
まのさばを百合ゲーだと思って始めた人の日記(第一話)
みなさまは「魔法少女ノ魔女裁判」をご存じでしょうか。
私はつい先日、二次創作から知りました。
二次創作の中では桜羽エマなる美少女が魔性の女ムーブを繰り広げており、二階堂ヒロが「エマッッ💢💢💢」と怒るという、なんとも官能的な百合が繰り広げられていました。
私はこういう湿度の高い百合関係が大好きです。
これは予感ではなく確信ですが――エマちゃんはヒロちゃんと仲良くなりたいのでしょう。
私が観測しなければ確定しないのであれば、行くほかありません。
「行かねば」
こうして地獄へと足を踏み入れることになりました。
これは「まのさば初見感想を振り返りつつ、記事にまとめていくもの」です。初見感想の旨味と初見を振り返る人の哀愁のようなものが感じられると思います。
【注意!! 以下、まのさばネタバレあり!!】
第一節 すみません。聞いてた話と違うんですけど?

……タイトル画面からやや不吉なものを感じる。
エマちゃんはどうして「アゾット剣」のようなもので貫かれているのかな? そもそも「魔女裁判」って不穏な言葉では?
怪しいものを感じるが、エマヒロなる概念を思い出して進む。

おかしい。事前情報と違う気がしてきた。
ファムファタールのように蠱惑的に微笑んでいた少女が、ゴリゴリにいじめられている。
「あれかな。エマちゃんが蠱惑的すぎて、逆にいじめられているとか?」
そんな訳なかろうなのだが、私は希望に縋った。
溺れゆく者はなんでも掴むのだ。藁であれ、エマヒロの概念(集団妄想)であれ……。
――激震走る。
なんと!
\\\ 桜羽エマちゃんと二階堂ヒロちゃんは仲が悪い ///
ことが判明する。
エマ×ヒロ概念は、景品表示法違反の可能性が高い……
しかし、容疑は確定していない。
捜査班は真実を探るべく、Acaciaの罠の中へと飛び込んだ――!!

ふざけるなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
エマヒロなんてないではないか!? どうなっているのだ!?
くそ、だめだ、まのさばをやっていると情緒がおかしくなる!
イライラと好奇心が押し寄せて、心を壊される!!
第二節 カプの増殖が止まらないんですけど?
正直、エマ×ヒロを目的にゲームを始めた私に続行する理由はない。
逃げろ! 逃げるんだ!! いまなら傷浅く撤退できる!!
こんな地獄に残る必要はない! ないんだ!!
ない……が……

新しいカプに釣られ、続行する。
時代はハンナ(お嬢様)×レイア(王子様)ですよ!!
ハンナ×レイアに釣られている間に「なれはて」という概念が登場する。要はまどマギの魔女化の話であろう。
これがこの速度で出てくるということは不吉な予感がする……が、
「まぁ、言うてなんとかなるんじゃないすか? はは? そんな酷いことしてたらお客さんいなくなっちゃいますよ」
と油断していた。
まさかまのさば界隈が「なれはて」や「共犯者」と呼ばれる「可哀想を可愛いに、痛みを愉悦に変換可能な集団」だとは思っていなかったのである。
そんな集団が数万あるいは数十万規模で日本に潜伏しているなど露にも思わなかった。超現戦か何かを戦っておられるのか?


ヒロ退場がよほど衝撃だったのであろう。
筆者は「見えるものすべて敵」だと思って警戒している。
まるでベトナム戦で、深いジャングルの奥地でゲリラと戦う米軍のようだ。トォォム! 止まれ、そこにはブービートラップがある……!
後から(2-1終了時点)思えば失笑ものである。
彼は影を見て熊だと叫び、風を感じて死神だと絶望しているのだ。

もう「誰かが魔女を作ろうとしているようにしか思えない」。
牢屋敷って少女を魔女に加工する工場か何かなんですか? インキュベーターが知ったら効率的だと喜んじゃう……

この辺りから考察を交えつつプレイするようになる。
急にヒロを奪われたことで心的外傷が刻まれ、防衛反応が生じているのであろう。
「痛み」を「予測」さえできれば……「覚悟」さえあれば「突破」できる。
――そう信じている憐れな子羊が私である。


だが私は世界を信じることをやめていなかった。
産まれたばかりの仔が世界を疑うだろうか。
雨に濡れようと晴れ間がやがて来ることを信じることは悪だろうか。
そんないじらしい私(プレイヤー)の心は、悪鬼の如きシナリオによって磨り潰されていく。可哀想。


当時を振り返ってみれば、この辺りは「ジャブ」であった。
牽制のためではない。
「今からお前のことを全力で殴るから、本気の一撃を外さないために軽くいれて距離を測るね」
というシナリオからのジャブ【宣告】である。
照準をつけていると言い換えても良いだろう。
だが……カプが! 気になるカプが次々投入されるせいで、畜生!!

第三節 魔女裁判ってガチでやるんですか?
魔女裁判が開始されてしまった……
こんなに可愛い女の子しかいないのに、女の子同士で吊し上げを行うんですか? どうしてそんなことするんですか?

ほぼ何も分からないが、頭脳戦を扱う小説を書いた作家として、いちおう戦ってみる。
以下はその時の推理(考察)である。
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審問が開始されちゃった……
犯人なんてわからない
まったくわからないけど、頭脳戦を扱う小説を書いた作家として、考えるだけは考えてみるよ!
⬜︎証拠品候補から
⚪︎現場に傷がある→浮遊の魔法ではない?
⚪︎凶器は矢→ただ、ボウガンが分解されてるから正規の使い方ではたい?
⚪︎ほうきと機械(絵からしてボウガン)が分解されている→組み合わせた?戻せなくなった?
⚪︎塗料の「木材に付着すると洗い落とせない〜」→木材の使われ方を証明する?タイミングかも……
⚪︎血のついたリボン→塗料もついてる。これが使われて、殺人が行われた?
うーん? 核心に至る情報がないぞな?
組み合わせ武器をつくるか、魔法で突き刺したか? 射出の魔法とか? でもそんな初出し情報で殺すかな……シェリーの腕力? 投げた? 刺さるか? それなら石投げるか?
わからないから、キャラクターからメタ読みもやってみよう。
⬜︎キャラ
エマ→主人公が犯人展開やるにしても、後半やクライマックスでやりたいからたぶんない。
ヒロ→死亡。死が偽装だときても、エマと同様の理由でない。
アンアン→洗脳の魔法は怪しさある
ノア→被害者
レイア→瑕疵がない、カッコいい
ミリア→私が推してるからナシ
マーゴ→怪しすぎてナイ
ナノカ→リボンが怪しすぎてナイ、後で役割(ギミック)ありそう
アリサ→怪しくさせようとしてるのに好感度も稼がれてる。トラブルメイカーは使いやすい。まだ使いたいから、ここでは殺さない気がする。焼却炉使うとこで疑われそう。
シェリー→アホすぎてなさそうだけど一周回ってありそうだけどエマと一緒にいる時間が長いのよね
ハンナ→疑われすぎててナイ。つーかハンナに誘導しようとする流れが怪しい。ハンナに押し付け気味なのはレイアとココか?
ココ→この子はわかんない。底辺配信者で「アーティストに嫉妬」という動機が作れるが、そういう動機の作り方をするのに「魔女の殺人衝動」なんて設定入れるか?
メルル→私が推してるからナイ。シスター系を殺すならここじゃないはず。もっと映えるようにやるはず。
⬜︎結論 わかんない
動機が必要なく、魔法でロジックを越えられてしまうので、これ以上推理できない
キャラからメタ読みするなら、対立軸のあるとこが怪しくて、レイア、マーゴ、ココあたり?
シェリーも狂気が強すぎてわかんない……シェリーもあるかも? アンアンも魔法強すぎる。
この5人の中の誰か……なのお????
ーー神代に電流はしる!!
「魔法」をギミックに入れてるのに、魔法が明かされていないのに殺さないのでは?
↓の魔法がわかっている
⚪︎アンアン 洗脳
⚪︎レイア 魅了
⚪︎シェリー 怪力
⚪︎アリサ 着火
⬜︎大結論
犯人候補 一位:レイア →対立軸+魔法が判明しているから
二位→アンアン →洗脳が強すぎてなんでもできるから
三位→シェリー →狂気が強くて行動が読めない
対戦、よろしくお願いしまああああああす!!!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
おお……お前頑張ったな感がすごい。
そして結果は……
――まさかの的中

推理小説や漫画で、名探偵が犯人を当てるけど嬉しくないって場面よくあるじゃないですか。
ソレです。
当たってもなにも気持ちよくありません。
事件を未然に防げなかった後悔ばかりが残ります。
あと私の考えた最強のカプの中核「レイアちゃん」が吹き飛びました。私は何を信じ誰を愛して生きていけばよいのですか?
ミリアちゃんがいまとても可愛いのですが、これは奪われる前振りなんですか?
ちなみに一話終了時点で、まのさば全体への考察を行っている。

以下、考察の全文である。
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いま一つ目の審問が終わったとこなんだけど、備忘録的に疑問を列挙する
・は自分の感情 →は感情をメタ認知しての感想
・エマの過去回想おかしくない?
→筆者が読者になにかを隠してる?
・ヒロが正義史上でエマをいじめてたのなら、エマは黒幕じゃない?
→そんな簡単などんでん返し使うシナリオじゃない気がする
・エマに話しかけてきてるの誰?
→ここめちゃくちゃ臭い。善悪はともかく原因が配置されやすそう
・ヒロの扱い雑すぎない?
→幼馴染でいじめの主犯をあの切り捨てはない。エマとヒロで、見えてない要素ある?
・なんで島なの? なんで昔から魔女を集めてるの?
→この行為を行う「誰か」だけ、視点か時間軸おかしくね? 主体が「国」で目的が「処分」なら、魔女化させる必要はない。だから「誰か」は個人で黒幕
・「私」が気になったキャラが順にボロボロにされ、「私」の情緒も破壊された。シナリオライターの腕が極めて良い。ご都合主義なキャラが怪しくない?
→シェリー(協力的な名探偵)、メルル(システム解説、審問補助)、こいつらほんとに味方か?
・レイアの件から「トラウマ」が魔法と動機に関係する世界なのがわかった →トラウマが「見えない」キャラの怪しさが増す
・13人いて、2人ずつ死んでいくなら、5回目の審問で残り3人になる
→エマ、黒幕、誰かの組み合わせになる。このメタ認知を突破(大どんでん返し)するためには、「14人目」又は「蘇り」、「エマが闇落ちを思い出す」あたりが臭い。
・やっぱり13という数字が怪しい
→魔女裁判からはキリスト教を想起するが、13は不吉。ユダがいる?
・ユダ(裏切り者)がいるならキリスト(救世主)は誰?
→メルルは修道女モチーフだから違う。モチーフに合致するのがいない。最初に死んだヒロが蘇る? 怪しすぎるマーゴ?
・死体に触らせないのおかしくない?
→シナリオ上で誰かの死を偽装する気ってこと?
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果たして結果はどうなるのか。
この時、私はすでにまのさばに夢中であった。
(第二話へ続く)