
スパゲティ症候群
一番
健康に気を付けていた友達が病院に入院した
グループLINEに突然!情報が流れた
発信源はその友達と仕事で繋がる友達
今の世、中々隠し事は出来ないものだ。
この歳なので病気とも上手く付き合うしか・・
まだ死ぬわけには行かない💦
たまには
病室でゆっくり過ごすのも神様の思し召しだろう
今日は!サプライズお見舞いで驚かしてやろう
そんな軽い気持ちで病院に行く
ナースステーションで病室を聞き
その個室部屋に入る
ベッドに横たわる友達を見た瞬間
「嘘だろう」と声が出そうになり堪える
彼の身に何が起きたのか?
軽い「脳出血」とだけ聞いていたが

彼の喉に管が入り腕には点滴のライン
身体中には機械にに繋がるコード等
中でも気管切開して人工呼吸器に繋がる管
呼吸の度にシュー!シューと 音を立てる、
その病状の深刻さに言葉が出ない。
友達は仰向けで目を閉じ眠ったままだった
その横で奥さんが僕を気にして
何回も頭を下げ!申し訳なさそうにしている
「突然、来てしまいました 申し訳ございません」
僕は、結婚式以来に会う奥さんに謝った
奥さんの話では、
発病し入院当初は言葉がもつれながらも会話もでき
左半身に麻痺があったそうだが
急変し見る間に自発呼吸が出来なくなり2日目だと言う。
友達の名を呼ぶが!ピクリとも動かない
何度か間を置いて呼び掛けるが応答が無い
この様子を見ていた奥さんが泣いている。
そこに
主治医らしき銀縁メガネの痩せた
宮藤官九郎に似た医師が現れた、友達の様子を診て
「うん、まだしばらく様子をみましょう」
そう言うと病室を後にして出て行く
シュー シュー人工呼吸器の音が静かな病室に響く
友達の身体に繋がる管や線などを見ながら、
スパゲティ症候群という言葉を思い出した
帰り道、あの管や線を取り
友達を楽にさせてあげたいと思うと涙が出た
現実にスパゲティ症候群がある事の恐ろしさを知る日だった
ここまで読んでいただきありがとうございました。