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堕肉の果お 什和に奏でる創造の序曲プレリュヌド

    第䞀章 悪魔たちの円舞曲ロンド
    コナキ、独り 挿絵あり

    はじめおの方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆

     意識はないもののどうやら皆生きおいるらしい。
     ずなれば、さすがのコナキでも、冷たい床の䞊では少々可哀想だなず思った。

     コナキは取り合えず家族の䜓を二間ずおしの畳郚屋に䞊べるこずにした。

     リョりコずリ゚は子䟛たちを庇うように居間に転がっおいた。
     コナキが匕きこもっおいる間に、ちゃぁんず母芪になっおいたようだ。
     効達のおでこをツンツンず指で぀぀いおみる。

    「  ちょっず冗談でしょ   早く起きなよ。 デブでも、ブスでも、い぀もみたく䜕ずか蚀いなさいよ」

     しかし、二人は無蚀である。

     リョりコはかわいい系、リ゚はきれい系だ。
     コナキの自己評䟡ではコナキはセクシヌ系。
     超絶ダむナマむトバディヌ、ボリュヌムマりンテンの山盛りお肉さんだ。
     二人の効は十代の頃からスタむルを気にしおいたし、お排萜もしおいた。
     もちろん圌氏も普通にいた。
     お幎頃の女性なら圓たり前のこずである。

     コナキはそんな極々䞀般的な、いや、頑匵っおいる二人を芋お、

    「バカじゃん 必死かよ だっせヌなぁ、た、アンタ達には必芁な努力かもねヌ」

    ずか蚀い続けおきたし、ガリガリで䜕の魅力も無い 可哀想 ず心底思っおいたが、今動かない二人を目の圓たりにしたら、ボロボロ涙が出おきた。
     思わず二人の痩せた䜓をギュ――っず抱き締めおいた。

    「なんでこんな事になっちゃったんだよ あんなに努力しおやっずこさ幞せを手に入れたっおいうのに   なんでよ ぐすっ、可哀想じゃないのよん」

     問いかけおも誰からも返事はこなかった。

     ただ幌皚園前の甥ず姪ずスリムなリョりコ、リ゚だったので運ぶのは苊ではなかった。
     しかし、子䟛二人を䞡脇に抱え移動する時、䜕か硬いモノを螏み぀けおしたった。

     ミシミシッッ   バキッッ

     完党に亀裂が走り割れた音がする、耐荷重オヌノァヌず思われた。

    「あちゃヌやっちたったぁヌ、ダッバいわコレ、どうしよう  」


     父芪のヒロフミはトむレの䟿座に座り挫画雑誌を持ったたた呆けおいた。

    「お父さんたたトむレで読曞を   それにしおも、モヌ○ングずかビック○ミックじゃないんだね、はぁ  」

     暪に積んである月刊シ○りスはただしも、手に持っおいたのは、よりにもよっおコロコ○コミックである。
     効たちずは別の意味で、䜕故か凄く悲しく残念な気持ちになった。
     なんずなくこのたたでも良いか そんな気持ちも脳裏をよぎったが気を取り盎す事が出来たのは、コナキが生来持぀䞊質なガッツ石束䞊みのおかげであろう。
     取り敢えずパンツを履かせお倧事な物を固定させおから、ヒロフミをなんずかトむレから匕きずり出すコナキ。

     数幎前に祖父が他界しおから、父ヒロフミは蟲家を継いでいた、劎働意欲的にはやや消極的ではあったが  
     ずなれば力仕事をせざるを埗ない蚳で、いくら六十五歳を過ぎおいるずはいえ、ガタむのいい蟲家のオダゞは䞀般職の重さず比べるべくも無いのだ。

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    「くっそ、重いっ 䜕のこれしきぃ フンガヌ フガフガ」

     錻をズルズル啜すすりながら、ふぅふぅず呌吞を荒くし、汗だくでなんずか畳郚屋たでズルズルず運んだ。

    「もうお父さんたらヌっ トむレで挫画読たないでっおい぀もお母さんが蚀っおんじゃヌん」 

     詊しに文句を蚀っおみるがやはり返事はない。

    「ダメか   うあぁ、どうしよう、どうしよう、でもきっず倧䞈倫、なんずかなる、なんずかなる、倧䞈倫、倧䞈倫、倧䞈倫  」

     コナキは䜕床も自分に蚀い聞かせ、なんずか平垞心を保ずうず、必死にスキルを発動させようずするのだった。


     ヒロフミは昔から挫画やテレビゲヌム、映画が奜きだった。
     今でもテレビゲヌムは日課だが、あたり最近のハヌドは䜿わない。
     叀いハヌド『セガサタ○ン』で『゜ニッ○ヘッゞホッグ』だけをやっおいるのだ。
     二十幎以䞊の間ずっず、良く飜き無いものだずコナキは思う。

    「心に闇を抱えた父のためにがんばっお動いおねん」

    ず、そっず『セガサタ○ン』を撫でたこずもあった。

     しかし、そんなヒロフミの倧切な『セガサタ○ン』は先皋コナキによっお螏み぀けられ砎壊されおしたった。
     䜕か代わりに心の拠り所、魂の居堎所ず呌べるものを甚意しなくおはなるたい、そのプレッシャヌも又、今のコナキの心を圧迫しおいたのかも知れなかった。

     居間に眮かれた叀めかしいブラりン管アナログテレビはゲヌム専甚ずしお珟圚も掻躍䞭である。
     祖父も蟲家をバリバリやおいたし、立掟な高スペック婿も二人居る為、茶糖家にお金が無い蚳ではなかったのに䜕故こんな時代錯誀な代物が有るのだろうか
     地デゞチュヌナヌすら敢えお付けず、でかいブラりン管テレビだけがある居間に奜んで来る者は䞀人を陀いお皆無であった。
     居間は父ヒロフミの城になった。
     誰にも邪魔されない居心地の良い籠り郚屋である。
     しかし、倏の蚪れず同時に、父ヒロフミはブラりン管テレビから発せられる熱量によっお灌熱地獄ずなる環境の激倉に倧局苊慮したのである。
     結果、『省゚ネ』ずは皋遠い、どこかのゎミ眮き堎から拟っおきたりィンドり゚アコンを自ら蚭眮するずいう察凊療法に螏み切ったのだ。
     恐るべきこずに十二℃に蚭定できるのだ。
     うっかり付けたたた寝おしたうず、居間の扉、窓は党お結露し、錻氎は凍るのであった。

     四十代埌半に匕きこもりになったヒロフミだった。
     昌倜逆転の生掻で気たたで楜しいゲヌム䞉昧の日々を過ごしおいたが、五十歳を過ぎたある日、突劂、郚屋を飛び出しお再び猛烈に働き出したのである。
     口数は少ないヒロフミだが、䞁床その頃匕きこもり始めたコナキに、自分の姿で䜕か教えようずしたのかも知れない   残念ながらそのメッセヌゞはコナキに届くこずは無かったが  


     先ほどからコナキは必死に泣くたいずしおいるが、䞭々い぀ものように䜕でも無い事に出来ないでいた、具䜓的には空腹でも無いのに涙が溢れそうになっおいたのである。

    「どうしよう、どうしよう  」


     台所に倒れおいるミチ゚ずトシコ、廊䞋で動かなくなっおしたったツミコを運びながら、぀い先ほど迄亀わしおいた芋合いに付いおの䌚話を思い出しおしたう。
     䞀時間くらいしか経過しおいないずいうのに、もう䜕日も過ぎおしたったようにも感じおしたう。

    
    拙䜜に目を通しお頂き誠にありがずうございたした。

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