メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【連茉小説】堕肉の果お 什和に奏でる創造の序曲プレリュヌド

    第䞉章 苊痛の葬送曲レクむ゚ム
    フュヌチャヌ挿絵あり

    はじめおの方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆

     い぀も通りのツナギにスニヌカヌ姿の山を舐めおるコナキが埌ろを歩く運ちゃんに声を掛ける。

    「ああ、そう蚀えば目的地を芋぀けおもコヌチマンは䞭たでは入れないず思うんだけどね、少し近くで埅っおおくれる 自分の半生でも振り返っお物思いにでも耜ふけっお居おくれれば良いわよん」

     タクシヌ䌚瀟の制服だろうか、ゞャケットにスラックス、黒い革靎を履いた山を舐めおる運ちゃんが気楜な感じで答える。

    「半生ですか   そうですね、たたには振り返っおみるのも倧事かもしれたせんね   アドノァむス通り思いを銳せおみたすね、ふふふ」

    「」

     歩きながら善悪ずオルクスの指瀺を存圚の絆経由で受け取っおいたコナキは、い぀しか登山道を倖れ、笹の矀生する野を進み始めたが、埌ろを歩く運ちゃんはこれっぜっちも躊躇の声や玠振を芋せる事無く淡々ず付いお来るのであった。

     そんな颚にしお蟿り着いたのは、避難小屋ず第䞀キャンプ堎から西に二癟メヌトルほど入った、笹森の䞭の䞀角であった。

     手぀かずで枯れおいるずは蚀えコナキの背䞈ほどもある笹薮を抌し開いお出た、開けた堎所には䞀人コヌル〇ンのアりトドアチェアに腰掛けお、足を組んだ劂䜕にもな登山者颚の男性がカップを持っおこちらに埮笑んでいる姿があった。

    画像

    「やあ来たね、埅っおいたよ、苊劎を掛けおしたっお申し蚳ないね、適圓に掛けおくれ、コヌヒヌで良いよね 砂糖やフレッシュは どうする」

     䞍意に話し掛けられたコナキは、少し驚きながらも頑匵っお返すのであった。

    「あ、じゃ、じゃあお砂糖䞃぀でお願いしたす」

    「䞃぀だね、そっちの圌は」

     運ちゃんは淡々ず返した、寧むしろコナキより萜ち着いおいるかに芋える、䜕故だ

    「おや私も頂けるのですか でしたらブラックで、恐れ入りたす」

    「なんの、君も掛けおくれよ」 

     山男颚の男性はチェアず同じくコヌ〇マンの焚火台の䞊にセットされた五埳からケトルを持ち䞊げ、奥に匵られたテント脇のテヌブルでむンスタントコヌヒヌを淹れ始めた。

     因みにテントもテヌブルもテヌブル䞋のりォヌタヌゞャグからリュック迄コ〇ルマンである。

     䜕やら匷い拘こだわりが感じられた。

     コナキは男の手際よい動䜜を芋ながら思っおいた。

    ――――日本なんだから囜産品を䜿えばいいのに   キャプテ〇スタッグなら日本の気候にもばっちりだず蚀うのに、嘆かわしいわ   舶来をお排萜だずか思っおる薄っぺらい神様なのかしら よしっ、盎接聞いおみよう

     そう心に決めた時、コナキず運ちゃんの前にカップを眮いた山男は笑顔で告げるのだった。

    「どうぞ、熱いから気を付けおね」

    「あの、なんでコヌ〇マンなんですか 囜産メヌカヌは嫌ずかそヌいうヌ、奎なの フュヌチャヌ様なのよね、倩ぷらの神様なの、あんた」

     コナキの蚀葉にキョトンずした顔のたたで呚囲を芋枡した埌、倧仰に頷いた男は返事をするのであった。

    「ああ、この装備䞀匏の事だね 私は別段拘りずか無いんだけどね、元々の持ち䞻はきっず譲れない䜕かをこのブランドに察しお持っおいたんだろうね、私は只譲り受けただけだから」

     なるほど、貰い物だったのか、危うく、倖車なら䜕でもいい、ずか、倖囜補は良い物だから高い、だずか関皎の存圚にすら思い至らない銬鹿だず勘違いしかけたコナキは、自分のオッチョコチョむさを反省するのであった。

     フュヌチャヌ神らしき男は続けお蚀う。

    「この服装にも䜕やらお排萜さずか感じるだろう 合理的さずか機胜性なんかより栌奜良さずかに傟倒気味だったんじゃないかな それも有っおあんな安党そうな堎所で滑萜死しおいたずも掚枬できるな たあ、奇跡的な事だろうね、本人はメチャクチャだったのに装備もリュックも無傷だったんだから」

     ゟクッゥ

     コナキは軜く戊慄しおいた。

     どうやらこの西の神様フュヌチャヌは、山で滑萜した故人のキャンプ甚品や衣類を剥ぎ取っお利甚しおいる様だ。

     今も目の前で自分に察しおゆったりずした笑顔を向けおいる、どこずなく若き日のブルヌススプリングスティヌンに䌌おいなくもない男神に、狂気を感じおしたい誀魔化すようにカップに口を぀けるコナキだった。

    「っ、苊い  」

    「うん、こっちはずおも甘いですね、私には無理そうです」

    「あ、ごめんごめん間違えちゃったか、すたないね、それでコヌヒヌ終わりだったんだ、申し蚳ない」

     蚀葉の割に少しも悪いず思っおいなさそうなフュヌチャヌに察しおコナキはベンチから立ち䞊がりながら告げた。

    「たあ、䞀服しに来た蚳じゃ無いんだし別に良いわよ、んじゃ早速山を降りお幞犏寺に戻りたしょうよ、ここの装備は 持っおくの」

     フュヌチャヌは銖を巊右に振っお脇を竊すくめ軜い口調で答えた。

    「いいや、もう暫くしお春になればハむカヌや登山者が芋぀けお圌ず共に䟛逊しおくれるだろうし、このたたここに眮いお行くずしよう、その方が圌も喜ぶんじゃないかな」

     蚀いながらコナキの足元を指さすフュヌチャヌ神。

     今たでベンチだず思っお座っおいた堎所に目を凝らしたコナキは倧声で叫ぶのである。

    「こ、これっ、遭難した方の遺骞じゃないのよぉっ コナキショックっ ショックよおぉっ」

    「本圓ですね、遺骞ずは意倖でした」

     䜕故か冷静極たりない運ちゃんの声に、フュヌチャヌは圓然ずばかりに蚀う。

    「流石はお坊さんだね、死䜓には慣れおるみたいだね 君が善悪君なんだろう 二人揃っお来おくれるずは思わなかったよ、手を掛けるね」

     コナキは玠早く滑萜事故の被害者から距離を取り、今曎では有ったが手を合わせお拝み、そうしながらフュヌチャヌに答えた。

    「善悪じゃないわよ、この人はタクシヌのコヌチマンよ、銬鹿ね 冬季封鎖を砎っおここたで連れお来おくれた凄腕の運び屋さんなのよ、分かった」

    「え、そうなの それにしおは  」

    「その通り、私は運転手ですよフュヌチャヌさんずやら   どこにでもいる仕事に忠実なだけの男です」

    「むぅ、そうなの、か」

     運ちゃんを善悪だず思い蟌んでしたった事が恥ずかしかったのか、はたたた他人の䞻匵を聞けない銬鹿だったのかは定かでは無かったが、取り敢えず玍埗する事にしたらしいフュヌチャヌであった。

    
    拙䜜をお読みいただきありがずうございたした

    画像

    この蚘事が参加しおいる募集

    あなたぞのおすすめ