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Photo byshigekumasaku

祝・イチロー米野球殿堂入り!~個人的思い出と胸アツ名言ベスト…3、1、10!

    イチローさんがアメリカ野球殿堂入りを果たし、
    本日、表彰式典が行われました。

    殿堂入りは日本選手で初めて。
    いや、アジア全域でも初めての快挙です。

    イチローさんは、19分間にわたって、
    英語でスピーチを行いました。

    これ、動画で見て、胸が熱くなりました……。

    イチローさんも最近では「過去の人」扱いされがちで、
    (もちろん、悪い意味ではありません!)
    今や話題の中心は、すっかり大谷選手ですよね。

    もちろん、大谷選手もすごい。
    あらゆる意味において、不世出の選手であることは間違いありません。
    これからも、さまざまな記録を塗り替えていくことでしょう。

    ただ、イチローさんは、我々世代(私は50代)にとって、
    同時代に生き、神がかったプレーの数々をリアルタイムで見ることができたことを心から誇りに思える……

    ——最強の野球選手であり続けた、唯一無二の選手なんです。

    3000本安打、10年連続ゴールドグラブ賞、10年連続200本安打、
    年間最多262安打、日米通算3500本安打、WBC連覇、
    MLBオールスター戦史上初のランニングホームラン&MVP受賞……

    走攻守3拍子揃いまくった、記憶にも記録にも残る名選手でした。

    個人的No.1名場面

    イチロー選手の思い出は数多いのですが、
    (現役時代のイチローさんは「イチロー選手」と呼びたい!)
    私が個人的に一番印象に残っているのは、やはり、
    2009年3月23日、第2回WBC決勝戦における、伝説の決勝タイムリーです。

    あの日、私は、会社員として出勤していたのですが、
    試合が気になって気になって、
    仕事中にもかかわらず、Webで一球速報をチラチラ見ていました。
    (おい!)

    そして、延長10回表。2死一、三塁。イチロー選手に打順が……!
    という場面で、いてもたってもいられず休憩に立ち、
    正々堂々と、ワンセグ(携帯電話のTV)でリアル視聴を開始。
    (おい!)← 2アウト

    祈り、拝みながら、打席のイチロー選手を凝視していたものの、
    それまでが過去に見たこともないほどの絶不調だっただけに、
    「ダメかもな」……という思いも、正直ありました。

    ところが、ところが!
    さすが、生けるレジェンド、イチロー選手、
    目の覚めるようなセンター前タイムリーヒットで勝ち越し!

    私も、一緒にワンセグを見ていたサボり……もとい、
    「情報収集」仲間と、誰彼かまわずハイタッチ!!

    もう最高の気分でした。
    そのまま自席に戻らず、帰宅しようと思ったくらい(笑)。

    30年超におよぶ会社員生活で、
    もっとも印象に残っている思い出のひとつです。
    (おい!)← 3アウト

    本日の名言ベスト3

    現役時代のイチロー選手は、記録もすごかったですが、
    安打製造機であると同時に、「名言」製造機でもありました。

    口を開けば名言。

    本日のスピーチでも——
    19分もしゃべっていれば、次から次に名言が飛び出します。

    ということで、まずは、
    本日1日だけで生み出された名言の中から、
    心に残った名言を厳選してご紹介します。

    ※スピーチは英語でした。
     日本語訳はサンスポの「スピーチ全文」からの引用となります。


    <第1位>

    ファンの皆さんが貴重な時間を使って試合を観に来てくださるのなら、私たちには、その時間に見合うプレーをお見せする責任があります。10点差で勝っていようが、10点差で負けていようが、開幕戦から162試合目まで、同じモチベーションで臨むことが自分の務めだと感じていました。私はシーズン最後のアウトを取るまでは、荷物をまとめたり、道具を片付けたりすることは決してありませんでした。それがプロとして、毎試合全力でファンの皆さんと向き合う責任だと思っていました。ファンは、自分が選んだその日に楽しみに来てくれるのです。

    私が胸を打たれたのは、
    「10点差で勝っていようが、10点差で負けていようが」の部分。
    イチローさんらしい言葉です。これがどんなに難しいことか……。


    <第2位>

    「チームのためにできる最高のことは何か?」と、よく聞かれます。私の答えは、「自分自身に責任を持つこと」です。自分に責任を持つとは、夜、家に帰って、なぜヒットが打てなかったのか、なぜあのボールを捕れなかったのかと考えたとき、その答えを他人ではなく、自分自身に問いかけることです。「すごいピッチャーに抑えられたから」でも、「太陽がまぶしかったから」でもなく、「自分にもっとできたことがあったのではないか」と正直に向き合うことです。自分に責任を持つことで、チームメートを支えることができます。そして、ファンを裏切ることもありません。

    他責思考ではなく、自責思考。
    何かうまくいかないとき、他人のせい、周りのせいにする人は、
    改善も成長もありません。


    <第3位>

    最も私を支えてくれたのが、妻の弓子です。
    彼女にもきっと不安があったはずです。でも、彼女は一度もそれを私に感じさせることはありませんでした。彼女のすべてのエネルギーは、私を支え、励ますことに注がれていました。シアトル、ニューヨーク、マイアミでの19シーズン、どんなときでも、私たち家庭が明るく前向きな場所であるようにしてくれました。私は選手として「安定感」を大事にしてきましたが、彼女こそ、私が出会った中で最も「安定した」チームメートです。

    奥さんへの感謝や功績を称える言葉はよく聞きますが、
    「私が出会った中で最も「安定した」チームメート」とは……。
    言葉のセレクトも殿堂入り級ですね!


    そして、先ほどの、奥さんへの言葉には続きがありました。
    「次点」として、こちらも紹介します。

    <次点>

    引退後まもなく、私たちは「デートナイト(夜のデート)」を楽しみました。
    現役時代にはできなかったこと、観客席に一緒に座って、マリナーズの試合を観戦したのです。アメリカ流に、ホットドッグを食べながら。野球が私に与えてくれた数えきれない経験の中でも、そのホットドッグを食べた時間は、私にとってとても特別なものでした。なぜなら、私をここまで導いてくれた最も大切な人と一緒に過ごしたからです。

    いやー、普通にいい話でした。

    それから、日本人としてメジャーリーグ挑戦の道を開いた
    野茂英雄さんへの感謝を伝えることも忘れません。

    「野茂さん、ありがとうございました」

    と、ここだけ日本語になるところもグッと来ましたね。

    他にも、
    「三度目のルーキー」になった話や、
    継続や準備の大切さ、などなど。

    昔、「イチローの名言で打線組んだ」というネタがありましたが、
    今日のスピーチの名言だけで打線を組めそうな勢いでした。

    名言だらけの、19分間スピーチ。
    名言製造機、健在なり!


    ——と思ったら、
    式典後の記者会見でも、「名言」は止まりませんでした。

    「番外」として、記者会見での名言を1つだけご紹介します。

    その前に、簡単に状況説明——

    イチローさんの殿堂入りに関しては、
    「野手で初の満票選出」が期待されていたのですが、
    満票選出には1票足りませんでした。

    394人中わずか1人ですが、
    イチローさんに投票しなかった記者がいたのです。

    野手の過去最高得票は、イチローさんの元同僚のデレク・ジーター。
    満票選出に1票足りなかった……ということを念頭にお読みください。


    <番外>

    1票足りないというのは、凄く良かったと思います。しかもジーターと一緒。足りないものを補いようがないですけど、努力とかそういうことじゃないからね。いろんなことが足りない。人って。それを自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思うんです。これとそれはまた別の話なんですけど、不完全であるというのはいいなって。生きていく上で不完全だから進もうとできるわけです。そういうことを改めて考えさせられるというか、見つめ合える。そこに向き合えるのは良かったなと思います。

    「自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生」。
    こういうことを、記者会見でサラッと言えるのがイチローの真骨頂ですね。


    マイベスト「名言」

    今日1日だけで、どんだけ名言生み出すねん……(白目)、
    という感じでしたが、
    本日の名言だけを紹介するだけでは消化不良なので、

    ここからは、現役時代のイチロー選手の歴代名言の中で、
    私が一番好きな名言(インタビューの名回答)を紹介させてください。

    インタビューを受けた当時、
    イチロー選手はアスレチックスのハドソンという投手に、
    何試合も抑え込まれていました。

    インタビュアーはイチロー選手にこう質問したのです。

    「あのアスレチックスのハドソン投手は、
     できれば対戦したくない“苦手なピッチャー”ですか?」

    いやいや……
    意地の悪い質問です。

    ところが、そこは安定の「名言製造機」。
    イチロー選手は、次のように答えました。

    「いえ、彼は、私というバッターの可能性を引き出してくれる素晴らしいピッチャーです。
    だから、私も練習をして、彼の可能性を引き出せる素晴らしいバッターになりたいですね。」

    ——くぅ~!

    さすがイチロー!
    おれたちに言えない事を平然と言ってのけるッ
    そこにシビれる!あこがれるゥ!


    【おまけ】名言プラス10

    ここからは「おまけ」です。

    ついで、というわけではないですが、
    私の好きな名言、「厳選10個」を追加で一挙ご紹介!

    ぼくは日米通算3000本安打を達成したけど、6000回以上の失敗があります。失敗から、たくさんのことを学んでほしい。

    自分のできることをとことんやってきたという意識があるかないか。それを実践してきた自分がいること、継続できたこと、そこに誇りを持つべき。

    大切なのは、自分の持っているものを活かすこと。そう考えられるようになると、可能性が広がっていく。

    壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。

    びっくりするような好プレイが、勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレイを確実にこなせるチームは強いと思います。

    自分が全く予想しない球が来たときにどう対応するか。それが大事です。試合では打ちたい球は来ない。好きな球を待っていたのでは終わってしまいます。

    小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

    特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。

    自分がわからないことに遭遇するときや、知らないことに出会ったときに、「お、自分はまだまだいける」と思います。

    はじめから、今があったわけではありません。状況は少しずつ変えていけるものです。

    以上、10個でした。

    息をするように名言を生み出してきたイチロー選手。
    どの言葉も、イチロー選手の発言だからこその説得力に満ちていますね。

    これだけの名言が生まれてきたのは、
    イチロー選手が野球と真摯に向き合い続けた「積み重ね」の証なのだと思います。

    スポーツの言葉が、こんなにも人生に響く。
    それは、彼のすべてが“本気”だったからこそ——。

    イチロー選手、殿堂入り、おめでとうございます!


    さて、今日のnote、いかがでしたでしょうか。

    「イチロー米野球殿堂入り」を祝して、
    多くの名言を紹介してまいりました。

    最後に、イチロー選手の名言集を紹介して終わります。

    イチロー選手の名言集はいろいろ出ていますが、

    イチロー選手自身の発言から、
    年間最多安打記録と同じ数の「262本」を選んで収録した名言集……
    というコンセプトで、なんと、4冊作られています(笑)。

    ——名言製造機、ほんとに、本気で、すごすぎます……


    2005年


    2007年


    2013年


    2019年


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    関西在住。1級FP、独立系司書。50代でFIREを達成し、 何があっても「この先、生きのころー!」をテーマに 自称「マルチ・ポテンシャライター」(多趣味ライター 的な造語)として活動。今まで読んだ5000冊以上の本 から生まれたアイデアをもとに、童心で楽しむ日常 や創作を発信中。

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