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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

    あらすじ・目次 


    第三部 六章

    リベルタドーレス ~解放者たち~

    1208.死なば諸共


     何と無くギクシャクし始めたスリーマンセルにアウゲイアスが言葉を掛ける。

    『いや、お主の仲間たちも他人事とは言えないじゃろう』

    「は?」

    『どう言う事だ?』

    『何ソレ?』

     チームワーク良くハテナを浮かべたスリーマンセルにアウゲイアスの説明は続く。

    『ワシ死んだから見えるんじゃが、お主等って同じ魔力で繋がっとるじゃろう? ソレって一体何なんじゃ?』

    「ああ、これでしたら三人の中に魔神アスタロトさんが居るんですよ、依り代ってやつでね、それが?」

    『なるほどアスタがのう! じゃったら想像通りだわい! そっちの竜種とコユキ殿に似た豚猪も死ぬ時は一緒じゃよ、一蓮托生って奴じゃな』

    「最長老様、そうなるんですか?」

    『なるなる、コインの呪いは魂自体に掛けられているからのお、アスタ程の強大なアートマンを分け合って居るのなら、間違いなく竜と猪も死ぬじゃろうて』

     もうはっきり呪いとか言っちゃってるし……
     この確信めいた言葉には聞いたグフトマだけでなくレイブも唖然とした表情を浮かべていた。

    『ちょっ、嘘でしょ?』

    『グゥ、それは余りにも理不尽じゃないか?』

    『でも多分、いいや確実にそうなるじゃろうよ』

    『はーっ? 何ソレっ! 最初に言いなさいよーっ! クソ爺!』

    『グガッ! 本当だよ爺っ! ホーレンソーっ!』

    『『ホーレンソーっ!』』

     他人事ではなく自身の事となると、気楽に前向きとかでは無いらしい。
     狼狽を隠そうともしない弟と妹の姿を見た事で、かえって冷静さを取り戻せたらしいレイブが言う。
     自分自身の死を宣告されたと言うのに中々出来る事ではない、かなりの胆力なのではなかろうか?

    「おほんっ! まあまあ二人とも落ち着きなさい、みっともない」

    『だ、だってレイブお兄ちゃん、ペトラ、死ぬなんて……』

    『そうだぞレイブっ! こんなの、とんだとばっちりではないかぁーっ!』

    「え? 何で? 考えようによっては良い話じゃなかったっけ? まだまだ時間的にも余裕があるみたいだし? 当事者なんだからさ、あれだよ、前向きだよ前向き、な? ペ・ト・ラ・、と、ギ・レ・ス・ラ・♪」

    『うわーん!』

    『グウゥ……』

    「けらけらけら♪」

     胆力と言うより言い返したかっただけだったようだ、人間味に溢れているな。



    お読みいただきありがとうございます。
    感謝! 感激! 感動! です('v')
    まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
    皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
    これからもよろしくお願い致します。
    拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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