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【1795話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

    あらすじ・目次 


    第三部 六章

    リベルタドーレス ~解放者たち~

    1795.闘魂とガッツ


     そう言えばコユキと善悪がお空に旅立った後、ハタンガに向かうリエとコーイチがジローとユイに合流した件もあった、ギンブナのナッキがメダカの王様だった時代にはナガチカもリーダーだったしなぁ、そう考えればハタンガが人類にとって最終防衛ライン、残存戦力の集結地点だった筈だが…… 何故仲良し姉妹の片方(コユキは微妙)、リョウコ由来の面々、魔獣とドラゴン達はこの辺りに残ったのだろうか? 新たな疑問が生じるよね。

     これには元アリスのペトラが答えてくれる様だ、聞いてみよう。

    『あのね、真なる聖女コユキ様はね、空へ旅立つ時、二つの心残りを妹達に言い残し託して行ったからなのよね』

    「コユキ様? ああ、確か豚のお姫様だったよな?」

    『ふむふむ』

    『コユキ様…… 記憶が確かなら聖女リョウコ様の姉君でしたよね?』

    『そうなんすか?』

    『その通り、下の妹、闘魂に溢れたリエ様にはハタンガの開発と統治を、そしてより分別に長けた上の妹、リョウコ様にはそれよりも忍耐を要する困難な命題を課したのよ』

    「極限の僻地、ハタンガを住み易くするより困難な忍耐…… それってぇ」

     なるほど、確かに人間の生存可能な限界域での都市開発を超える難題なんてそうは無いからな? 何だろう。
     ペトラは答える。

    『リョウコ様に課された使命、それは過剰な魔力と厳冬のハタンガを優に超えた世界一の地獄、マグマと極寒、そして飢えと渇きと不毛に満たされた絶望の地、極東に残る事、それだったのよ』

    「えぇっ!」

    『む、無茶過ぎなのだっ!』

    『そんな無体な……』

    『酷いっす……』

     コユキは妹達や家族を道具みたいに思っている節、確かにあったもんな……
     それにしても後ろから二つの発言はさぁ…… その地獄っておまいらの故郷だぞ、多分。

     ペトラの説明は続く。

    『規格外の根性と粘り強さ、所謂いわゆるガッツを持ったリョウコ様は勇敢にもこの世で最低で最悪な冥府の門を潜られた…… 配下の『オニギリ友の会』もそれに従ったと伝えられているわ…… そして、彼等の中心メンバー達がそれぞれ自らを魔獣の神、竜の神、更にその育ての親なんて名乗っていた事も、ね……』

    「おおっ!」

    『格好良いのだっ!』

     それ桃太郎のお供とヒュドラ、それにでっかい蟹だからな? つくづく表現手法って印象操作には影響大なんだよな、とか思ってしまう。

    『で、その地獄で不毛な僻地、最低最悪な冥府の門の先がここいらって訳よ! だからこっちの魔獣は魔獣神のスキルを受け継いでいるんじゃないかしら』

    「なるほどぉ、でも回復とか無くてこっちだと辛そうだよな?」

    『そこはほれ、ガッツ? では無いのか?』

    「あーそっかぁーっ、ガッツなガッツ」

     言っとくがな、ガッツってそんなに万能じゃ無いからな。



    お読みいただきありがとうございます。
    感謝! 感激! 感動! です('v')
    まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
    皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
    これからもよろしくお願い致します。
    拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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