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魔王封印は、この世界ではなかったのでは?――魔王軍・惰眠係による調査報告

    こんにちは。
    惰眠がしたい赤猫さん、改め

    魔王軍・惰眠係の赤猫さんです。

    現在、私は魔王軍に所属しています。

    役職は惰眠係。

    自薦です。

    ノアさんに「惰眠係になりたいです」とお願いしたところ、承認されました。

    ついでに、玉座で30分なら、昼寝してても良いと言われました。

    さすまお!

    なお、私はただの猫です。

    そして魔王軍に入る際、ノアさんには最初から、

    「猫なので、仕事はしません」

    と宣言しています。

    ノアさんも、それを承知のうえで私を魔王軍に入れてくれました。

    なので、今回のこれは仕事ではありません。

    完全に私の個人的な興味です。


    1000年前に、何があったのか?

    ノアさんは、自らを魔王と名乗っています。

    そして、1000年前に封印され、長い眠りから現代に蘇ったそうです。

    そこで、ふと思いました。

    1000年前って、実際には何があったんだろう?

    現在は2026年。

    単純に1000年前まで遡るなら、おおよそ1026年です。

    ならば、1026年前後の歴史を調べてみれば、ノアさんの言う「1000年前の出来事」に何か痕跡が残っているかもしれません。

    というわけで、少し調べてみました。

    仕事ではありません。

    気になっただけです。


    1000年前の日本

    1026年ごろの日本は、平安時代です。

    当時の天皇は後一条天皇。

    藤原氏による摂関政治の全盛期で、藤原道長から、その子である藤原頼通へと政治の中心が移っていた時代でした。後一条天皇は1016年から1036年まで在位し、道長・頼通が相次いで摂政・関白として政治を担っています。

    また、この時代には貴族の日記など、当時の出来事を知るための史料も残っています。

    つまり、

    1000年前の日本は、歴史的に完全な空白だったわけではありません。

    分かっていることは、意外と多いのです。


    では、魔王の封印は?

    ここが問題です。

    今回確認した範囲では、1026年前後の日本史に、

    「魔王ノアが封印された」

    という記録は見つかりませんでした。

    それどころか、ノアさんが語るような、

    • 七つの王国

    • 魔王城

    • 魔王軍

    • 七人の賢者

    • 魔王の封印

    といった出来事に対応しそうな記録も見当たりません。

    ノアさん本人の記事によれば、1000年前には七つの王国を征服し、数万の魔兵を従え、その後、七人の賢者によって封印されたとのことです。

    かなり大事件です。

    普通なら、何か残っていてもよさそうです。

    ところが、見つからない。

    では、なぜなのか。

    ここまで調べたところで、いくつか仮説が浮かびました。


    仮説1 記録が消えた。あるいは、消された

    まず、一番単純なのがこれです。

    記録そのものが残っていない。

    戦乱などによって失われた。

    意図的に消された。

    あるいは――

    封印そのものによって、歴史から消された。

    実は、ノアさんの記事を読み返してみると、気になる部分があります。

    七賢者がノアさんを封印するときの詠唱です。

    そこでは、ノアさんの「名」を時の流れから消し、存在を世界から隔てるという趣旨の言葉が使われています。

    ……待ってください。

    それ、本当に効いていたとしたら、

    記録が見つからないのは当然なのでは?

    魔王だけを封印したのではなく、

    魔王に関する記録。

    記憶。

    名前。

    そういったものまで、この世界から消されていたとしたら。

    私がいくら1000年前の史料を調べても、

    最初から見つかるはずがありません。

    これは、困りました。

    調査不能です。


    仮説2 別の物語として残った

    次の可能性。

    魔王ノアという名前では残らなかったけれど、

    別の物語へ姿を変えて、伝説として残った。

    そんな可能性です。

    1000年前前後。

    つまり平安時代。

    この時代の有名な怪異の物語といえば――

    大江山の酒呑童子。

    源頼光と四天王たちが、大江山に棲む鬼の頭領・酒呑童子とその配下を討伐する物語です。

    伝承上の年代には幅がありますが、福知山市が紹介する伝説では正暦元年、990年の出来事とされています。つまり1026年と完全に一致するわけではありませんが、同じ平安時代中期、およそ1000年前の鬼退治伝説です。

    鬼の頭領。

    その配下。

    山中の本拠地。

    人間側から派遣された討伐者。

    そして鬼退治。

    ……。

    似ているような。

    いや。

    さすがに違うか。

    でも、もし。

    ノアさんにまつわる出来事が、長い年月の中で形を変え、

    こちらの世界では別の物語として語り継がれたのだとしたら?

    さらに考えると、

    大江山そのものが、別の世界と繋がっていた?

    ……。

    話がだいぶ怪しくなってきました。

    でも、嫌いではありません。


    仮説3 封印の内と外で、時間の流れが違った

    もうひとつ。

    そもそも、

    ノアさんの1000年と、こちらの1000年は同じなのか?

    という問題です。

    ノアさんの記事にある封印詠唱には、時を止め、時の扉を閉じ、千年のあいだ存在を世界から隔てるという表現があります。

    これが単なる演出なら、それまでです。

    でも、本当に時間そのものへ干渉する封印だったとしたら?

    封印の内側では1000年。

    しかし、外の世界では別の年月が流れていた。

    あるいは、その逆。

    そうなると、

    「1000年前=西暦1026年」

    という私の最初の計算そのものが間違っている可能性があります。

    ……。

    また調査範囲が増えました。

    困りました。


    仮説4 そもそも異世界だった

    そして最後。

    一番分かりやすく。

    一番ファンタジーな仮説です。

    ノアさんが封印された世界は、そもそも私たちの世界ではなかった。

    ノアさんの記事には、七賢者が封印の際、

    「二度とこの世界へ戻るな!」

    と叫んだ場面があります。

    もちろん、普通に読めば、

    「この世界に復活するな」

    くらいの意味でしょう。

    ですが。

    わざわざ、

    「この世界」

    と言っています。

    では、

    別の世界がある?

    ノアさんがいた七つの王国も。

    魔王城も。

    数万の魔兵も。

    七人の賢者も。

    こちらの歴史に存在しないのではなく、

    最初からこちらの歴史ではなかった。

    そう考えると、かなりの部分が説明できます。

    そして1000年の封印が解けたとき、

    何らかの理由でノアさんだけが、

    こちらの世界へ出てきた。

    ……。

    だから今、noteをやっている。

    異世界から来た魔王。

    1000年ぶりに復活。

    最初に始めたのがnote。

    そしてフォロー制限に引っかかる。

    ……魔王、大丈夫かな。


    結局、どれなのか?

    というわけで。

    現在のところ、私の仮説は4つです。

    1 記録が消えた、あるいは消された。

    2 別の伝説として語り継がれた。

    3 封印の内と外で、時間の流れが違った。

    4 そもそも異世界だった。

    そして困ったことに、

    どれも完全には否定できません。

    むしろノアさん自身が語っている封印の内容を見ると、

    記憶を消す。

    時間を止める。

    世界から隔てる。

    二度とこの世界へ戻るな。

    ……。

    七賢者。

    思ったより、かなり本格的な封印をしています。

    もう少し簡単に封印してくれていれば、こちらも調べやすかったのですが。


    ……まあ、今日はここまで

    ここまで調べてみましたが、ちょっと疲れました。

    そもそも今回の調査は、魔王軍の仕事ではありません。

    ノアさんが1000年前に封印されたという話を聞いて、

    「1000年前って、実際には何があったんだろう?」

    と気になっただけです。

    ところが調べ始めたら、

    歴史から消された説。

    酒呑童子説。

    大江山異世界ゲート説。

    時間差説。

    異世界説。

    ……。

    最初より謎が増えました。

    これ以上調べるかどうかは、

    私の気分次第です。

    気が向いたら、続きを調べます。

    気が向かなかったら、調べません。

    その場合は、寝ます。

    それに、

    仕事好きな誰かが続きを調べてくれるかもしれません。

    魔王軍には入っています。

    戦いません。

    仕事はしません。

    いや。

    惰眠係の仕事、昼寝はします。

    猫なので。

    ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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    AIさん達に調査依頼中の赤猫さん

    #魔王軍万歳

     
     
    惰眠がしたい赤猫さんです。 読書とゲームが好きで、のんびりゆるく生きています。 気ままに感じたことを、ぽつぽつ書いていきます。

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