
デュオの呪縛
「お母さん、楽しい?やめていいんだよ」
語学学習アプリ「デュオリンゴ」を教えてくれた娘に心配されている。
デュオリンゴは、世界中の人が英語に限らずいろんな言語を学んでいるアプリだ。単語と意味をタップしてつなげたり、単語を順番に並べて文章を作ったり、声を出して読んでみたりする。
tea or coffee とかからスタートした。途中からは飛び級せずにゆっくりやっている。ライフをなくす前に1レッスン全部クリアしないとその日学習したことにならないからだ。
英語は全く喋れない。でも、親しんだようには思う。
課金モードに定期的に誘われるけども無料の範囲で続けている。時々3日間お試しで課金モード体験がさせてもらえる時は、間違えてもライフが減らなくなるので、ハワイ語とか、韓国語とか、間違えまくるしかないところに遊びに行ったりもする。
普段は、英語が喋れるようになるためじゃなくて、デュオ(鳥)に「レッスンしないの?」と呼び出されるので続ける感じになってしまっている。
そのアピールが結構こわい(;^ω^)
デュオリンゴネーム「meria」の私にデュオは呼びかける。



寝る前にスマホのウィジェットでデュオがおかしくなっているのを見て、ハッとする。
記録更新のために眠い目をこすってやっていると、
「お母さん、人生楽しんでいいんだよ?楽しいことをやればいいんだよ?」
などと半笑いの娘に諭されている。
娘は一年以内にさくっと辞めた。息子は一か月くらいだったかな。デュオが嫌いと言っていた笑

私は、もはや辞めるのは勇気がいる状態になってしまっている。
連続記録が800日超えてしまった。
1日1レッスンでもすると連続記録達成となる。1レッスンは長くても5分くらい。平均3分くらいだと思う。私は、基本的に1レッスン。多くても2レッスンしかしない。
「フリーズ」というアイテムがあって、レッスンをしなかった日はフリーズを使って記録をつなぐことができる。2個まで装備できるのだが、ピンチの時はフレンズがフリーズをプレゼントして助けてくれることもあった。
奥の手で、英語で日本語を学習するモードにして、さくっと終わらせるとか、発音をちょっとやるだけでレッスンを終わらせたことにするとか、チェスをやってつなぐとかもしてきた。
日本語レッスンモードで、日本語がちょっと硬くて発音が変だと、私が学んでいる英語は大丈夫なんだろうか?と若干心配になる笑
もう、でも、そんなことより連続記録を途切れさせられないのだ。
完全に目的がおかしくなっている。
中でもやめられない大きな理由が、見ず知らずの海外フレンズたちと積み上げてしまった「フレンド連続記録」だ。 現在進行形で繋がっているのは3人。一番長い人とは683日、二番目の人とも471日、一番短い人でも207日。もはや彼らの名前を一日に一度見ることは生活の一部となっている。
最近一気にフレンズ申請されて、10人近くになったのだが、みんなみるみる脱落していった。そしてまた、いつメンが残った。
これ、お互い辞めたらさみしい感じになると思う(;'∀')
まさか、こんなことになるとは思わなくて、フレンズ?は?ナニコレ?と気軽に登録した覚えがある。
フレンズから通知が来るんだ。

とか。

とか。
向こうは、自分のレッスンが終わったあとに「フレンズをつつく」っていうボタンを押しているだけで、文面はデュオが私に刺す言葉をランダムに表示するシステムだ。
一日3分。これからもデュオに煽られ、見知らぬフレンズへの情を無碍にできずに、じりじりと呪縛にとらわれ続けるのだと思う。
まぁ、今のところそれでもいいかと思っている。
新作デュオに会えるのは、ちょっと楽しみだったりするのだ。





