
【2341】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2341.カジワライズム
既にお伝えした通り、垂直伝播はあり得ない、繋がっていないのだからこれは仕方ない。
となれば残された進化は水平伝播、物真似から始まる手段しかない。
だからである。
…………えっ?
……………………
いやっ! 紐解けよっ!
えー紐解いたじゃん、結構丁寧にぃ……
どこで?
いや? 全ての生物が長けているの辺り、かな?
えーえぇー!
仕方ない、では総括します! 良いですか?
お、おう、頼むわ……
さっきも言ったがお伝えした通り、持たざる物、今は魔獣の事になるが、彼等には垂直方向からの進化は有り得ないから水平方向からの物真似しかない、これはもうくどい位だろう。
そして物真似で類似性を獲得した先祖がいない場合には変身なんか出来る筈がない、特徴を顕著にする要素が無いからだ。
野獣に発生の起源を持った魔獣が他種に変身、しかもヒト型とかは普通は考えられない事だ。
では何故か、普通で無いのだから例外である。
例外なんて物は滅多にない…… って事は極々稀にだがあるにはあるのだ。
例外の一つは皆さんもご存知のヤツ、依り代システムだ。
悪魔に憑依された依り代は異常に高い身体能力、広範で英明な知識、多様なスキル、そして長寿、時には破綻気味な性格までをも入手する。
第二の例外、これは信仰、いや隷属と表現した方が適当なのかもしれない…… 所謂、マラナ・タ宣誓システムだ。
以前、ナッキとメダカの観察でご紹介したスキルの伝播、あれがこのマラナ・タ宣誓システムに当たる。
この場合の信仰、いや隷属は形だけでは意味を為さない、それっぽいポーズや口先だけとか論外である。
心からの畏怖と尊崇、滅私の奉公と無条件な信頼、絶え間無き憧憬と感謝に溢れ、共にある矮小な己の幸運に咽び喜び主の敵対者には超絶的な敵意を持って臨む、これがマラナ・タだ。
一般的には行き過ぎた原理主義、狂信もしくは妄信とか言われたりする、あれだ。
この二つは共にスキルの伝播がヘテローシスに次いで確実に行われる、とは言え受け手の特性によっては小さくない変化、主に劣化が見られたりもする。
例外の三つ目、最後に残った方法が渇望のままに一代で神格を目指す行為、つまり努力である。
勿論、ちょっと頑張ったとかのそこらに溢れたヤツじゃない、もっと極端で凄惨で執念と血と涙に塗れた感じの努力だ。
何でそこまで…… そんな周囲から見ると一種異常に見える位の努力…… 詳しくはバトル物やスポ根物のマンガとかをお読み頂きたい。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。