
すぐに役立つ答えより、長く使える問いを。
今すぐに使える。
短期間で結果が出る。
すぐに変化を実感する。
そう言われると、
とても魅力的に見えます。
時間も手間もかけず、
答えにたどり着けるからです。
でも、
すぐに役立つものほど、
すぐに役立たなくなる。
そんなこともあると思っています。
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例えば、
新しいアプリの使い方。
便利な機能。
仕事を効率化するテクニック。
覚えた瞬間から使えるものは、
確かに便利です。
それまでの常識を変えたり、
不便さを、
一気に解消してくれることもある。
でも、
環境が変われば、
使えなくなることもあります。
昨日までの正解が、
アップデートひとつで、
古いやり方になる。
役立つ場所が明確なものほど、
その場所がなくなったとき、
役割も失いやすい。
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反対に、
すぐには役立たないものがあります。
すぐに結果も出ない。
すぐに形にもならない。
考えること。
よく観察すること。
細かく感じること。
自分で試して、
失敗して、
もう一度考えること。
一見すると、
遠回りです。
答えだけ教えてもらった方が、
早いし、
楽です。
でも、
答えそのものではなく、
答えにたどり着く過程を身につけると、
環境が変わっても、
また自分で考えることができます。
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身体も、
同じです。
肩が痛い。
腰が痛い。
身体が重い。
そんなとき、
「これをやれば楽になります。」
「これを塗れば楽になります。」
「これを飲めば楽になります。」
という方法は、
とても分かりやすい。
実際に、
それで楽になることもあります。
それ自体が、
悪いわけではありません。
でも、
身体は毎日変わります。
疲労。
睡眠。
呼吸。
気分。
昨日と今日は、
同じではありません。
だから、
同じ方法が、
いつも同じように役立つとは限らない。
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僕は、
方法を覚えること以上に、
自分の状態を感じられることを、
大切にしています。
今日は、
どこに力が入っているのか。
呼吸はどうなのか。
昨日と何が違うのか。
動いたあと、
どう変わったのか。
そこを自分で観察できれば、
覚えた方法が使えなくなっても、
また自分で道を探せます。
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知識も、
同じなのかもしれません。
知識は古くなる。
技術も変わる。
常識も変わる。
正解だと思っていたものが、
数年後には、
変わっていることもあります。
しかも今は、
その変化が速い。
だから、
何を知っているかだけではなく、
どう考えるのか。
どう確かめるのか。
どう疑うのか。
そして、
必要なら、
どう手放すのか。
そちらの方が、
長く役立つことがあります。
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すぐに役立つものを、
否定したいわけではありません。
困っているときには、
すぐに役立つ答えが、
必要なこともあります。
ただ、
答えばかりを集めていると、
環境が変わるたびに、
また新しい答えを、
探さなければならなくなる。
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すぐには役立たない。
だからこそ、
時間をかけて身につける。
考える力。
感じる力。
観察する力。
自分で選ぶ力。
これらには、
決まった使い方がありません。
だから、
環境が変わっても、
簡単には古くならない。
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すぐに役立つ答えより、
長く使える問いを持つ。
答えが変わっても、
自分で考え直せる。
僕は、
そちらの方が、
これからの時代には、
ずっと強いと思っています。
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→はじめての方へ|身体を知るための入口
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