メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

    あらすじ・目次 


    第三部 六章

    リベルタドーレス ~解放者たち~

    1355.レジェンダリー


     ガトは首肯しゅこうしつつ返す。

    「うん、『聖女と愉快な仲間たち』の本拠地だったのよ、その頃はアタシってかサタンは世界中を除染作業で回っていたから詳しくないんだけど、幹部の何人かとは付き合いがあったから……」

    『憶えの有る名前なのだな?』

    「そうね、全員じゃないんだけどね」

     それっきり言葉を止めて、再び顎に手をやり考え込んでしまったガト。
     レイブはギレスラとペトラと視線を交わした後、小さく頷いてから彼女に言う。

    「取り敢えず読んでみてくれよ」

    「うん、まず残った者からいくわよ、アキザワアキラ、タンバアキラ、ユウキアキラ」

    「えっ? アキザーキラー? それにタンバーキラーにユーカーキラーだってっ?」

    「何? 知ってるの?」

    『魔術師が竜の鱗や魔獣の血、それにモンスターの魔石から作る薬剤の名前だな』

    「そ、そうなの? この三人の事だったらサタンも良く知っていたわよ、確か酪農家と科学者、それと人形屋さんだったわね」

    『ねえガトちゃん、続きを読んでみて』

    「う、うん」

     ペトラに促されたガトはズタ袋にレイブの血液で書かれたリストを読み上げていった。
     フイギユア、バイトシンヤ、タミオマモル、カリノリョウジ、サトウヒロフミ、サトウミチエ、サトウツミコ――――

     二十程の名前を読み進めたガトはこう締め括った。

    「ツジイミチオ、ミナミノヤワオ、シキリタイオとオールスターズ、最後はアクア、以上よ」

    「最初の三人以外は知らない名前ばっかりだったな」

    『だな』

    「アタシも知らない方が多かったわね、因みにだけどサトウって人たちは聖女コユキの家族たちよ、確か父母と叔母だった筈だったわ」

    『お父さんとお母さんに叔母さん? 今読んでくれたのって残った者の方よね?』

    「そうよ」

    『じゃあ旅立った者ってのが死んじゃったって訳じゃないのね…… うーん?』

     ペトラなりに仮説を立てていたのだろうがどうやら外れてしまったらしい、流石賢いキャラだ。
     恐らく何も考えていないレイブは先を促す。

    「ガト、次を読んでくれ」

    「うん、オガワリエ、オガワコーイチ、ナガタリョーコ、ナガタツヨシ、この辺りもコユキの家族だわ、二人いた妹夫婦達よ、ガチガチの武闘派だったわね」

     ガトの説明に首肯のみで返した一同は無言で先を待っている。

    「続けるわね、シイナソバヤ、コーフクミツカゲ」

    「おっ、みっちゃんか!」

    「知ってるの? ゼンアクの親戚で大幹部の一人よ?」

    「ああ、アーティファクトを見つけて死に掛けたんだよ、腰を折って済まなかったな、続けてくれ」 



    お読みいただきありがとうございます。
    感謝! 感激! 感動! です('v')
    まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
    皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
    これからもよろしくお願い致します。
    拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

    Copyright(C)2019-KEY-STU

    この記事が参加している募集

    あなたへのおすすめ