メインコンテンツへスキップ
見出し画像

「ゲームしたい」と言う中3に、ChatGPTで英語ゲームを作ってみた

    中学3年生の息子が言った。

    「ゲームしたい」


    受験生である。

    母としては、

    「その前に英語をやったら?」

    と言いたい。

    しかし、正論で中学生が動くなら、世の中の親はもっと穏やかに暮らしている。

    そこで考えた。

    ゲームをやめさせるのではなく、
    英語をゲームにすればいいのではないか。


    早速、ChatGPTに頼んでみた。

    「中3が楽しめる英語問題を、ゲームのように進む仕組みにして」

    かなり雑な注文である。

    するとチャッピーは、英語の問題を「クエスト」に変えてくれた。

    問題に正解すると経験値とコインがたまる。

    ステージを進み、敵と戦う。

    さらに、貯めた経験値やコインで武器も買える。

    こんな子供騙しの方法が、

    意外に良かった

    教育の方向として合っているのかは分からない。
    ただ、問題は解いている。

    いつもの英語問題でも、

    「次の問題です」

    ではなく、

    「次のクエストへ進みます」

    と言われると、少し楽しくなるらしい。

    人間は意外と設定に弱い。


    私は問題を考えなくていい。
    丸つけもしなくていい。

    正解ならチャッピーが盛り上げ、不正解ならヒントを出してくれる。

    私はソファに座り、ときどき、

    「おお」

    「コイン増えたね」

    「次は何を買うの?」

    と声をかけるだけである。

    母の役割は、ほぼゲーム実況の観客。


    勉強に付き合っているのに、座っていられる。

    家庭学習において、これはかなり重要な機能である。

    ところが、最初のクエストは思ったより早く終わった。

    息子、
    「終わるの早くない?」

    せっかく本人がやっているのに、ここで終わられては困る。

    チャッピーに、

    「もっとゲーム感を強くして、続きも作って」


    と頼むと、新しいステージが始まった。

    ゲームの開発会社に、ソファから追加発注する母。

    費用はかからず、納期は数秒である。

    もちろん、本物のゲームほど夢中になるわけではない。

    途中で、

    「これ、結局勉強じゃん」

    と気づく可能性もある。

    できれば、もう少し気づかないでほしい。

    それでも今日は、「英語をやりなさい」と何度も言わずに問題を解いた。


    私はソファから見守れた。

    それだけでも十分である。

    息子は英語で経験値を稼ぎ、母は体力を温存する。

    わが家の家庭学習としては、かなり理想的なゲームバランスである。

    この記事が参加している募集

     
     

    Koko

     
     
    仕事では管理職。 家では中3男子と4歳女子に完敗中。 43歳で転職に挑戦しながら、家事は外注、悩みはChatGPTへ。 フランスでの生活経験あり。 麻辣湯とアイドルが好き。 「母だから」で諦めたくない、欲張りな日々を書いています。

    あなたへのおすすめ