
年収1200万円、居心地もいい。それでも私が18年勤めた会社を辞める理由。
年収1200万円、居心地もいい。それでも43歳の私が転職を考えた理由。
「なんで転職するの?」
自分でもそう思う。
43歳。年収は約1200万円。
休みも取れるし、会社の主力製品に関わる仕事も任せてもらえている。
部下もいる。
人間関係も悪くない。
むしろ、今の会社は居心地がいい。
それなのに、私は転職活動を始めた。
しかも、転職先のほうが通勤時間は長くなる。
いや、何をしているんだ、私は。
今の会社には長く勤めている。
若い頃からいろいろな経験をさせてもらい、今は管理職として働いている。
お世話になった先輩も同僚もいる。
自分の専門性を生かせる仕事もある。
周囲から頼りにされている実感もある。
今後のキャリアも、ある程度見えている。
仕事の進め方はわかっているし、困ったときに相談できる人もいる。
長く働いてきたからこその安心感がある。
だから、今の会社を辞めたい理由を説明するのは難しい。
給料が安いわけではない。
嫌な上司がいるわけでもない。
会社に大きな不満があるわけでもない。
でも、ひとつ気になっていることがある。
この会社は、この先も大丈夫なのだろうか。
数字はまだ悪くない。
でも、私は感覚的におかしいと思っている。
このままじゃやばい。
会社の業績や投資関連の情報も、それなりに見ている。
少なくとも今のところ、明らかに危険だと判断できるほど悪い指標が出ているわけではない。
客観的な数字だけを見れば、今すぐ会社を離れなければならない理由はない。
それでも、なんとなく気になる。
うまく説明できないけれど、今の延長線上に明るい未来があるのか、少し不安なのだ。
私の感覚からすると、危ないと感じている。
そして、それは私が直せるようなことでもない。
もちろん、私の思い過ごしかもしれない。
今後も会社は順調に成長するかもしれない。
でも、長く働いてきたからこそ感じる違和感もある。
私は、こういうときの自分の感覚をわりと信じている。
それが正しいかどうかは、わからない。
ただ、この感覚を無視して、居心地のよさだけで今後の人生を決めるのも違う気がした。
43歳、転職活動を始めてみた
思い切って、興味のある会社に応募した。
書類選考を通過し、面接を受けた。
久しぶりに、自分が評価される側になる。
普段は管理職として判断する立場なのに、今度は自分が判断される。
これがなかなか緊張する。
自分の強みって何だろう。
これまでの経験は、ほかの会社でも通用するのだろうか。
そこで頼ったのがChatGPT。
職務経歴を整理してもらい、面接の練習をして、自分のやりたい仕事を何度も言葉にした。
もはや転職活動の伴走者である。
そして、ありがたいことに内定をいただいた。
普通なら、ここで万歳なのだろう。
でも、私はまた悩み始めた。
今の会社に残るリスクと、新しい会社に行くリスク。
どちらを取るのがいいのだろう。
ここからは、今回の転職活動で私が実際に考えたこと、ChatGPTを使って整理した優先順位、そして内定後も残っている迷いについて書いてみたい。