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「聖杯」を探して自動売買を自作し続けた私が、テクニカル分析を一切やめた理由

    投資の世界でよく議論されるテーマの一つに、 「テクニカル分析か、ファンダメンタル分析のどちらを使って売買ルールを考えるか」というのがあります。 皆さんはどちらの派閥でしょうか?

    一応、この二つの違いをざっくり整理しておくと、

    • テクニカル分析 =「チャート予報」 (過去のデータの動きから、今後の値動きの形などを予測する)

    • ファンダメンタル分析 =「企業診断」 (企業の財務状況や決算から、その企業の本当の体力や価値を測る)

    私の今の投資スタイルを知っている人なら「ゴリゴリのファンダメンタル分析派」に見えると思います、実際その通りです。 でも、投資人生の初期でFXでドル円、ユロ円、ポンド円をガチャガチャと売買していた頃の私は、間違いなく「ゴリゴリのテクニカル分析派閥」

    なぜ、そこまでハマっていたテクニカル分析を辞めたのか。 理由は単純で、
    一言"勝てなかったから"です
    勝っていれば、わざわざこんな苦労をして手法を変えたりしません。そして、現状はファンダメンタル分析でしっかり勝てているので、勝てているうちはこの一本で行きます。

    ファンダメンタル分析に移行した今の私だからこそ分かる、テクニカル分析で勝てなかった原因をいくつか振り返ってみましょう。

    1. テクニカル分析の終着駅で見つけた「聖杯」の正体


    テクニカル分析を触っていると、誰もが必ずたどり着く究極のゴールがあります。 それが「この世に聖杯はあるのか?」という疑問です。

    聖杯(どんな相場環境でも永久に勝ち続けられる完璧な手法・条件) これさえ見つかってしまえば、もう余計なことを考える必要はありませんよね。どんな相場のどんな状況であっても勝ち続けるシステムを考案してしまったら、資産はうなぎのぼりです。

    YouTubeや投資本を見ていると、いかにもめちゃくちゃ勝てそうに書かれているんです。 その代表格が、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスですよね。もっともポピュラーな売買サインです。

    移動平均線とは、「過去〇日間の株価の平均値」をつなぎ合わせた折れ線グラフのこと。 通常は、性質の異なる2本の線を組み合わせて使います。

    • 短期移動平均線(例:5日線、25日線):直近の値動きに敏感に反応する

    • 長期移動平均線(例:75日線、200日線):中長期的なトレンドを表す

    この「短期の線」と「長期の線」が交差する瞬間のことをクロスと呼びます。

    • ゴールデンクロス(買いサイン)

      • 一言でいうと:下落・停滞から「上昇トレンド」へ変わるサイン。

      • 仕組み:短期の移動平均線が、長期線を「下から上に」突き抜ける現象。

      • イメージ:短距離ランナー(短期線)が、長距離ランナー(長期線)をごぼう抜きしていくような感じです。

    •  デッドクロス(売りサイン)

      • 一言でいうと:上昇から「下落トレンド」へ変わるサイン。

      • 仕組み:短期の移動平均線が、長期線を「上から下に」突き抜ける現象。

      • イメージ:勢いを失った短距離ランナー(短期線)が、長距離ランナーの足元で転がり落ちていくような感じです。

    本の中や動画の中だけは、本当に勝ち組になれそうに見えるんですよ。 ……

    でも、勝てません。

    2. 自動売買を自作して悟った「テクニカルの限界」

    なぜここまでハッキリ言い切れるのか。 それは、FXでテクニカル分析を極めようとした行き着く先として、私が「自動売買(EA)のプログラム」をこれでもかというくらい作りまくったからです。

    試したのは移動平均線だけじゃありません。MACD、ボリンジャーバンド、RSI等々……。 それこそプログラムで数値をこれでもかとこねくり回し、自分でもびっくりするぐらいの膨大な試行回数とバックテストを重ねました。 その結果、 「あれ? 聖杯なんて無理なんじゃないか?」 と気づいてしまったんです。

    一応、自動売買を回して勝ててる雰囲気はあります。でも、サーバー代や電気代を払ってたりパソコンを起動させたりしていると、手数料と相殺されて結局「なんかトントンだな……」って感じでした。

    「まぁ、もし今後ファンダメンタル分析で全く勝てなくなったら、またこっそりテクニカル分析をやっているかもしれませんが(笑)」 それが私の投資人生7年の初期の思い出です。

    3. もし今、テクニカル分析で勝つ方法を考えるなら

    では、そのテクニカル分析(自動売買)の時期から現在のファンダメンタル分析を経て、今の私が「もし今からテクニカルで勝つとしたら何をするか」を真面目に考えたらどうなるか。 答えは、完全放置ではなく「半自動売買」に行き着きます。

    例えば、今これを書いている10月下旬を例に考えてみましょう。皆さん、今の直感で日経平均株価は下がりそうでしょうか、それとも上がりそうでしょうか? 意見は割れるかもしれませんが、直近のチャートを見れば「どうあがいても下げの圧力が強そうだな」と感じるはずです。

    だったら、その時は自動売買のスイッチを完全にオフにするか、ロットを極限まで小ロットにする。そして、相場観が反転して「ここから上がりそうだ」というタイミングが来たら稼働させる。 つまり、完全なシステムトレードではなく、人間の相場観やトレンドの空気感をフィルターとして挟むやり方なら、ワンチャンスあると考えています。

    ただ、そこまでやると結局は「自分の判断で日経平均の強弱を正しく見極め続けなければならない」という重い手間が発生します。めちゃくちゃ面倒くさいし、自分の相場観が外れたら、それはもう「聖杯」でも何でもありませんただの勘違いです。

    お知らせ

    今回の記事で触れた「自動売買の苦悩」を経て、私が実際にどのようにPythonとAIを使って泥臭い決算短信コピペ地獄から抜け出し、極上のネットキャッシュ株を拾い集めているのか。その具体的な実戦ノウハウを以下の記事で公開しています。無料部分だけでも環境構築や手順の参考になりますので、ぜひ覗いてみてください!


     
     
    AIを相棒にプログラミングしながら割安株を分析中。 日々の投資エッセイや自動化の試行錯誤もリアルに綴っています。 個別株投資家仲間が欲しいので、フォローバックさせていただきます!記事にコメントいただけるとうれしいです お気軽にどうぞ

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