
父親になって3年。「できない」と決めるのが、少し遅くなった
父親になって、3年になります。
寝かしつけも、お風呂も、ごはんもやってきました。妻のほうが負担が多いことは分かっていて、分かったうえで、自分なりにはちゃんと父親をやっているという感覚がありました。
1歳を過ぎた頃、寝かしつけで考え込んでいたら、妻の「目こすってるから眠いよ」の一言で終わった夜のことは、前に書きました。あのときは、妻が息子の少し先を見て動いていた、という話でした。
3年たった今になって引っかかっているのは、妻のことより、あのときの自分のほうです。
寝ない理由を、自分なりに一生懸命探していた。それは本当です。でも、考えている間、私の目は息子ではなく、自分の頭の中を向いていました。目をこするという分かりやすいサインは、すぐそこに出ていたのに。
あとから振り返ると、これは寝かしつけだけの話ではありませんでした。
言葉は、まだ足りないと数えていた。着替えは、親がやるものだと思っていた。そのあいだに、息子のほうは、少し先へ進んでいました。
息子を見る目が、3年でどう変わったのか。