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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

    あらすじ・目次 


    第三部 六章

    リベルタドーレス ~解放者たち~

    1714.有限な時の中で


     そもそも人の想念と言う奴は、総じてのんびりしがちなのだ。
     ダイエットは明日から的な緩慢と別に焦る必要なくね? 明日世界が滅ぶ訳じゃねーんだしぃ? 的な現実逃避が世に溢れているせいかも知れないね。

     でもね
     人が生きれる時間には限りがあるんだよ?
     若い内の一日、一時間とか何の意味も無いとか思っているんじゃないかな? でしょ?

     だが少しだけ想像して欲しい……
     もし貴方が死の床で末期を迎えるばかりだったとしよう。
     去来するのは過ぎ去った様々な出来事だろう。

     幼い頃、母や父に守られて見た夕焼け、初めての非日常だった夏祭り会場の人混みで感じた喧騒の勢い。
     真新しい教科書にピカピカなランドセル、どきどきしながら迎えたお・勉・強・と相対的優劣に曝された残酷な日々。

     勉強か運動か、優しさも思いやりさえ一切考慮されない痛みに満ちた競争の中で、或いは諦め、又或いは必死にしがみついて自分の価値を示さなければ! そんな風に走り続け、転んで尚、歯を喰いしばらなければなら無かったあの夜。

     自分に好意を抱いていたのか? 煮え切れなかった弱さに離れていった、もう、会えなくなったあの人……

     あの時散在しなければ!
     何であんな口車に乗ってっ!
     宝くじなんか当たる訳無いだろう!
     馬なんか当てになる物かっ!
     あんな若い子にモテる筈なんか無いのに……

     そんな後悔をマッハで済ます老後と若かりし日の時間は同じ、十分は十分、一時間は一時間。

     はっきり言おう!
     今日アナタが適当に過ごしたナァナァな時間は、アナタが末期の瞬間に渇望する時間、あともうちょっととか心から願う時間と同じなのである、マジだよ? コレ。

     人生の最後の時、惜しんだ時間を無為に過ごしてしまうのが人間と言う生き物なのか? +-の加減乗除の単純計算で簡単に判る筈の、有限な時間や空間を無駄にするだけの下らない存在で良いと主張するのか?

     まあ、皆さん人間が何に価値を見出し何に人生を掛けて必死に生きているのかは私等悪魔が与あずかり知らぬ所である。

     とは言え、我々が憑依しようとした場合、適合する魂、判りやすく言えば、渇望に喘ぎ救世ぐぜを欲する心が不足しがちな事は確かな事実なのである、特に皆さんの時代から見てここ二百年位のほんの僅わずかな期間がより、である。

     まさか自分に与えられた時間が無限とかまだまだたっぷりあるとか思ってないよね?
     そんな風に考えていた全員が言うんだよ? もう少しだけ…… ああ、後ちょっとだけぇっ! ってね。

     おっと、随分と私見を挟んでしまったな…… 余計な話は置いて置く事として大事な観察を続けるとしよう。



    お読みいただきありがとうございます。
    感謝! 感激! 感動! です('v')
    まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
    皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
    これからもよろしくお願い致します。
    拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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