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あなたの身体の「補欠メンバー」を招待しよう


    ※ この文章は、僕が身体を扱うときに
    いちばん大切にしている視点を書いたものです。


    ── 稼働率100%のチームをつくる方法

    「腹筋を割りたい」
    「背筋を強くしたい」


    私たちはどうしても、
    目立つ筋肉=エースばかりに注目してしまいます。

    でも、もし
    チームの勝敗を本当に左右しているのが
    「サブメンバー」の動きだとしたら──

    少し、見方が変わるかもしれません。

    ⸻

    エースの不在ではなく、補欠の不在


    私たちの“身体”というチームには、
    約600もの筋肉が所属しています。

    多くの人が抱える
    「痛み」や「疲れ」の原因は、
    エース(大きな筋肉)の筋力不足ではありません。

    これまで一度も試合に出たことがない、
    名前すら知らない、サブメンバーが多すぎることです。

    • 足裏で黙々とバランスを取っている筋肉
    • 背骨や呼吸を本来なら調整している筋肉
    • 名前も知らない意識したこともない腕の小さな筋肉

    彼らが眠ったままなので、
    腹筋や背筋といったエースたちは
    本来以上の仕事を背負わされます。

    それはまるで、中盤が機能していない
    サッカーチームのように。


    今あなたが感じている「痛み」や「不調」は、
    サボっているメンバーの代わりに
    頑張りすぎたエースの“悲鳴”かもしれません。

    ⸻

    「鍛える」のではなく「思い出す」


    チーム全体を変えるのは、
    エースのさらなる特訓ではありません。

    サブメンバーを、試合に招待すること。

    要するに機能させれば良いのです。


    ここで一度、
    「鍛える」という感覚を脇に置いてみてください。

    本来、身体は全身(全員)が
    連携して動くように設計されています。


    やるべきことは、能力を足すことではなく、

    忘れてしまった連携を思い出すことです。

    ⸻

    測定できないからこそ始まる「対話」


    自分の身体の稼働率が
    今、何%なのか。

    それを正確に数値化するのは、
    簡単ではありません。

    でもそれは欠点ではなく、
    伸びしろです。

    数字が見えないからこそ、
    私たちは身体と対話できます。

    「今、足の裏の感覚はあるかな?」

    「呼吸をしたとき、動いていない肋骨はどこだろう?」

    この問いかけそのものが、

    休眠中の控えメンバーへの招待状になります。

    “意識”というスポットライトが当たると、
    彼らは思い出します。

    「あ、自分の番だ」と。

    ⸻

    【最初の一歩】
    控えメンバーを招待する「点呼」のワーク


    筋トレを始める前に、
    まずはチームの点呼から。

    🪑 椅子に座ったままできる「足裏の点呼」

    1. 靴を脱ぎ、両足を床にピタッとつける
    2. 親指の付け根・小指の付け根・かかとの「3点」を感じる
    3. 土踏まずや足指の節々に、じわっと体重が広がるのを待つ
    4. 「あ、ここも床に触れている」と感じたら合流の合図
    5. そのまま足の指で「グー・チョキ・パー」

    これだけで、
    立ち上がったときの安定感が
    変わる人も多いはずです。

    ⸻

    結びに|最強のチームは、あなたの中にいる


    「もっとパワーを」
    「もっと筋肉を」

    外側に求める前に、
    内側にいるメンバー全員に
    一度、声をかけてみてください。

    稼働率を高めるとは、
    全員を信頼し、役割を与えること。


    それは、
    身体を本来のチームプレーに戻すプロセスです。

    全員が参加し始めたとき、
    動きは自然に、そして強くなります。

    —— 身体は、ひとりでは動いていない。



    今日、
    あなたはどのメンバーに
    声をかけますか?

    ⸻


    よかったら
    他のマガジンものぞいてみてください。


    ▶ はじめての方へ|身体を知るための3つの入口


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    生き方の癖を読み解く記事はこちらへ。
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    →【呼吸と身体の哲学】


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    臨床の現場の話を読みたい方
    →【臨床ノート・身体が語る構造】

     
     
    呼吸と身体の専門家|臨床もうすぐ30年 身体を通して、人生の見え方を変える。 呼吸・感覚・無意識から、自分の主導権を取り戻すためのnote。 初めての方へ ▶ 身体を知るための3つの入口 https://note.com/labo402/m/m921dacd5f7fa

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