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力みは“弱い場所で”生まれる|臨床note ③



    身体や動きを長年見ていると、ある共通点に気づきます。

    それは、
    力みは「弱い場所」で生まれるということです。

    ⸻

    人は、それぞれ身体に
    うまく使えない場所があると

    どこかしら別の場所を使って補おうとします。

    例えば、
    股関節が動かないと、腰が頑張る。
    背骨が動かないと、肩が頑張る。
    呼吸が浅いと、首や胸が頑張る。

    そして頑張っている場所は
    一見「強そう」に見えます。

    でも多くの場合、そこは代償です。

    本来働くべき場所が
    眠ったままだからです。

    ⸻

    臨床では、頑張っている部分自体を

    「ここを緩めましょう」

    と言われることがあります。

    もちろんそれが必要な場面もあります。


    けれど、

    力みの原因は
    その場所ではないことが大半です。

    働くべき場所が動き出すと、
    代償動作は自然に休まり、やがて静かになります。

    ⸻

    身体はとても正直です。

    無理に代償動作を止めようとすると、
    別の場所でまた力みます。

    体はいつも全身で動くことを基本として、
    絶えずリカバリーしているから
    それは当たり前のこと。

    だからまずは、

    本質的にどこが働いていないのかを、
    よく観察し、内力を分析します。


    それは、力みは原因ではなく、
    結果であることが多いからです。

    ⸻

    力みが抜ける瞬間があります。

    それは、

    身体の中の状態が
    本来の動きに戻った(近づいた)ときです。

    代わりに頑張っていた場所が、
    ようやく休める瞬間。

    身体はそのとき、
    少しだけ安心します。

    ⸻

    力みを取る方法は
    ひとつではありません。

    でも多くの場合、

    本来動くべき場所が
    静かに動き出したとき
    身体は自然に変わります。

    全身の稼働率が高まるほど、
    力みは“頑張ること”ではなく、
    必要な働きへと変わっていきます。




     
     
    呼吸と身体の専門家|臨床もうすぐ30年 身体を通して、人生の見え方を変える。 呼吸・感覚・無意識から、自分の主導権を取り戻すためのnote。 初めての方へ ▶ 身体を知るための3つの入口 https://note.com/labo402/m/m921dacd5f7fa

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