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お題で書きはじめるnote企画|「月を見る」 #はじめてのnote #ショートショート 其の二

    月を見る。そこに彼女はいるのか?

    遠い昔、嫦娥(じょうが)という仙女が不老不死の薬を飲んで月に渡った。そこでヒキガエルになったのだという。その後、それに加わったウサギとともに、不老不死の仙薬を作っているという伝説が伝えられている。

    我々日本人にはウサギしか見えない気がするのだが、カエルの方はどうなったのだろうか?

    そこで我々取材班は、民間の探査機で月に突撃取材を試みることにした。

    予定通り月面に無事着陸することができたが、周りには目立ったものは何もなく、何の手がかりもなかった。

    数日後、ようやく発見したのは「臼」だった。これはウサギが餅か仙薬を突いていたものなのだろう。杵も見つかったが、かなりすり減っていた。

    帰還予定日となり、後ろ髪をひかれながら取材班は地球に戻った。そして、臼と杵を研究所で詳細に調べた。

    その結果、ヒキガエルらしきものの皮膚の痕跡が残っていることがわかった。仲間割れの結果なのだろうか?

    先だって、中国の月面探査機「嫦娥6号」が月の裏側の石を地球にもたらした。その際に月の裏側に隠れていたウサギを連れて帰ってきた、という噂が流れている。

    嫦娥の夫である后羿(こうげい)は、10個の太陽のうち9個を射落として、人類を救った。そのときに褒美に賜った不老不死の薬を奪ったことを人民は何千年経っても許せなかったらしい。そこで月に暗殺者であるウサギを送り込んだという筋書きが浮かび上がる。

    今夜は中秋節。みな月を見る。しかしそこには杵を持ったウサギの姿はない。


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    日月

     
     
    元中国語翻訳者。今や「世界の嫌われ者」になってしまったアメリカ。日本はその子分としてこのまま中国と敵対していけばどうなるのか?まずは相手を知ることが大切です。みなさんと一緒に「今日の中国」をウォッチしていきたいと思います。※本noteはアフィリエイトを利用しています。

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