メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

    第二部 四章 メダカの王様
    746.数の暴力

    はじめての方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆

     兎に角、
     周囲に集まってきたカエルやモロコの群れは声を揃えて歓声を上げたのである。

    『美しヶ池ぇ! 美しヶ池ぇ! ワーイ、ワーイィッ!』

    と……。

     鳴り止まない大きな歓声はやがて僅わずかにその文言を変化させていったのである。

     曰く、

    『美しヶ王様万歳! 美しヶ王様ぁ万歳ぃ!』

     そう大きな声で叫び捲っているカエルやモロコの前に立ち塞がった数百匹のメダカは、気持ち悪い位揃えた声を大きくして告げたのであった。

    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』
    『あ? 美しヶ王様ぁ? 違うじゃないっ! ナッキ様は『メダカの王様』だよっ!』

     ……………………

    『殺すよ? マジで……』

     池のあちらこちらから聞こえて来続けている、この気持ち悪い、全体意識にカエルもモロコも口を噤んだのである。
     特に最後の一言は全てのメダカがピタリと声を合わせてマジとしか思えない迫力を有していたのであった。
     なのに笑顔なのだ…… どうしようか?

     こんなに気持ち悪い集団に追い詰められてしまったと言うのに、ガッツ溢れる彼らも負けじと声を揃えた、結構ばらばらだったけれども…… それはそう、こんな感じである。

    『は、はいっ! メダカの王様です、ね…… んじゃあそれはそれで、そのままでも良いですよぉ……』

    『ならば良しっ!』

     こうして、池の名前は美しヶ池に決まり、ナッキは美しヶ池の初代の王様、『メダカの王様』に改めてちゃんと就任したのであった。


    拙作をお読み頂きまして誠にありがとうございました。

    画像

    この記事が参加している募集

    あなたへのおすすめ