
♪ Pay money to my pain ♪
現役バリバリの会社員時代の、ずいぶん昔のお話です。
当時の私は、どうしても納得のいかない仕事や環境に囲まれていて、精神的にもかなり参っていました。 「なんで自分がこんなところで…」というやり場のない苛立ちを抱えながら、夜遅い電車に揺られ、毎晩のように酒をあおってはふてくされる日々。いま振り返れば、みっともないくらい自暴自棄になっていました。
そんな荒んだ日々のなかで、
ふと耳にしたのが Pay money To my Pain(PTP)の曲でした。
「俺の痛みに金を払え」——。 身も蓋もないけれど、妙に尖っていて潔いそのバンド名が、その時純粋に「イケてる」と思いました。
そして、彼らの『Another day comes』や『PICTURES』を初めて聴きました。
「音楽に人生を救われた」なんて、カッコいいことを言うつもりは全くありません(笑)。 けれど、重い足取りで会社へ向かう朝も、やりきれないタメ息を酒で流し込む夜も、イヤホンを耳の奥に突っ込んで彼らの音を毎日聴いていました。Kの叫びとあの切ないメロディに、知らず知らずのうちに自分を奮い立たせ、心の火が完全に消えてしまうのを必死で防いでいたようにも思います。
あの頃の、出口が見えずに腐りかけていた自分。 そして、そこからどうにか顔を上げて次の一歩を踏み出そうと、もがいていた時間。
その感覚を思い出しながら、PTPへのリスペクトも込めて、曲の形にしたのが今回の『Pay money to my pain』です。
バンド名をそのまま拝借してホント恐縮です(笑)
歌詞は、カッコつけすぎず、愚痴っぽくもならず、当時のリアルな空気感が伝わるトーンに整えたつもりですが、そうなってるかな?(笑)。
Pay money to my pain|歌詞
Midnight train, the lights are cold
擦り切れた 革靴の先で
何のために 頭を下げ
誰のために 息を殺す
Cheap whiskey burns down my throat
煙草の灰が 指を焦がす
「仕方ない」と 吐き出すたび
胸の中で 何かが死んだ
耳を塞ぐイヤホンの中
ノイズを裂いて鳴り響いた
A distorted sound, that crying voice
"Another day comes" 痛みが目覚める
Pay money to my pain
泥水に沈めた命の代価を寄越せ
I won’t let it die
凍てつく夜をすべて火種に変えて
Pay money to my pain
お前の叫びが 俺を呼び戻した
Desk is gray, the room is cold
握りしめた 紙の束に
笑う奴は 笑えばいい
言い訳なら ドブに捨てた
Cold morning, steps on the road
擦り切れても 前を向けと
「まだやれる」と 小さく吐く
胸の中で 何かが燃えた
壁に掛けた褪せたフレーム
"Pictures" of a life I gave up
あの日の叫びが背中を押す
まだ終われない 光を見上げろ
Pay money to my pain
泥水に沈めた命の代価を寄越せ
I won’t let it die
凍てつく夜をすべて火種に変えて
Pay money to my pain
お前の叫びが 俺を呼び戻した
痛みを消すな
傷跡こそが俺だ
Tear it down! Break the cage!
THIS IS WHO I AM!
Pay money to my pain
奪われた時間もすべて利子をつけて返せ
I am standing here
傷だらけの拳で夜をぶち抜け
Pay money to my pain
過去の傷痕が 未来を切り拓く
Another day comes...
Another day is mine.