メインコンテンツへスキップ
見出し画像

AIゲーム制作は、こうやって小さく形にしていきます【AIゲーム制作の記録 #5】

    レジェンドです。今日も記事を開いてくださり、ありがとうございます。

    前回の記事では、ゲーム作りは「センス」よりも「順番」が大事だという話を書きました。

    バックナンバー↓↓↓

    #1

    #2

    #3

    #4


    まずは作りたいゲームを思い描く。次に、遊べる状態まで形にする。そのあとで、見た目や気持ちよさを足していく。今回は、その流れを実際の例で書いてみようと思います。

    最初にやることは、AIに伝えることです。

    「AIを使ってゲームを作る」と聞くと、何か特別なことをしているように感じるかもしれません。でも、やっていることは意外とシンプルです。

    僕が実際にゲームを作るとき、最初にやることはたった一つ。「どんなゲームを作りたいか」をAIに伝えることです。今回は、ティッシュ字検定ゲームを例に、その流れを書いてみます。

    とはいえ、ひとつ正直にお伝えしておきたいことがあります。ティッシュ字検定ゲームを作ったときの細かい手順は、もうあまり覚えていません。でも、ひとつだけはっきり覚えていることがあります。それは「最初から全部作ろうとはしなかった」ということです。

    最初に目指したのは、完成版ではありません。まずは、「ティッシュの上に文字が書ける」、ただそれだけの状態を作ることです。

    まずは土台だけを作りました

    実際に最初にティッシュ字検定ゲームを作ったときは、ChatGPTを使っていました。ただ、今回はその流れをわかりやすくお見せするために、Gemini 3.1 Proを使って進めていきます。

    まず最初に、Gemini 3.1 Proへ、こんなふうにお願いしました。

    ティッシュに文字を書くことをモチーフにしたブラウザゲームを作りたいと考えています。
    ブラウザで遊べるコードを生成してください。
    ファイルはひとつにまとめるようにお願いします。

    画像
    実際にプロンプトを打ち込んだ例


    これだけです。かなりざっくりしています。でも、最初はこのくらいで十分です。この段階では、細かいルールや演出まで全部決める必要はありません。まずは、ゲームの土台が動くかどうかを見るためです。

    すると、Geminiは1分もかからないうちに、ゲームの土台になるコードを返してくれました。

    画像
    Geminiが作ってくれたコードの一部

    画像
    Geminiが作ってくれたコードの一部2

    とはいえ、コードが表示されているだけではゲームになりません。実際に遊べるようにするには、まずこのコードをエディタに貼り付けて保存し、ブラウザで開いてみる必要があります。

    今回はVS Codeというエディタを使って、コードを貼り付けます。

    画像
    VS Codeのトップ画面
    画像
    VS Codeに張り付けたコード
    画像

    VS Codeにコードを貼り付けたら、あらかじめ作っておいたフォルダの中に、index.html という名前で保存します。

    画像

    これで、index.html をクリックすると、ティッシュ字検定ゲームを動かすことができます。。

    では、さっそくどんなゲームになったか動作を確認していきます。

    画像
    画像

    ティッシュをモチーフにした白いキャンバスに、自由に文字が書けるゲームになっていました。書くたびにスコアが加算される。まずは、そんなシンプルな土台ができたのです。

    ただ、これでは「書ける」だけで終わってしまいます。そこで次に、ルールを足していくことにしました。あらたに、Geminiにこう頼みました。

    文字に何を書けばいいか30問のお題をコードに追加してください、またティッシュが破れるギミックをシビアにしてください。

    画像
    Geminiが修正してくれました

    すると、Geminiはすぐにコードを修正してくれました。実際に動かしてみると、お題が表示され、そのとおりに書いていくとポイントが加算され、書き終わったら次のお題へ進めるようになっていました。さらに、強く書きすぎるとティッシュがビリッと破れる、あの緊張感も加わりました。

    画像

    最初の「ただ書けるだけ」の土台が、ここまでで「お題に挑戦して、破れないように書く」という、ちゃんと遊べるゲームになりました。やったことは、ざっくり頼んで動かし、足りないところを足しただけです。

    エディタが難しければ、Gemini Canvasでも作れます

    上記の例は、Geminiで作ったコードをVS Codeというエディタに貼り付けてゲームを動かすという方法を解説しましたが、VS Codeのインストールに戸惑う方もいるかもしれません。

    その場合は、GeminiのCanvas機能を使ったゲーム作りをされてみて欲しく思います。

    まずは、Geminiにアクセスしてください。 そして、GeminiのCanvas機能を選択し、Gemini 3.1 Proを選んでください。

    画像

    例えば、宇宙船でエイリアンを倒す横スクロールシューティングゲームを作りたいとします。


    【宇宙船でエイリアンを倒す横スクロールシューティングゲームを作りたい】とそのままGeminiのCanvas機能を選択し、3.1Proを選んでプロンプトを打ち込みます。

    画像
    プロンプトを打ち込む

    すると、ゲームをつくりはじめます。

    画像

    完成したゲームがこちら↓↓↓

    画像
    そのまま画面上で遊べます

    そこから、敵の種類を増やしてとGeminiに頼むと敵のバリエーションを増やすことができます。

    画像
    「敵の種類を増やして」と頼んだあと

    また、機体をパワーアップさせるアイテムを登場させてとGeminiに頼むと、パワーアップアイテムが出現します。

    画像
    追加された仕様をGeminiが説明してくれます
    画像
    パワーアップアイテムが出現するようになりました

    さらに、Gemini Canvas機能はお子さんの学習ゲームを作るのにも有効です。


    ゲーム作りは、足し算で進めればいいです

    こんなふうに、AIゲーム制作は小さな足し算で進められます。

    ステップ1
    まず、どんなゲームを作りたいかをざっくり決めます。

    ステップ2
    AIに「こんなゲームを作りたい」と指示します。

    ステップ3
    実際に動かしてみます。

    ステップ4
    物足りないと感じたら、少しずつルールを足していきます。

    この流れで、少しずつ形にしていくことができます。

    最初から完璧なゲームを作ろうとしなくて大丈夫です。

    まずは動くものを作ってみる。

    そして、そこに少しずつ「面白さ」を足していく。

    僕がAIでゲームを作るときにやっているのは、結局この積み重ねです。

    ゲームを作れたことで、人生が少し変わりました

    こうやってゲームを作れるようになったことで、僕の人生は少し変わりました。

    その前は、こんな毎日でした。家と会社の往復だけで疲れてしまい、希望や夢もなくヘトヘト。会社でも仕事が特別できるわけではなく、自分に自信がありませんでした。これといった趣味もなく、休みの日は家に引きこもってYouTubeを見ているうちに一日が終わっていました。

    毎日同じことの繰り返しで、「このままでいいのかな」とぼんやり思っていました。SNSを見ると、何かを作っている人がまぶしく見えます。自分には特別な才能もない。何か新しいことを始めたいと思いながら、結局何もできずに時間だけが過ぎていきました。

    でも、AIでゲームを作るようになってから、少しずつ変わっていきました。作ったゲームを遊んでもらえるようになり、「すごい」「面白い」と言ってもらえること感想をもらえることが増えたのです。そのおかげでゲームを作ることが趣味になり、生きる活力が生まれました。SNSで新しいつながりも増えたのも嬉しかったです。

    もちろん、人生が急に全部変わったわけではありません。でも、自分の中にひとつ「作れるもの」ができたことは、とても大きかったです。

    一度だけでも、作ってみてほしいです

    だからこそ、僕は思っています。

    新しいことを始めたいけれどきっかけが見つからない人、毎日が仕事と家の往復で少し物足りない人、ゲームは好きだけど「作る側」になったことはない人。そんな人に、一度だけでもいいので、ゲームを作ってみてほしいと思っています。

    そして、できればもう少し広い意味でも届いたらうれしいです。学校や勉強がつらくて家にいる時間が長い子や、お子さんとのことで悩んでいる親御さんにも、自分でゲームを作って遊んだり、人に遊んでもらったりする体験は、思っている以上に面白くて、心が動くものだと伝えたいです。

    ゲームを作るというと、大げさに聞こえるかもしれません。でも、最初は本当に小さくていいです。画面に文字が出る。ボタンを押したら動く。点数が増える。それだけでも、自分で作ったものが動く体験は、かなりうれしいものです。

    ひとりで始める不安もあると思います

    ただ、ここまで読んでくださった方の中には、こう思った人もいるかもしれません。「考え方はわかったけど、自分ひとりで本当にできるだろうか?」

    僕も、最初はそうでした。AIに聞けばコードは出てきます。でも、何を聞けばいいのか。どこから作ればいいのか。エラーが出たらどうすればいいのか。そういう部分で、手が止まることもあります。

    だから今回、誰でも同じようにゲームを作れるよう、この流れを「あるかたち」にまとめました。

    それが何なのかは、次の#6で明かします。

    それでは#6でお会いしましょう!

    最後までお読みいただきありがとうございました!


    あなたへのおすすめ