
第5章 編集者になるための勉強と方法-資格-〈07〉
7.一週間に一度は書店通いをしているか
新しい本はまず書店に並ぶ。もちろん新聞や雑誌広告で新刊本の情報を知ることはできる。また書評コーナーや出版業界誌でベストセラー本のランキングを知ることはできる。しかし新刊本の実物をいち早く見ることができるのは書店だ。
私は本屋に入ると心が落ち着く。棚に並ぶたくさんの本を興味の赴くままに眺めながら,店内をぶらつくのが好きだ。地元にいても出張中でも時間ができると本屋さんに入る。本屋さんは暇つぶしにはもってこいのところだ。本を買わなければお金はかからない。退屈はしない。他人の干渉もない。あっという間に時間は過ぎていく。もちろん買いたい本があって出かける場合が多いが,どちらかというと暇つぶしのほうがいろいろなヒントや発想・アイデア・思いが沸いてくる。
いまどんな本が出版されているか。平積みされている本はだれの書いた,どんな本か。雑誌はどんな特集を取り上げているか。どのコーナーに人が集まっているか。こうしたことを知ることはパソコンによる本づくりを勉強するよりも編集者にとっては大事なことだ。最近は店頭に並ぶ本の回転が早い。一週間に一度くらいは本屋さん通いをしよう。
