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【過去話たずめ】ちょっず笑える3話

    今日の気分で歩く3぀の物語

    今日ご玹介するのは、
    軜く読みたい日に向いおいる3話です。

    特別な出来事は起きないけれど、
    ちょっず笑えるメむの日垞を遞びたした。

    □ 1. メむのずある䌑日

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    朝の森は静かだった。
    鳥の声で目が芚めたメむは、
    垃団の䞭でスマホを手に取った。

    「  ちょっずだけ、芋よ  」

    画面を開いお、
    数分だけスクロヌルするはずだった。

    「このレシピおいしそう」
    「うわ、猫  かわいい  」
    「ぞぇ、この人の暮らし玠敵  」

    気づけば倪陜が少し傟いおいた。

    「あれ え、埅っお  昌過ぎ  」

    慌おお垃団から出る。
    けれど森の冷たい空気に觊れた途端、
    メむはたた垃団の䞭に吞い寄せられた。

    「たいっか。ちょっず枩たっおからにしよ」

    するず、携垯がピコンず鳎る。

    「新着動画がありたす」

    ──そこはメむ。誘惑には匱かった。

    ◆

    気づけば倕方。
    空は淡い玫色に染たっおいお、
    鳥たちが垰り道を急いでいる。

    メむは呆然ず空を芋䞊げた。

    「  なんもしおないのに、今日終わった」

    「逆にすごくないここたで䜕もしないの」

    お湯を沞かし、枩かいカップを䞡手で包みながら、メむは小さく぀ぶやいた。

    「たぁ、明日から頑匵る分、今日チャヌゞしたっおこずで」

    森の倜颚がするりず頬を撫でた。
    責めるでもなく、急かすでもなく。

    ただ、今日のメむをそのたた蚱しおくれおいるようだった。



    □ 2. メむの郚屋だけ倧惚事

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    メむの郚屋には、冬の静けさよりも
    “ガサガサ ガサッ”
    ずいう音のほうがよく䌌合う。

    それもそのはず。゜ファに重なる服の山、読みかけの雑誌、積み重なった未開封コスメ。
    歩くたびに、小さな音楜みたいに散らかりが反応する。

    そしお──気づく。

    「  えっもう幎末じゃん」

    カレンダヌを芋た瞬間、メむは叫び声ずずもにひっくり返った。
    服の山が雪厩のように厩れ、通り道を塞ぐ。

    「やばいやばいやばい
    こんな状態で幎越せないよ」

    匕き出しを勢いよく開けるず、去幎の手袋が“片方だけ”出おきた。

    「えぇぇなんで片方しかないの〜」

    その声を聞き぀けたモコが、窓から顔をのぞかせる。

    「メむ〜、どうしたモコ  」

    「モコ〜〜助けおぇぇ」

    二人で片付けを始めるが、メむが動くたびに別の山が厩れ、モコが掃くそばから“新しいガサガサ音”が発生し続ける。

    「メむ、これは  片付いおるモコ」

    「わかんないよヌでもやるしかないよヌ」

    メむは腕たくりをしお、深呌吞をひず぀。

    「よしあず15分だけ党力でやる
    ほんずにやる早くしないず幎が明けちゃう〜」

    窓の倖では、静かに雪が降りはじめおいた。
    メむの倧晊日は、今日もぎりぎりたで走っおいく。


    #モコ森


    □ 3. 家蚈の鬌教官、マダム・ザマス

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    新幎の森は、い぀もより少し静かだった。

    それでも、い぀も通り優しくお
    どこか隒がしい䜏人たちの䞭に、
    この時期になるず必ず珟れる人物がいる。

    “家蚈の鬌教官”マダム・ザマス。

    その日、森の倖れにあるマダム・ザマスの自宅兌サロンには、ぜ぀ぜ぀ず䜏人たちが集たっおいた。

    理由は、ただひず぀。
    新幎最初の『家蚈講座』が開かれるからだ。

    「今幎こそ、ちゃんずやろう」
    「話だけでも、聞いおおきたい」

    そんな小さな決意を胞に、
    それぞれが自分の足で、扉をくぐる。

    マダムは䞀人ひずりを芋枡し、
    拒むこずなく迎え入れた。

    「寒い䞭ご苊劎さた。たずは䞭ぞ。
    冷えた䜓では話も頭に入らないざたす」

    マダムはそう蚀っお、
    湯気の立぀スヌプを䞀人ひずりに手枡した。
    メむはカップを䞡手で包み、ほっず息を぀く。

    「さお、新幎ざたすけど」

    その䞀蚀で、ぎしり、ず堎の空気が締たった。
    マダムは県鏡越しにゆっくりず芖線を巡らせる。

    「たずはメむ。
    郚屋は、片付いたんざたすか」

    「えっ、あ、えっず  」

    䞀瞬、背䞭に冷たいものが走る。

    「は、はい 最近はちゃんず綺麗にしおたす」
     昚日やっずいおよかった〜  

    マダムはしばらく無蚀でメむを芋぀め、
    やがお小さく息を぀いた。

    「  たぁ、よろしいざたす」

    「続けお聞くざたすが。あなた、家蚈簿アプリをたた倉えたらしいざたすね」

    「はい 新幎なので、気持ちも新たに」

    「いい心がけざたす。ちなみに、いく぀目」

    「えっず  10個目です」

    䞀瞬の沈黙のあず。

    「倚すぎザマス
    それ、恋人を倉えるより早いザマス」 

    マダムの声が郚屋に高らかに響き枡った。
    宀内に、くすりずした笑いが起こる。

    メむは肩をすくめながら蚀う。

    「いやその  アむコンが可愛くお  」

    「アむコンの可愛さで遞んでどうするザマス
    浪費は未来の涙ザマス」

    その䜙韻が消えきらないうちに、
    マダムは声のトヌンをふっず萜ずした。

    「でも  、今幎も無事に迎えられたざたすね。みんな元気でいおくれたこず、それが䞀番の収穫ざたす」

    森の空気が少しだけ、枩かくなった。

    「メむ、アプリが悪いわけではないざたす。
    でも、倉え続けおいたら“癖”は育たない」

    「家蚈簿はゎミ出しに近いざたす。
    毎日ではない。でも、溜たり方には必ず癖が出るざたす」

    「油断するず増える、忙しいず攟眮する。
    倉え続けおいたら、それも芋えないたたざたす」

    メむはスヌプを飲み干しながら、こくりずうなずいた。数字の話なのに、なぜか“生掻”の話をされおいる気がする。

    マダムは最埌に、静かに蚀った。

    「ここは、数字を叱る堎所ではなく、
    暮らしを立お盎す堎所ざたす」

    新幎の森に響いたのは、説教のような暮らしの話。

    こうしお──
    マダム・ザマスの初講矩は、䞀幎を動かし始めた。


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    『今週の3話』はいかがでしたか

    メむが奜き。モコの話をもっず芋たい。
    そんな感想もお埅ちしおいたす☺

    それではたた。
    次の3話でお䌚いしたしょう🌳


    この森をもう少し散歩する🐟

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    ▶次の3話ぞ


    #森のかけ足3話コヌス #暮らしの森 #短線 #創䜜 #物語 #ファンタゞヌ #過去話 #創䜜 #私の䜜品玹介


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    「暮らしの森」を芋守る管理人🌳 1話2〜3分の小さな連䜜。森の䜏人たちの日垞に、家事・暮らしのヒントや小さな発芋を混ぜお綎っおいたす。 人ずの぀ながりが物語になり、歩いた足跡が森の地図になっおいく。 読む堎所ではなく、垰っおこられる堎所を目指しお🕯

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