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 Yondandaのグルーヴと疾走感

     新曲Yondandaをニコ生でヘビロテして聞いているのだが、不思議な曲。
    実は田村歩美さんの曲をほとんど聞いた事がなかったので、ラフ×ラフの最近の2曲「何満開」と「Yondanda」で初めてじっくり聞いたところなのだ。このYondanda、打ち込みドラムだと思うんだけど、漂うグルーヴが80年代以前に流行った前ノリドラムの良い感じ。特にサビ。

     ラフ×ラフの曲は、たぶん全部打ち込みドラムの曲だと思うのだが、このドラムの表現ってのが作曲者によって全然違うから面白いのだ。 前述の「前ノリ」ってのは、通常スネアドラムで表現されるいわゆる裏拍のリズムが、ほんのわずか前のめりで鳴る事で、音楽に疾走感が出るというか、前向きな感じの曲に聞こえるってものなんだけど、90年代以降は「後ノリ」つまり、一瞬遅れてスネアを鳴らす事で じっくり感を出すような効果の曲が主流になっていったのよね。

     表題にも書いた「グルーヴ」ってのは、リズムのゆらぎ、「ノリ」の事なんだけど、前ノリも後ノリもグルーヴの一種で、20世紀はドラムは人間が演奏する生ドラムが主流だったから、こんな単純な用語でリズムのゆらぎを表現していたんだけど、今はコンピューターで精密制御のプログラミングでドラムを表現するからリズムのゆらぎも多種多様になっているので、こんな単純な用語自体が今は死語なのかな。

     事実、若手の遠藤ナオキさんが作曲した数多くのラフ×ラフの曲を聞いてみると、表面上はとても聞きやすいのにドラムのリズムは「前ノリ」「後ノリ」「オンタイム」を目まぐるしく使い分けて、とても変化に飛んだゆらぎを表現している。 オマケに変拍子も入りまくりの上、強弱(各ドラムの音量)変化のいわゆるシンコペーションも混ぜているので単調な曲調でもとっても複雑に。 うーん、天才。
     だから、「ドラマみたいに~」のような昭和歌謡チックないわゆるネタ曲でも飽きさせないで聞けるし昭和っぽいのに令和っぽさもあるのだな。 

     ラフ×ラフの新曲「Yondanda」の場合は、遠藤さんほどではないけど曲の進行の中で「前奏 後ノリ~変拍子~前ノリ  Aメロ オンタイム~前ノリ~後ノリ」 というようにドラムのグルーヴが変化していくのね。 そして、サビではおもっきし前ノリの疾走感。これが80年代ノスタルジーみたいのも感じさせるし、変拍子とか混ざりまくってるから今っぽいし、何とも心地よいのだ。 ホント離陸してそのまま飛んでいきそうな感じ。

     ところで、歌い出しの部分のシンプルなギターリフ、あれでスタートするって天才じゃないっすか? あと、「しなやかに」の歌詞に力強いスネアのロール当てる発想もすげーよ。

     ラフ×ラフは「アイドル」ってカテゴリーなんだけど、ところがどっこい良曲ばっかりなのでアイドル曲としてじゃなくて洋楽やロックなんかに混ぜてプレイリストに入れて普通に聞いちゃうんだよなあ。いや、みんな聞け!
     それは遠藤さんや中西圭三さん等 素晴らしい作曲編曲陣のおかげなんだけど、ここにまた一人すげー人が加わったんだなあ、と喜びを噛みしめているところ。

     今、youtubeとかサブスクでたむらぱんさんを聞きながらこの文章書いてる。 生ドラムの曲もあるし、割と前ノリのグルーヴなんだ。 いいな、ラフ×ラフのおかげで良いミュージシャンを知る事が出来た。

    えー、たむら+パンじゃなくて、たむ+Lapin(仏語 ウサギ)だったんだ!
    じゃあ、たむらぱんさんの「ら」の発音は「L」? うわ、勘弁してください、僕日本人なんです。


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    ラフ×ラフというアイドルグループを応援しています。 昔シロウトバンドやったり音響の仕事をしていた事があり、今は地域の合唱団に入っていたり趣味で野鳥の写真を撮ったりするのでシロウトのくせに音楽やカメラについて語り、結果けっこう間違えた事言っていたりします。反省はしている。

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