませんか。


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退職金の額や、年金・税・社会保険の制度を調べてみても、肝心の「自分の家計で、辞めたあといくらあれば暮らせるのか」は、分からないままです。


そこでこの記事では、ライフプラン表(将来の収入の予測、支出の予測、そして貯蓄残高の推移)を自分の家計で作って、退職後にいくらあれば暮らせるかを、実際に自分で確かめる手順をお伝えします。

無料部分だけでも、使う記録と表の形までは分かるようにしています。

表を作った5つの手順は、有料部分に書いています。

なお、年金や税の制度の詳しい説明は扱いません。

まずは、私が辞めることを考え始めていたころの話から始めますね。


辞めたら、収入はどうなるのか


辞めれば、毎月の給与は入らなくなります。

じゃあ、その先の暮らしは、何でまかなうのか。

私がこのことを考え始めたのは、2009年ごろでした。

当時、私の以前の会社は、ライバル企業の事業買収を行いました。しかし、経営戦略の失敗によって業績は大きく悪化してしまったのです。

ちょうど同じころ、日本航空(JAL)が経営破綻しました。

国土交通省「国土交通大臣声明(日本航空の再生について)」2010年1月19日 https://www.mlit.go.jp/report/press/cab04_hh_100119.html

その後、JALでは、希望退職の募集が進められていました。

国土交通省「津川大臣政務官会見要旨」2010年9月30日 https://www.mlit.go.jp/report/interview/tsugawaseimukan100930.htm


当時40代前半だった私にとって、このニュースはとても他人事とは思えなかったんです。

「もし、自分の会社がこのまま倒産したら?」

「もし、自分がリストラの対象になったら……?」

そんな強い危機感が、一気に現実味を帯びて襲ってきました。

万が一のときのために、自分の身を守る武器(資格)を持っておかなければならない。

そう決意した私は、まず簿記の資格を取りました。さらに、難関である税理士試験への挑戦も決めました。

働きながら猛勉強して、2012年に1科目を受験しました。

結果は……残念ながら、失敗でした。

その後も、会社の業績は低迷したままでした。


いくらあれば暮らしていけるかを、自分の家計で確かめる


では、いくらあれば暮らしていけるのか。

それを確かめるのに使うのは、自分の家計の記録です。

私の場合は、次の3つを用意しました。

- ねんきん定期便
- 過去の給与明細
- スマホの支出管理アプリ(後述)

この記事を参考に、まずは同じ表を作り始めるところから、順に進めてください。


2018年、私がライフプラン表を作ったとき


最初にライフプラン表を作ったのは、2018年、51歳のときです。

ちょうど、いつ辞めるかを思案していました。

表の見出しには、【55歳リタイア(以降就労なし)】と入れました。

スマホの支出管理アプリは、2012年に初めてiPhoneを買ったのをきっかけにつけ始めたもので、支出だけを記録してきました。

65歳以降の年金の受給予定額も、2018年5月には、ねんきん定期便でおおよその金額が分かっていました。

表を作り終わって感じたのは、

「やめても大丈夫だ」

という安堵感でした。


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この時点で決めたのは、55歳で辞めることです。


表の形は、横に年度、縦に収入・支出・資産


使うのは「ライフプラン表」です。

全体の形は、こうなります。

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横には、年を1列に1年ずつ並べます(現在、1年後、2年後…)。

縦には、上から次の5つのまとまりを並べます。

① 年齢
・年齢:夫、妻(家族の人数に合わせて欄を足す)
・ライフイベント

② 収入
・夫の収入(手取り額)
・年金共済
・公的年金
・一時的な収入(退職金等)
→ 合計して「収入合計(A)」

③ 支出
・基本生活費(食費・日用品)
・水道光熱費
・車両費
・医療費
・レジャー費用
・家電製品
・社会保険料(退職後)
・家賃
・小遣い
・交際費
・理美容費
→ 合計して「支出合計(B)」

④ 収支
・年間収支(A−B)
・年間貯蓄額

⑤ 資産

資産の行は、こう計算します。

前の年の資産 + その年の年間収支(A−B)= その年の資産

これを1年ずつ続けると、資産が年ごとにいくら残るかを追えます。

ちなみに、公的年金の行は、あえて空欄にしてあります。

この表は、65歳までの生活費を出すためのものだからです。


購入者限定|記入用のライフプラン表(Excel)付き


この記事の有料部分では、私がライフプラン表を作った5つの手順を書いています。

でも、

「手順は分かっても、表を一から作るのは大変そうだ」

「まずは自分の数字を入れて、ざっくり見てみたい」

そう感じる方もいると思います。

そんな方のために、購入者には 記入用のライフプラン表(Excelファイル)をお渡しします。

ただし、これは私の表をそのまま配るものではありません。

物価上昇率と運用利回りも入れて計算できるようにした、1枚だけの表です。


使い方は、次の4つです。

1. 今の年齢と、今の金融資産の総額を入れる
2. 収入と支出を、1年ずつ入れる(支出は今の物価のままで入れます)
3. 物価上昇率と運用利回りを入れる(0%のままでも使えます)
4. 確かめたい年齢(最初は65歳)の年末に、資産がいくら残るかが表示される


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こんなふうに、数字を入れていくと、年ごとの資産の動きが自動で計算されます。

資産がマイナスになる年があれば、赤字で分かります。

私の表では変動率をゼロにしましたが、この表なら、

「物価が年1%ずつ上がったら?」

「運用利回りを入れたら?」

と、条件を変えて見比べることもできます。

じっくり手順を読みたい人は、手順から。

先に自分の数字を入れてみたい人は、表から。

そんな使い方もできます。


ここから先には、65歳の時点で資産がいくら残るかを確かめるために、ライフプラン表を作成する5つの手順が入っています。

手順の中で書いていること:

- 収入と支出を、それぞれ何の記録から出したか
- 貯蓄額と、表を作った時点の金融資産の総額を、表に入れた順番
- 表を見て、55歳で辞めても65歳までの生活費が準備できていると判断したところ


向いている人:辞めたあと、いくらあれば暮らしていけるのか分からず、収入と仕事の見通しで止まっている人

向いていない人:退職金や年金・税・社会保険の制度そのものを詳しく知りたい人(この記事では制度の説明をしていません)

 
 
早期退職の前後に直面する『お金と仕事』のリアル、そして日々の何気ない日常を発信しています。 53歳でJTCを早期退職→職業訓練(ポリテクセンター)→介護職→事務職(契約社員)|簿記2級

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