
【1880話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1880.千里の彼方
『ではまず、レオニード兄さん、走れるのであろうな?』
『えっ? ま、まあ普通の虎レベル、だけどね』
『虎レベル? 千里を走る、だったわよね?』
『いやソレ馬じゃん! それも凄い馬だよね?』
『虎は行って帰るのだ、つまり二千里、倍なのだぞ』
『そっか♪ ゴメンネ、失礼したわ♪』
『え? いやっ、え?』
『ではここからはレオニード兄さんがロバさん役なのだっ!』
『は? ロバ?』
『ほら皆っ! グズグズしないでっ! 荷物も全部、アノおっさんの背に積み込むのよっ!』
「「ははっ!」」
『親父っ! 頑張るっすよっ!』
『なっ、なあぁっ! い、いきなりぃ?』
「なはは、修行だよ修行っ! 良かったじゃんかっ! レオニードの兄貴っ!」
『う、うん……』
………………これがこの日、レオニードがブレーメンフォーメーションのロバさんポジション、最下層で全ての荷と仲間を背負っている理由なのであった。
全てはスキル習得の為に!
素晴らしいチャレンジ精神だ。
ただ、レオニードは既にシェイプシフト、ジャガランディと夜虎を自在に使い分ける能力を有している、つまりスキル保持者、当然あらゆる生物と会話可能なのである。
初回特典のおまけはずっと前に貰ってしまっているのだ。
となれば、モチベ的にはぐっと下がる、お判り頂ける事だろう。
残念ながら、いや、幸運にも彼等の誰独りとしてその事実に気がついてはいなかったが…… くどい様だが、頑張る事は良い事なのだ、多分。
更に細かく分析すれば、ハタンガや西の面々がロードランナーを容易に使える理由、それは言うまでもなくかつて彼の地を率いたリエの影響だと類推出来る。
クルン=ウラフの獣人達は創始者でド変態だったナガチカとその子分でイエスマンなカバ達、ジローとユイからスキルを得ているのだろう。
どんなに獣臭が強く臭っていても、自分達をニンゲンだと言い張って止まない辺り、始祖の変態具合と頑固さを引き摺っている感じがビンビン察せられる。
同様にこっち側、極東の獣達はリョウコの仲間、オニギリ友の会が元々のスタート地点なのだろう。
だってシェイプシフトの変身とかチームメンバーの蟹や猿、鶴とかの得意技だった筈だしね。
若しかするとパダンパがやっているカルメン的な木遁? まあ悪ふざけで木の枝を咥えているのなんかもリョウコのギリースーツが伝承…… されずに憧れだけが残った結果かも知れないしなっ! きっとそうだ、そう思おう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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