メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

    あらすじ・目次 


    第三部 六章

    リベルタドーレス ~解放者たち~

    1473.隣の芝


     そもそも世界に数少ない魔神と比べて腐っても仕方なかろうに……
     なんて言うのは簡単、実際これが中々に難しい物らしいのだ。

     皆さんの時代でも大人気のタレントや活躍しっぱなしのスポーツ選手、見目麗しの美形さんから頑張って努力した大企業戦士や国家公務員に医者、司法官に政治家、ベンチャー企業家、果ては金持ちの家に産まれただけのお子様にまで、やっかみの心は止め処なく人々の口を汚し続けているのである。

     二言目には『上級国民』だとか、『運が良いだけじゃん』だとか、『あーあー俺にも才能があればなー』だとかほざいたりしてしまっている。

    「は? んなヤツいねーよ、普通はそんな意味無い事言ってる間に何か努力するもんじゃねーの? 腕立て伏せでもランニングでも勉強でも何だったらバイトして美容院とかエステだとか整形とかさ? その方が前向きな事位、馬鹿でも判るだろ?」

     だよね、判る、判るよ、普通はそうだよね。

     でも確かにいるのだ、持つもの全てを斜に構えて否定して、顔も出さずに悪し様に罵るだけで悦に入る事が出来る可哀想で迷惑な人種もいちゃうのだ。
     まあ、大概は大人になるに従って自然に気が付くけどね、んな事してても自分の人生に何の得も無かったわー、って。

     今回はギレスラの前向きさがいち早くスリーマンセルを薄汚い闇から救い出した、そんな感じである。
     心に沈殿し掛けた醜い澱から開放されたレイブは常と同じさっぱり顔に戻って言葉を続ける。

    「そう言えばシドさんのスキルやレベル、職業とかはどうだったんだ? そっちも凄かったんじゃないのか?」

    「あー、どうでしたペトラさん?」

    『それなのよ』

    「どれ?」

    「ん? 何です?」

     ぺトラは答えながら首を傾げ続ける。

    『スキルは聞き取れなかったの、何か一斉に言葉が流れ込んで来ちゃってぇ、で種族は『水神』、職業は『ニート』って聞こえたんだけどぉ』

    「ああ、なるほどね」

    「ニート? 聞いた事無い職業だな」

    『レベルはどうなのだ?』

    『そっちもおかしくてね、7/4714412なのよ』

    「なっ、たった7かよ?」

    「あー鍛えたりしてなかったからなー、レベル自体は子供時代のままだったんだねー、それじゃ死に掛ける筈だよー」

    『それでも力なんかはあの数字なのか…… むーん、流石は神様なのだ』

    「まあねー」



    お読みいただきありがとうございます。
    感謝! 感激! 感動! です('v')
    まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
    皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
    これからもよろしくお願い致します。
    拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
    Copyright(C)2019-KEY-STU

    この記事が参加している募集

    あなたへのおすすめ