メインコンテンツへスキップ
見出し画像

管理職、がんばるほどポンコツになる。だから私は麻辣湯を食べに行く

    最近、思う。

    管理職になると、

    「休む練習」が必要なのではないか。


    朝からずっと判断している。

    これは進める。
    これは待つ。
    これは誰に頼む。
    これは今言う。
    これは言わない。
    この資料は直す。
    この会議は出る。

    気づけば、脳内で小さな決裁会議がずっと開催されている。

    しかも閉会しない。

    管理職って、実際に手を動かしている時間以上に、判断している時間が長い。

    そして判断しすぎると、だんだん視野が狭くなる気がする。

    いつもなら気づくことに気づかない。

    「これ、そもそもやる必要ある?」

    みたいな、一番大事なことが見えなくなる。

    判断の正確さも落ちるし、ひらめきも出てこない。

    なのに疲れていると、

    「もっと考えなきゃ」

    と思ってしまう。

    いや、たぶん逆だ。

    周りを見ていても、仕事ができる人ほど、意外とちゃんと休んでいる。

    昼休みに外に出る。

    コーヒーを飲む。

    休暇を取る。

    仕事と関係ない話をする。

    ずっとパソコンに張りついていない。

    そこで先日、

    仲の良い役員に思い切って聞いてみた。

    「仕事ができる人ほど、ちゃんと休む時間を大切にしている気がするんですけど、どう思います?」

    返ってきたのは、

    「そのとおり。」

    とのことだった。

    即答だった。

    やっぱりそうなのか。

    余裕があるから休むのではなく、休むから余裕ができる。

    そういうことなのかもしれない。

    そう考えると、私が仕事の合間にやっている麻辣湯タイムも、急に意味のあるものに見えてくる。

    仕事を切り上げ、自転車に乗り、麻辣湯屋へ向かう。

    春雨を選び、きくらげを入れ、青菜を入れ、辛さを選ぶ。

    この時間、会社のことをほぼ考えていない。

    考えているのは、

    「今日はにんにくを追加するか」

    くらいである。

    そして店を出るころには、不思議と頭が少し軽くなっている。

    さっきまで悩んでいたことに、

    「いや、これは今やらなくていいな」


    と思えたりする。

    麻辣湯が経営判断能力を向上させるというエビデンスは、たぶんない。

    でも、私には効いている。

    管理職になると、頑張る練習はもう十分している。

    これから必要なのは、もしかすると

    「ちゃんと休んで、頭を空ける練習」

    なのかもしれない。

    そういう意味では、私の麻辣湯タイムも立派な業務の一環……。

    いや、それはさすがに経費では落ちない。

    今日も自腹で、脳を休ませてきます。

     
     

    Koko

     
     
    仕事では管理職。 家では中3男子と4歳女子に完敗中。 43歳で転職に挑戦しながら、家事は外注、悩みはChatGPTへ。 フランスでの生活経験あり。 麻辣湯とアイドルが好き。 「母だから」で諦めたくない、欲張りな日々を書いています。

    あなたへのおすすめ