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Photo bykazehukaba

【F検定の方法📊】複数の制約をモデルに課した上での仮説検定:計量経済学 No.41

    今回は、重回帰分析における複数の制約に対する仮説検定についてアウトプットします

    重回帰分析を構成する推計モデルですが、定数項を除く説明変数の係数は、本当に説明力があるのでしょうか?

    構築した重回帰分析モデルがしっかり説明力を持っているか、どうかを検定しましょう

    Introduction:計量経済学への挑戦🔥

    経済学部に通う私も
    いよいよ大学「学部」最終年になり
    学問に全力を注ぐ時間も限られてきました👍

    「知は力なり」という言葉を信じて
    残りの大学生生活を満喫したいと思います

    学部レベルのマクロ経済学は
    個人的によく理解できたつもりです

    しかしながら、本当の経済の動向を理解するには、学部レベルの知識ではお話になりません😥
    また、正しい計量経済学の知識やデータ分析のリテラシーを会得しなければなりません💦

    現実の経済データを、理論モデルと当てはめ
    正しい計量手法によって実証分析できる力を醸成したら
    きっと将来どこかで活躍できる人財になれる可能性を高めることに繋がると思います

    何事もアウトプット前提のインプットが
    大事であると、noteで毎日発信してきました
    これは、どのような内容で
    あっても当てはまります👍

    先行研究の論文を一概に読んでも
    記憶に残っていなかったり
    大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
    学習の進捗は滞ってしまうと思います

    だからこそ、この「note」をフル活用して
    自分の知識を1%でも、定着させ
    誰にでもわかりやすい解説をアウトプットできるように努めていきたいと思います

    なお、前回のお復習いはこちらからご確認ください💗

    それでは、私がこれからアウトプットする
    計量経済学において最重要なパートである
    時系列分析のモデル理論解説を
    どうぞ最後まで、ご愛読ください📖

    複数の制約に対する仮説検定

    今回は、複数の係数制約についての仮説検定を説明します
    この検定は、F検定によって実施され、モデルが成立しているかどうかを検定するものと言えるでしょう

    以下では、帰無仮説H0:Rb=qH_0:\bf{Rb=q}を考えて行きます
    すると、対立仮説はH1:Rb≠qH_1:\bf {Rb≠q}となります
    ここで、複数の制約とは、ベクトルRとqによって決まります
    したがって、H0:b1=0,b2=0,…,bk=0H_0:b_1=0,b_2=0,…,b_k=0といったような検定になります

    ここで、帰無仮説が真であるとき

    Rb=R(X′X)−1X′y       = Rb+R(X′X)−1X′u       = q+R(X′X)−1X′u{\bf {Rb =R(X'X)^{-1}X'y}}\\     \\          ={\bf  Rb+R(X'X)^{-1}X'u}\\      \\         ={\bf  q+R(X'X)^{-1}X'u}

    が成立していますので、Rb\bf Rbは、以下のような正規分布に従うことがわかります

    Rb∽N(q,σ2R(X′X)−1R′)\\{\bf Rb}\backsim N({\bf q},{\bf \sigma^2 R(X'X)^{-1}R'})

    このとき、W=({\bf Rb-q})'[{\bf \sigma^2 R(X'X)^{-1}R']^{-1}({\bf Rb-q})\backsim \chi^2(r)が成立しています

    なお、ここでrrは制約の数、すなわち行列Rのランクを表します

    $$
    {\bf V}=\frac{\bf e' e }{\sigma^2} \\       \\      =\frac{RSS}{\sigma^2}\backsim \chi^2(n-(k+1))
    $$$

    加えて、上記ような関係も成り立っていることから、WWとVVは互いに独立であることも示すことができます

    したがって、以下のように自由度(r,n−(k+1))(r,n-(k+1))のFF分布に従うような関係を示すことができます

    W/rV/(n−(k+1))   =σ−2(Rb−q)′[R(X′X)−1R′]−1(Rb−q)r×1σ−2RSS/(n−(k+1))     =(Rb−q)′[R(X′X)−1(Rb−q)/rs2∽F(r,n−(k+1)){\bf \frac{ W/r}{V/(n-(k+1))}} \\       \\={\bf \frac{\sigma^{-2}(Rb-q)'[R(X'X)^{-1}R']^{-1}(Rb-q)}{r} } \times {\bf \frac{1}{\sigma^{-2}RSS/(n-(k+1))} } \\          \\=\bf \frac{(Rb-q)'[R(X'X)^{-1}(Rb-q)/r}{s^2} \backsim F(r,n-(k+1))

    この式より、帰無仮説が正しければ、上記の式の値は小さくなり、帰無仮説が正しくなければ、式の値は大きくなります

    画像
    F Distribution:出所サイト

    複数の制約に対するもう一つのアプローチ🌈

    以下では、別の方法で複数の制約に関する全く同等の検定ができますので、そちらを解説します

    まず、係数に何の制約も課さない回帰分析を行い、そのときの残差平方和を制約無しの残差平方和RSSURSS^Uとします

    次に、帰無仮説の制約を課した上で、回帰分析を行い、そのときの残差平方和を制約付きの残差平方和RSSRRSS^Rとします

    そして、RSSR−RSSURSS^R-RSS^Uを計算することで、制約を課すことでどれくらいモデルの当てはまりが悪くなるのかを求め、それを制約の数で割った値を分子とします

    また、分母は、制約無しの残差平方和RSSURSS^Uを自由度で割った値とします
    なお、これは、制約なしの回帰の標準誤差の平方に等しくなります

    このとき、以下のような関係を導出することができます

    (RSSR−RSSU)/rRSSU/(n−(k+1))∽F(r,(n−(k+1))\frac{(RSS^R-RSS^U)/r}{RSS^U/(n-(k+1))}\backsim F(r,(n-(k+1))

    ここでも、棄却域をα\alphaとおいて、帰無仮説が真のとき、この式の左辺がありそうも無い値を取る場合には、帰無仮説を棄却します

    また、定数項を除く全ての説明変数に説明力が無いという帰無仮説H0:b1,b2,…,bk=0H_0:b_1,b_2,…,b_k=0の検定について考えましょう

    ここで、制約無しの回帰の全平方和をTSSTSS、回帰変数で説明される部分の平方和をESSESS、残差平方和をRSSRSSで表すと、制約付きの残差平方和RSS^R}は$${TSSに等しくなるので、RSSR−RSSU=TSS−RSS=ESSRSS^R-RSS^U=TSS-RSS=ESSという関係が成り立ちます

    したがって、定数項を除く全ての説明変数の係数が00であるという仮説を検定するためには

    ESS/kRSS/(n−(k+1))∽E(k,n−(k+1))\frac{ESS/k}{RSS/(n-(k+1))}\backsim E(k,n-(k+1))

    であることを用いればOKです
    なお、通常の統計パッケージでは、回帰分析の標準的な出力にこのF値が報告されることを覚えておきましょう


    本日の解説はここまでとします🔖

    計量経済学モデルの特徴をしっかり理解して、卒業論文を書き進めていきたいと思います💖


    なお、本投稿作成における参考文献は以下の通りです

    なぜ、計量経済学を学ぶのか??

    計量経済学が時系列解析法を「理論なき計測」として退けるところからスタートしたことでよく知られているのです
    1930年に創立された計量経済学会の規約第1条では、計量経済学は「理論的数量的アプローチと経験数量的アプローチの統一」と定義されていました📝
    また、R・フリッシュによる『エコノメトリカ』創刊の辞では、「統計学、経済学、数学の三者の統合」と定義されているのです👍

    このような定義においては、当時のハーバード景気予測に代表される時系列解析法への批判が強く意識されていたとされています

    すなわち、それが29年の大恐慌の予測に失敗したのは,経済理論を無視し、 時系列データの形式的な解析のみに終始したからであったということです

    今後はそうした「理論なき計測」の立場を退け、「理論に基づく計測」を重視していかなければならない、という見解の重要性が増しています
    このような歴史を経て、計量経済学はスタートをきったのでした

    そして、何よりマクロ経済変数は
    その多くが互いに影響を及ぼし合う相互依存の関係にあり、また過去の変化の影響が持続するという傾向を持ちます
    これらの動向を分析したり、将来を予測したりできるようになるためには、計量経済学、ひいては「時系列分析」に対する理論や正しい実証手法への理解が必要不可欠となります
    「計量経済学」シリーズの投稿では、こうしたマクロ時系列変数の実証分析に必要な計量理論と手法を習得することを目的とします

    これから私がアウトプットする
    時系列マクロ経済分析に関する内容について
    どうぞ最後までご愛読ください💖

    付録:私の卒論研究テーマについて🔖

    私は「為替介入の実証分析」をテーマに
    卒業論文を執筆しようと考えています📝

    日本経済を考えたときに、為替レートによって
    貿易取引や経常収支が変化したり
    株や証券、債権といった金融資産の収益率が
    変化したりと日本経済と為替レートとは
    切っても切れない縁があるのです💝
    (円💴だけに・・・)

    経済ショックによって
    為替レートが変化すると
    その影響は私たちの生活に大きく影響します

    だからこそ、為替レートの安定性を
    担保するような為替介入はマクロ経済政策に
    おいても非常に重要な意義を持っていると
    推測しています

    決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

    ただ、この卒業論文をやり切ることが
    私の学生生活の集大成となることは事実なので
    最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

    今後も経済学理論集ならびに
    社会課題に対する経済学的視点による説明など
    有意義な内容を発信できるように努めてまいりますので、宜しくお願いします🥺

    おすすめマガジンのご紹介🔔

    こちらのマガジンにて
    卒業論文執筆への軌跡
    エッセンシャル経済学理論集、ならびに
    国際経済学🌏の基礎理論をまとめています

    今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

    また、こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
    様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです


    改めて、就職活動は
    本当に「ご縁」だと感じました
    🍀

    だからこそ、ご縁を大切に
    そして、選んだ道を正解にできるよう
    これからも努力していきたいなと思います🔥

    最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

    あくまで、私の見解や思ったことを
    まとめさせていただいてますが
    その点に関しまして、ご了承ください🙏

    この投稿をみてくださった方が
    ほんの小さな事でも学びがあった!
    考え方の引き出しが増えた!
    読書から学べることが多い!
    などなど、プラスの収穫があったのであれば

    大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
    お気軽にコメント、いいね「スキ」💖
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    今後とも何卒よろしくお願いいたします!

     
     
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