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緊張するのは本気の証——本番を迎えるあなたを応援したい

    こんにちは、きのころです。

    年末にかけて、
    「下書き在庫一掃セール」に取り組んでいますが。

    大小30近くある下書きを眺めて、つくづく思います。
    これ、全部一掃するのは不可能だ、と。

    今残ってる「下書き」ってのは、
    かつて仕上がらなかったから「下書き」のままなんですよね…。

    とはいえ、「今」出さないと意味がない原稿もあります。

    今日は、「緊張」について書いたものを取り出すことにしました。

    受験やオーディションなど、近い将来、
    緊張を伴う本番を控えている人にお届けします。


    緊張感の正体

    もうすぐ、受験などの本番を迎えるあなたのために、
    「本番特有の“緊張感”にどう打ち勝つか」
    という話をしたいと思います。

    その前に、「緊張感」って何でしょう?
    なぜ、本番では「緊張」するんでしょうか。

    たとえば、初めての大学受験。初めての共通テスト。
    あなたは、きっと緊張するでしょう。

    真剣であればあるほど、
    これが「1回勝負だ」と思えば思うほど緊張するものです。

    ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが、最初に「あがり」(緊張)を体験したときのことをエッセイに書いています。

    大学1年のヴァイオリンの試験にて——

    弾こうと思った瞬間に右手は震え左手は固まり、頭の中には「駄目だ、間違えるぞ」という悪魔のささやきが聞こえ、何が起こったのか自分でもわからず、弾き終わったあとに待合室で泣き崩れた。

    高嶋さんは、師匠である徳永二男氏(元NHK交響楽団ソロコンサートマスターも務めたヴァイオリニスト)に相談します。

    高嶋:「どうしたら、緊張なく弾けるのでしょうか?」
    徳永:「そんなの僕が聞きたいよ。みんな緊張するんだよ。
        人前で緊張しないような無神経な奴は、
        逆に音楽という繊細なものには向いてないね」

    私(きのころ)は、このエピソードを読んで、
    心の底から共感し、何度も何度も心の中で反芻はんすうしました。

    そう!
    緊張するのは無神経でない証拠なのです!!

    これを読んでいるあなたは、
    多分プロのヴァイオリニストではないので、
    自分に合う形で、言い換えてみてください。

    たとえば、受験生ならこうです。

    「本番で緊張しないような無神経な奴は、
     受験には向いてない」
    ——

    想像してください。

    ある日突然、あなたは、誰かから、
    「今からタガログ語検定を受けて来てください!」
    と言われ、試験会場に直行したとしましょう。

    想像できましたか?

    さぁ、あなたは緊張するでしょうか?

    するわけないですよね。

    さっき試験を受けることになったばかり。
    何の目標もない。

    きっとわからない問題だらけでしょう。

    焦るでしょうか?

    焦るわけないですよね。
    全く、これっぽっちも勉強していないのですから。
    わからなくて当たり前です。

    時間だけが無常に過ぎていく。

    パニックになるでしょうか?

    なるわけありません。
    解けても解けなくても、
    あなたの人生には何の影響もないのだから。

    おわかりですね?

    ここに「緊張」の秘密があります。

    緊張を生むのは「本気の気持ち」だということ。

    本気で勉強していればいるほど、
    本気で合格したいという思いが強ければ強いほど人は緊張します。

    「緊張してない!」などと強がる必要はありません。
    余計に緊張するだけです。

    ましてや、「緊張しちゃダメだ!」と思いつめるのはもってのほか。
    思えば思うほど緊張は高まり、パニックになるでしょう。

    緊張してもいいのです。

    緊張している自分を客観的に受け入れること。
    緊張するのは当たり前。

    まずは、このことを覚えておいてくださいね。


    緊張したときこそ余裕を!

    実は、緊張すること自体は悪いことではありません。

    緊張しているときはアドレナリンが出まくっています。
    これは「戦闘態勢が整った」ということです。

    スポーツの世界では
    「適度な緊張は能力を高めるため絶対必要」
    とまでいわれています。

    アドレナリンを上手に使えば、普段以上の力を発揮できます。
    「火事場のバカ力ぢから」というやつですね。
    (「火事場のバカか」に見えたのでルビを振りました)

    問題なのは、「緊張しすぎる」こと!

    元プロテニス選手の松岡修造氏が、

    「緊張してきた よっしゃあ!」

     
    という名言を残しています。
     

    画像
    「緊張してきた よっしゃあ!」Tシャツ
    (デザインTシャツ通販【Tシャツトリニティ】より)
    https://www.ttrinity.jp/product/2372349#1

     
    なぜ、「よっしゃあ!」なのでしょうか。

    それは、先ほど説明したとおり、
    アドレナリンがドバドバ出てくるからでしょう。

    でも、それだけではないと思います。

    緊張するのは
    「本気の証あかし」だから喜ぶべきなのです。

    この言葉は、
    「緊張」は悪いことではないと教えてくれる、
    奥の深い名言ではないでしょうか。

    しかも、いい感じにバカバカしい。

     
    これを心の中で唱えるだけで、
    いい意味で力が抜けると思います。

    試験会場などで、
    自分以外の全員がこのTシャツを着てるって想像したら、
    笑えてきますよね?

    緊張しすぎたときは、笑って緊張をほぐすことが大切。

    そのために、先ほどのTシャツ画像を、
    いつでも思い浮かべられるよう、練習しておくといかもしれません。

    人生を左右するかもしれない本番、
    なかなか楽しもうという気持ちになれない人は多いでしょう。

    だからこそ、本番を楽しむことができれば、
    それだけで、あなたは一歩も二歩も優位に立てるのです。

    たかが本番、されど本番。
    人生でそう何度も経験できるわけではない本番を楽しむこと。

    その気持ちこそ、最強の、そして究極の、緊張対策なのです。

    <終>
     


    本日は以上です。

    下書きを、なんとか投稿できる形に整えてみました。

    緊張を活かす方法、または、緊張をほぐす方法について、
    自分なりに考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。

    お読みいただきまして、ありがとうございました。


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    関西在住。1級FP、独立系司書。50代でFIREを達成し、 何があっても「この先、生きのころー!」をテーマに 自称「マルチ・ポテンシャライター」(多趣味ライター 的な造語)として活動。今まで読んだ5000冊以上の本 から生まれたアイデアをもとに、童心で楽しむ日常 や創作を発信中。

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